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アメリカの歯医者の費用に驚愕!親知らずを抜いてみた。

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  こんにちは、初めまして^^テキサスの大学で国際政治的なのを勉強しながら語学学校で働いてるKaoriです。サンフランシスコとかバークレーとか、私の住んでいる町はそんなfancyな所ではないけれど、どこもやっぱり住めば都。いや都は言い過ぎだけど すごく平和なaka学生の町で暮らしています。ところでみなさん、

アメリカに来る前に親知らず抜いてきましたか?まだ少ししか生えてないからといってほっといていませんか?

もしそうでしたら一時帰国中またはこっちに来る前に日本で抜歯してくることをお勧めします。ということで、今回はアメリカでの親知らず抜歯体験談を書こうと思います。

私の場合、ちょうど日本から帰ってきた2週間後に急に生えてきました。笑 歯の保険を持ってないのと学校の課題に追われてたのとなによりも痛いのが嫌いなのとで、とりあえず半年放置。夏になり、暇な時間ができたし痛くなりそうな予感がしたのでそろそろ歯医者行かなきゃな〜と抜歯を決意。

ということで、電話で検査とレントゲン、その他の説明のために初回のアポイントを取る。

検診。


当日行くとそんなに待たされる事もなくすぐに呼ばれ、レントゲンを取り、ドクターに一通り抜歯の方法と過程を説明される。ちなみに私は痛くなりそうな予感がした左上と、昔ちょっっっっとだけ生えてきてから成長が止まった右下と、まったくまだ生えてきてない右上の計3本を抜こうと思ってました(左下は日本で抜歯済み)。なんせアメリカの抜歯は全身麻酔なので(これ最初は信じられなかった!)、いっぺんに抜いたほうがお得だそう。


初回のお会計、診察とレントゲンで、192ドル ( 約2万円位 )

。。。高い。日本だったら数千円で済むのに。まあ保険ないしこれくらい仕方がない。


そしてそして受付のおばさんが次回抜歯する時はこれくらいかかるからね 〜って見積もりの紙を持ってきたから見てみるとなんと、、、

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1992ドル ( 約20万円 )!!!!!!!

高すぎじゃない!!????

【見積書】
左上:277ドル
右下:452ドル
右上:526ドル
Decadron(これがなんだったかは不明):78ドル
全身麻酔:634ドル
お持ち帰りケアパック:25ドル


なにがそんなに高いのかって、全身麻酔で634ドルするのと、歯が歯茎に埋まってれば埋まってるほど高くなるみたい。いやいやこんな大金たかが親知らずに払えません。いや払えるけど払いたくない。だって私まだ学生だもん。

このお金で『日本の往復チケット&治療費払えちゃうから!』と完全な私事をおばさんにギャーギャー話してたらおばさんも困り顔。保険ないとこんなに高くなっちゃうのね。泣

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無理矢理、またドクター連れてきてもらって交渉した結果、全身麻酔じゃなくて普通の部分麻酔で一本だけだと、

302ドル ( 約3万円 )

で済むと発覚。やっぱりここはアメリカ。言えば安くしてくれるんじゃ〜ん。もやは全身麻酔なんて恐ろしくてしたくなかったから安くなって一石二鳥。結局、右下をプラスして、計2本を抜くことに。親知らず2本とケアパックもつけて、

754ドル ( 約7万6千円 )

結局、合計で上記払いました。




抜歯


この日も待たされることなく治療室に連れてかれる。部屋は完全な個室で手術感たっぷり(アメリカでは親知らずの抜歯も立派な手術)&緊張感たっぷりでした。脈拍をはかるあのピッピピッピいう機械をつけられて、助手のお姉さんとドクターとご挨拶。

さっそく麻酔うたれて口の感覚がどんどんなくなっていくと思ったら、ドクターとお姉さんが急におしゃべりになって私に話しかけてきた。しかも超どーでもいい事ばっかり。私しゃべれないのに。笑 後から聞いた話、これは患者が麻酔されてる事に集中しないようにわざと話しかけてくれてたらしい。優しい。

麻酔が完全に効き始めるのに10分くらいかかるから、ちょっと部屋出るねってドクターいなくなった瞬間に、心なしか呼吸が苦しくなる。やっぱりどんどん苦しくなるから無意識で胸に手を当てたら、


助手のお姉さん
どうしたの?なにか変な感じがする?ゆっくりでいいから喋れるかな?


く、くるしい、、、息しずらくなってきた、、、


助手のお姉さん
ちょっと待ってて!(速攻でドクター連れてくる)


ドクター
息が苦しいのは麻酔が効いてる証拠だから大丈夫。だいたい3割くらいの人が同じ症状になるからまったく珍しいことじゃないよ。大丈夫だから安心してね)


お、おーけー

で、ずっと呼吸が落ち着いてくるまでまたひたすら私に話し続けてくれたドクターとお姉さん。またまた優しい。

麻酔が効いてきたところで、いざ開始!ドクターがものっっっっっっっっっすごい圧力かけてゴリゴリゴリ。痛みはまったくなく10分もかからずに2本とも抜歯終了。なんだかものすごく呆気なかった。たぶんこの辺は日本と同じだと思う。ドクターとお姉さんにGood job, Kaori!と子供のように褒められ(もはやgood jobしてくれたのはドクターなのに)、お持ち帰りのケアパックと痛み止めの処方箋もらって自分で運転して帰宅。

手術後。


痛くなる前に!と思って、ケアパックの中に入ってたゼリーを急いで食べて処方された痛み止めを飲む。薬が効き始めるのに30分かかるからねと薬剤師さんに言われたちょうどその30分後…

なんだか頭がクラクラするな〜。体もフラフラして立ってられないな〜。あ、なんか息も苦しくなってきた。胃も気持ち悪くなってきたぞ。え、ちょっと待ってめっちゃ汗かいてきてる!うわ本格的に息できなしなんなのこれ〜〜〜〜クラクラクラと、生死をさまようかのような未知なる感覚と戦うも10分。だんだん症状が軽くなり、手と腕がじんじん麻痺したような感覚に陥りつつ正常に戻る。

その直後急激な睡魔に襲われ素直にお昼寝。お昼寝からは歯医者からの電話で起きる。またなんの用かと思ったら、

受付のおばさん
調子はどう?血はだいぶ止まってきたかしら?何かあったらいつでも電話してきていいのよ。念のために週末用の電話番号を教えておきましょうね。

優しい!アメリカではなかなかないホスピタリティ!麻酔の時に話しかけてくれたり、アメリカにある全部の歯医者がこうなわけではないだろうけど、日本の歯医者と比べてすごく患者のことを気にしてくれているんだなあと思いました。

補足:今回飲んだ痛み止めはHydrocodonというprescription drugです。中毒性があるみたいで娯楽として使っては車で事故を起こす人も少なくないんだとか。←グーグル先生より。他の痛み止めを持ってなかったので、意を決してその日の晩も飲んでみたけど少しフラフラする程度。その後も何回か飲んだけど、一回目のような症状にはなりませんでした。一回目に飲んだ量を半分にしておけばこうならなかったのかも?




ということで今回学んだこと。


全身麻酔なしで と交渉すると数百ドル安くなる。
まだ出てきてない親知らずは保険がない場合抜かないべき。
日本と比べて精神面のサポートのクオリティが高い。
処方される痛み止めには要注意。

日本は治療費が全国一律(保険内の場合)なのに対し、アメリカでは歯医者が個々に費用を決められます。今回は私の行った歯医者の費用を載せましたが、歯医者によって変わってくるのでご注意を。ちなみに私が今回行った歯医者はテキサスの何箇所かにあるグループの歯医者。Texas Oral Surgery Groupというところです。

これからアメリカで親知らずを抜くみなさん、good luck。

これを書いた人
kaori
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