アメリカ人なら、誰でも知っている『マフィン屋のおじさん』の歌。
アメリカ人にとって、子供頃の思い出が一瞬で蘇る『避けては通れない歌』でもある。
そーーんな『マフィン屋のおじさん』の歌は、何人もの子供を殺していた殺人鬼を元に作られた歌だということが判明したのだ。ということで、この『マフィン屋のおじさん』のヤバさを調べてみることにしよう。
アメリカ人なら誰でも子供の頃に歌った『マフィンおじさんの歌』
まずは、『マフィン屋のおじさん』の歌を紹介しよう。完全にマフィンおじさんの陽気な歌である。殺人鬼要素は一ミリも感じない歌だ。
The muffin man, the muffin man?
Do you know the muffin man,
Who lives on Drury Lane?
マフィン売りのあのおじさんを知ってる?
マフィン売りのおじさんだよ、あのマフィン売りのおじさん
マフィン売りのあのおじさんを知ってる?
ドルーリー通りに住んでいるあの人さ
Oh, yes, I know the muffin man,
The muffin man, the muffin man,
Yes, I know the muffin man,
Who lives on Drury Lane.
そうだ。マフィン売りのおじさんを知ってるよ
マフィン売りのあのおじさんだよ、あのおじさんさ。
そう。あのマフィン売りのおじさんを知ってるよ
ドルーリー通りに住んでいるあの人だ。
『マフィン屋のおじさん』はシリアルキラーだった。
マフィンおじさんの歌にはモデルがいた。そう。それが『殺人キラーのマフィンおじさん』だ。
1589年から1598年の間に 15人の子供と7人のライバルのパティシエを殺害した罪で告発された男だ。イギリスで初めて記録された連続殺人犯でもある。
この男『フレデリック・トーマス・リンウッド』としても知られるマフィンマンは、リンウッドの犯罪については数多くの証言があるが、あまり記録は残っておらず、あるいは歴史上最も不気味なミステリーの 1 つともされいる。
子供も殺し、マフィンに入れ込んだという事件。
マフィンおじさんが存在した1950 年代のイギリスでは、自宅に生鮮食品を届けてもらうのが一般的で、マフィンも同じように配達されていた。当時、マフィンは、お菓子というよりもパンの感覚に近く、朝食にパンの代わりとして食べられ、収入の少ない労働者がよく食べていた安価でもあったのだ。
マフィンおじさんもその一人で、元のパン屋からマフィンとクランペットを持ってきて、家庭にマフィンを配達していた。特に彼のお店は、子供たちが訪れる人気のスポットで噂だったという。
しかし、実際、彼は子供たちを意図的にマフィンという罠で誘い込み、でかい木スプーンで子供を気絶させて子供達を殺害していたのだ。
『マフィンおじさん』の幼少期とトラウマ。
マフィンおじさんは、父親から虐待を受けていたという話がある。
マフィンおじさんの父親もパン職人であり、幼少期の頃から金属のヘラで殴られ、レイプまでされていたという証言もある。
そういう過去をもったマフィンおじさんは、15歳で地元のレイプ魔の仕事(当時レイプは犯罪ではなかったらしい)に就き、農民のレイプを禁止した20歳までレイプ(強姦)に携わる仕事をしていた。
その後、彼は名前をボブに変え、短期のリンゴ売りを始めた後、最終的には、父親から教えられたパン作りのスキルを元にパン屋をはじめマフィンを売っていたのだった。
子供達に、注意を呼びかけるために作られた『警告』だった。。
このマフィンおじさんの歌が作られたきっかけは、『マフィンおじさんに注意しろ!』という警告からの歌だったのだ。
『マフィン』で子供たちを誘惑し、結果的に殺してしまう手口。
子供たちが、このマフィンをおじさんに引っかからないように警告を出した歌が、今では誰しもが知っている歌として何世紀も歌いつながられているのだ。
ただ、今もマフィンおじさんが子供たちを記録した記録は見つからず、実際、この男が存在したことさえもわからないとされている。歌だけが残ったという完全なミステリー。