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マフィアの日本人!!『アメリカで悪名高き日系人』の波瀾万丈の人生。

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  アメリカ犯罪史上最も悪名高く、マフィアを壊滅に追い込んだ日本人がいる。

その日本人の名前は、『東京ジョー(トーキョー・ジョー)』の名で知られる本名『衛藤 健(えとう けん)』という男だ。または『The *Jap(あの日本人)』とも呼ばれたらしい。

*Jap (日本人への差別用語)

彼は、アメリカ最大のマフィアの幹部になった後、FBIが長年暴けなかった情報を提供した男としてアメリカ中で知れ渡る人物だ。

晩年は、彼は名前を変えて生活していたようだが、この男、調べれば調べるほどすごい人生を送っている。。ということで悪名高きこの日本人の正体を探ってみた。

BOO
東京ジョーの生き様は、裏切られ裏切りの波瀾万丈すぎる人生だった。

トーキョー・ジョー『衛藤 健(Eto Ken)』は大分県出身で日本人両親を持つ。


トーキョー・ジョー(東京ジョー)こと『江藤 賢(えとう けん)』は、大分県出身の両親がアメリカに引っ越してきたのをきっかけに、アメリカで誕生した。彼は、完全なる日系2世だ。

彼の父は宣教師で、厳粛なカトリックでもあり、日本ではアメリカの日系人教会でも牧師であった。

そんな厳粛な生活で育った東京ジョーは、非常に頭が良かったというが、高校を中退をしている。


BOO
東京ジョーは、厳粛な牧師が父親で、地頭がいいとは。完全に優等生タイプじゃないか。。。。



父と喧嘩し、14歳で家出!!イカサマ賭博をしながらの生活。


東京ジョーは、頭がよかったが、喧嘩っ早やくもあり、厳粛すぎる父親と喧嘩が耐えなかったのだ。

ついに彼は、父親との喧嘩で14歳にして家出をする。これを機に、彼は家族と何年も消息不明になる。

1933年、彼が家を飛び出した後は、カリフォルニアのフルーツ農場やシアトルの缶詰工場などで働きながらも、器用で頭のいい東京ジョーは、手っ取り早く金を手に入れられる『イカサマ賭博』に手を染めていく。

BOO
『イカサマ賭博』でバンバン稼げたら、農場で働くのは嫌になるよな。

日本人収容所に入りながらも『イカサマ賭博』にハマりまくる日々。そして逮捕。




面白いほどに金を儲けられることを知った彼は『イカサマ賭博』に完全にハマっていく。

その最中、1941年には太平洋戦争が始まり、アイダホ州にある日本人収容所に入ることになるが、そこでも賭博をしていたという。

BOO
収容所の中で『イカサマ賭博』しまくり日々とは。ハマりにハマっていたんだな。

そして、彼は1945年の終戦前に日本人収容所を出て、アイダホの農場働き、最初の妻と結婚するが、やはり『イカサマ賭博』がやめられず、逮捕されアイダホ刑務所に入ることになる。彼はこの時、『モンタナ・ジョー』とも名乗っていた。



マフィアに認められ『ディーラー』に!!そして、幹部へ




彼は、刑務所に入っても『イカサマ賭博』をやめなかった。それどころか腕を磨いていたのだ。

そして、刑期を終えて出所した彼に待っていたのは、『ディーラー』という道だった。彼は、その腕をマフィアにみそめられて、カジノで働ける『ディーラー』として迎え入れられたのだった。

BOO
大物マフィアに認められるほどの『イカサマ賭博』の腕前に。ある意味すげえ。

マフィアの縄張り争いで頭角を表していく。



[ マフィアに狙われないようにFBIに顔を隠されながら歩く『東京ジョー(Eto Ken)』 ]

当時、マフィアが仕切っていたシカゴの街の裏社会『カジノ経営』には、必ずマフィアの存在があったのだ。

カジノ経営での『マフィア同士の縄張り争い』は激化していく中で、東京ジョーは、カジノ経営にも任されられ、次々と大物ボスの信頼を獲得していき、東京ジョーはマフィア組織の幹部になるまでになる。

BOO
日本でいう、ヤクザがパチンコ屋を取り仕切っていたと感じなんだな。

ちなみに、当時のマフィアの政治的な絡みは、『ケネディ大統領暗殺事件』も疑われるほどの闇が深く、実は表社会の中でも浸透していた。



FBIに逮捕され有罪判決。釈放後、口封じのため頭部に三発撃たれるが生還。



[ 銃弾3発を頭に撃たれて入院中の『東京ジョー(Eto Ken)』 ]

彼は、マフィアの幹部でありがならも『イカサマ賭博』で有罪になり刑務所に入ることになるが、出所後に待っていたのは、命の危険だった。

彼が有罪を認めたことにより、彼のボスが警察にバラされることを恐れて、出所後の東京ジョーを裏切り殺しを計画。

当時、シカゴ最大のマフィアの大親分が、彼と食事をしたいと呼び出し、そのレストランに向かう途中、東京ジョーは、車内で後頭部を3発撃たれ、一命を取り止めることになる。

BOO
口封じのために頭部に3発も当たったのに、生還した東京ジョーがすげぇ。。なんとういう生命力。

しかし、東京ジョーは、この殺害計画を知っていて『親分との食事会』に出かけていたのだ。そのため、出かける前に風呂に入り、最高の服を着て、妻に保険証書の場所を伝えていったという。

この一件で、彼は、17年間FBIの特別施設『連邦保証人保護プログラム』にて命を守られることになる。重要参考人としてマフィアから狙われないように、セキュリティーのすげーの特別な設備の場所に入れられるのだ。

BOO
FBIにとっては絶好のチャンス。全部、暴露しそうな東京ジョーを徹底的に守った。

ちなみに、彼のドキュメンタリーをみると『銃弾を三発を浴びても生きている男』は、裁判の証言にて、銃弾を頭に喰らった瞬間の想いを『ヘタクソ。』と一言で片付けて、笑いを誘っている。どこまでタフな男なんだ。。

FBIに『重要機密』をすべて暴露!!マフィアを撲滅させた男になる。

命を狙われ、奇跡の生還した東京ジョーは、FBIに守られながらも『マフィアの機密情報』を全て暴露した。外に行けば仲間に命を狙われる彼には、暴露するしか道がなかったのだ。

そして、彼の暴露で、何十人ものシカゴのマフィアのトップが有罪判決を受けることになる。しかも、彼が暴露した中には、マフィアの政治の癒着もあり、アメリカ中を震撼させた。

BOO
東京ジョーが暴露して初めてわかった『マフィアの政治の癒着』がヤバすぎる。

その後、東京ジョーこと、Eto Ken(えとう けん)は、『ジョー・タナカ』と名前を変えてひっそりと暮らし、2004年に84歳でジョージア州で亡くなったという。ちなみに彼のお父さんは109歳まで生きたそうだが、父の葬式には出なかったそうだ。

東京ジョー(トウキョウジョー)は、亡くなった今でも『マフィアを裏切った男』として有名だ。しかし、彼もまた裏切られ仲間に殺されかけた。

それがマフィアという世界であり、彼の人生はけっして誇れるものではない。しかし、彼の頭の良さや器用な才能をもっと違う方面に使うことができたら、きっと表の社会でも名を馳せていて違いないと思わずにはいられない。

当時14歳だった才能がある少年が、まだ若く何も知らないままに悪の道と流れて、いつの間にか染まってしまった結果かもしれない。

BOO
若い時の選択で、頭がよく手先が器用だった少年がこういう人生を歩んでしまう。染まってしまうと抜けれない世界の恐ろしさ。
これを書いた人
boo
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