東京駅には数えられないくらいのお土産屋があった。
山形行きの新幹線まで1時間あるので、かーちゃんの『鳩サブレ』を求めて彷徨うことにしたんだが、いつの間にか友人たちのお土産を探していた。
これぞ東京駅マジック。
東京駅のお菓子売り場が天国!!が、、罠にハマる。
アメリカ人たちにお土産を買うのはいいが、小麦粉を取らないグルテンフリーな知人が2人もいる。実にめんどくさいことになった。
最初の方は、『こんなにお土産屋あるんだから、グルテンフリーもそのうち見つかるさ!ハハハ。』
と軽い気持ちでワクワクさえしたのに、最後はお新幹線を逃しそうになるくらい命がけの難問だったのだ。
どこを回っても、店員に聞いても『完全グルテンフリー』の商品を見つけられなかった。
これぞ、東京いう街の孤独なのかもしれない。こんなにお土産があるのに、私は一つのお土産すらも見つけられない。なんて、孤独でダメ人間なんだ。。
東京という孤独に絶望しながら放浪者のようにグルグルしまくっていたら『東京ばな奈』だけは私を見捨ててはいなかった。
そうだ。『東京ばな奈』にグルテンフリーバージョンがあったのだ。
『まさかの和菓子の裏切り!!』おかきにも小麦粉が。。
今回一番ショックだったのは、和菓子からの裏切りだ。
ほとんどの和菓子には小麦粉が入っていた。まんじゅう、せんべいやおかきにも小麦粉が入っているし、もち粉100パーというのは全くなかったのだ。
特にせんべい専門店のおねーちゃんが、私のために原材料を細かくチェックしてくれたのだが、彼女も『えっ!おかきにも小麦粉入っています!!』と驚いていて、二人でびっくりしていたという。
これから期待したい『グルテンフリーお菓子』
結局、カーちゃんへの『鳩サブレ』しか買えなかった。
東京ばな奈のグルテンフリーもあったが、友人の中にビーガンもいて牛乳がダメだったことに気づいて、友人たちのお土産は全部見捨てることにした。
あれだけお土産があったのに『鳩サブレ』しか買えなかったという事実に、日本のカルチャーショックを隠せない。
お土産ひとつとっても、アメリカ人と日本人の求めるものってだいぶ違うんだな。としみじみ思うし、日本に観光に来ているアメリカ人たちは、私よりもグルテンフリー難民になっていると思うと、これだけお土産が多い中で、まだまだお土産の可能性はある気がする。