2023年10月9日、ロサンゼルスで日本人男性の旅行者が意識不明の状態で発見され、その後死亡した事件があった。
結局、死亡してしまった男性は、20代で日本人旅行者ということだけがわかったが、被害の詳しい経緯も調べられないまま事件性がないとして幕を閉じてしまった事件だった。
LAで身元不明のアジア人が意識不明で運ばれる。
DO YOU KNOW HIM? Unidentified man found with traumatic brain injury, Japanese currency in San Pedro https://t.co/QGzzIbXsc1 pic.twitter.com/UOxWae6G1X
— KTLA (@KTLA) October 11, 2023
事件があったのは、ロサンゼルスにあるサンペドロという街。ひとりの若いアジア人男性が意識不明の状態で倒れていた。
男性は、ハーバーUCLAメディカルセンターに搬送されたものの『外傷性脳損傷』を負っていて、かなり危険な状態。しかも、所持品は黒いバックの中に財布ぐらいで、身元の特定ができなかったのだ。
ようやく『日本人男性』と身元が判明。
男性は身元の特定がされないまま、一度も意識も取り戻すことなく5日後に死亡。その後、2週間が経ってから、この男性の身元が判明した。
アメリカ入国者の指紋のデータベースと照合した結果、彼は20代の日本人男性だということがわかり、その後、日本領事館によって遺族とも連絡が取れたという。
9月30日に岸和田のうどん屋で声かけてくれて親子で隣でうどん食べてて
明日LA行くって言うてた写真撮った人に面影あるんやけど腫れてるからハッキわからんけど
身長も体重も記事通りそれぐらいやし
サンペドロで意識不明の男性発見 日本円が財布の中に(10/11) | LALALA USA https://t.co/XzhseOVpdV— 775 (@775powchas) October 13, 2023
事件のあった『サンペドロ』は治安が悪い地域なのか?
男性が倒れていたLAの『サンペドロ』という場所は、そこまで治安が悪いところなのか?
アメリカの危険エリアマップで調べてみると、『サンペドロ』という街は、真っ赤に染められた危険地域とみどりの安全地域のほぼ境目にある。
しかも、うっかり観光客が足を踏み入れたくなる海沿いになればなるほど、真っ赤(危険地帯)だ。
男性が倒れていた場所は、ロサンゼルス港からほど近いワイルダーズ・アディション公園(Wilders Addition Park)付近で、Googleで見ても、一見やばそうな地域には見えない。むしろ高級住宅地感が漂う。
しかし、周辺の『サンペドロの東部』の地域では年間約 632 件もの事件が発生していて、3時間に1回は何かしらの事件が起きてるのも事実。
「LA中心部」ってことで、例えば丸の内みたいな主要エリアをイメージする日本人多いと思うけど、燃えてるのは3rdと4thの間のサンペドロst × ボイドstのホームレスとかドラッグの売人がうろつきだすやべぇエリアの入り口や
この辺で違法な仕事してたから良く知ってるhttps://t.co/gD2GXOWA8I pic.twitter.com/4bjqo1V4D3
— れらぽ (@rerumpostalter) May 17, 2020
アメリカの警察『事件性はない。』という変な結末。
どう見ても誰かに暴行され亡くなったというのに、アメリカの警察は『事件性なし』として捜査はせず、報道もほとんどされなかった。
日本ではあり得ないが、アメリカのこーいう『変死事件』はそのまま終わることが多いらしいのだ。
旅行者の罠!!『気づくと危険地帯にいるアメリカの怖さ。』
アメリカの怖いところは『一歩間違えるとやばい地域になる。』というところである。
閑静な住宅街の中でも、一歩間違えばすぐに危険な地域に入り込んでしまうという怖さがある。住民じゃない限り、危険地帯を避けて通るというのも簡単なことではない。
私も旅行先で迷っていたらやばいとこに入ってしまった。。という経験がなん度もある。速攻で引き返すが、マジで恐ろしい。
そして、危険地帯で事件に巻き込まれても警察は捜査すらしてくれない。。という自己責任という怖さもあるのが常に肝に銘じておきたい。