アメリカは『ロリコン』に厳しい国だ。
特に子供への性犯罪は『第一級殺人罪』レベルの重罪扱いで、刑務所の中でも他の囚人にリンチされ殺されてしまうくらい軽蔑される事実がある。
今、日本でも子供への性犯罪の危機意識が問われている中、アメリカはなぜそこまで『子供への性犯罪』に厳しいのか?根本的な理由を探っていこうと思う。
アメリカで『子供への性犯罪』は一発で人生終わる。
アメリカの犯罪の中で『有罪判決を受ければ、人生ほぼ終わり。』と呼ばれる『第一級殺人罪』レベルの重罪がある。
それが子供への性的虐待だ。性的虐待で有罪判決を受けると、それが初めての刑事犯罪であっても、自動的に終身刑が宣告されることが多く、軽くても25年の懲役刑になる。それが『ワンストライクアウト』と呼ばれる由来だ。
また、仮に出所できたとしても犯罪者として永久に登録されるため、辛い生活が待っていると言われている。
刑務所では『生き地獄』を味わうハメになる。
とりわけ『児童への性的虐待者』は刑務所の中でも地獄のような生活が待っている。他の囚人からのリンチにより殺されてしまうことも多いのだ。
アメリカの刑務所の中で、子供への性的虐待者は最下層レベルで軽蔑されていて、他の受刑者から暴力を受けたり殺されることも多いため刑務所内で隔離され、素性を明かさないようにしている。
アメリカでは、一度『児童性的虐待者』として登録されると、出所してからも居住する場所に「子供に対する性犯罪を犯した前科者が住む家」と言う警告を出さなくてはならないし、事前に周りの住民に『転入』の前歴が知らされてしまう。その上、性犯罪者をリストするサイトは一般に公開されていて、『名前』『住所』を誰でも見れるようになっている。
しかも、学校から400 メートル以内に住むことは許可されていないので実質、彼らが住める場所はないに等しい。
200名以上の小児性愛の『犯罪者が集まるペドフィリア村』
子供への性的虐待として罪になればどこにも居場所がない。そんな中作られたのが200名以上の性犯罪者が暮らす『ペドフィリア村』だ。
そこは、フロリダ州にあるサトウキビ農場の跡地に作られた『ミラクル・ビレッジ』という場所で、そこに住むすべての住人が性犯罪の前歴があり、ここの住民の8割が子供への性的虐待で逮捕された過去を持つ。
刑務所出所者の社会復帰のために作られたというが、周辺の住民たちはかなり怯えているという。
アメリカでは性的虐待者は『ひとりの人生をぶち壊す』=殺人と同レベル。
日本の価値観で見ると、アメリカはなぜこんなにも『児童性的虐待』へ対する扱いが厳しいのだろう?と思うかもしれない。
しかし、アメリカで社会問題となっている薬物中毒者の3分の2の人は『幼少期に性的虐待』を経験していて、依存症を含む、精神障害などで残りの人生を破壊してしまっていることが多いのも事実なのだ。
アメリカ人たちにとっての子供への性的虐待は、『一生治らない傷を負わせ、負の連鎖を引き起こす』という意味で、社会全体のコミニティーに関わる問題でもあるからこそ殺人レベルの重罪なのだ。
日本でも問われ始めてきた『子供への性犯罪』の危機意識。
日本でも今、ジャニーズによって『子供への性的虐待』の危機意識が見直される時期に入っているんだろうと思う。
『ヒトラー』と『ジャニーズ』を比べた発言に、同等の扱いはちょっと違うんでは?という意見もあったが、アメリカの視点で見れば『何人もの人生を壊した殺人者』と大して変わらない認識で、日本の『児童虐待は殺人レベルの重罪ではない。』という楽観的な意識との差はでかい。
また『俺、ロリコンだから』と気軽に言えちゃう文化も日本にはある。アメリカでは絶対言ってはいけない言葉であり、そこにも『子供への性的虐待』の危機意識の差があるんだと思う。
今、『メディアの手のひら返し』とか『ジャニタレが仕事がなくなる』とかいろんな問題をごっちゃにし始めているが、被害者も含めたすべての大人たちが、自分の保身よりも『これからの社会のために子供たちが同じ被害がないようにどうしていくべきか?』だけを考えるべきなんじゃないかと思っている。
一番の悪は『結局、、喉元過ぎれば、、』と性的虐待をやっても会社を継続できるんだという認識をされることだと思う。