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アメリカ刑務所の食事生活『懲罰ゴミ溜めし!!THEローフ』で訴訟になった話。

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  アメリカの刑務所の食事で有名なのが『THE ローフ』という罰(バツ)飯だ。

これさえあれば、どんな囚人も素行がちゃんとしてくるという『ゲロ以上』のような飯がアメリカにはある。今日はそんな『刑務所メシ』が不味すぎて人権問題で訴訟に発展したというアメリカらしい話を紹介しよう。

BOO
人権問題までに発展してしまったクソまず飯の正体は?

死刑囚も怖がるメシ!!懲罰の食事『ザ・ローフ』

[ アメリカの刑務所で出される飯『THE ローフ』 ]

↑の飯が『THE ローフ』と言う飯で、別名『刑務所ローフ』『懲戒ローフ』『フードローフ』『特別管理食』『グルー』とも呼ばれる。

作り方は、パンやら野菜やら、豆やら、あらゆるものを全部ミキサーにぶち込んで固めて焼くだけ。なんと言っても味付けは、基本は塩のみ。味はクソまずいが、栄養は抜群なので『ニュートラ ローフ(栄養ローフ)』とも呼ばれるそうだ。

BOO
もう、これは『ゴミ溜めメシ』と言っても過言ではない。



罰で出される『ザ・ローフ』は死刑囚にも効果てきめん。

[ 『the ローフ』がどんなにまずいか検証した動画 ]

この『ザ・ローフ』は、見た目も悪いが、味も飲み込めないくらい不味く、犬の餌の匂いがすると動画で言っている。

人間の食い物ではない『ザ・ローフ』は、懲罰メシと言われ、刑務所内で食べ物を投げつけたり、暴力をふるったりする素行の悪い囚人にだされ、彼らは毎日、数週間、それを食べなければならないことになっているのだ。

第1級殺人罪の囚人は、もう刑務所内で失うものはない。しかし、これを出した時の効果は抜群らしい。

BOO
第1級殺人罪の囚人さえ『ニュートラローフだけは勘弁してくれ。』というレベルの破壊力。

異常な刑罰として認められるが、、謎のレギュラー化してしまう。。




『theローフ』はアメリカの刑務所で出されるが、1978年に『残酷かつ異常な刑罰』として判決され、裁判所は、受刑者に懲罰として与えてはならないことになったのだ。

しかし、それからというもの、『theローフ』は栄養面では抜群なので、罰の食事ではなく、『食事の調整(dietary adjustment)メニュー』として正当化されて、レギュラーで出されることにもつながったという。

BOO
おいおい、懲罰スペシャル飯から、レギュラー飯になって、ますますひどくなってるじゃねーか。。

その後の諦めない囚人たちの訴訟によって、ついに2015年12月、ニューヨーク州は州内のすべての刑務所でニュートラローフの提供を中止することを決定した。よ、よかった。



地獄のテキサス州『ジョニーサック(袋めし)』コロナでひどくなって訴える。

[ アメリカの刑務所で出されるランチ『ジョニーサック』 ]
アメリカの刑務所飯は、『theローフ』に限らず、通常運転でヤバい。

テキサス州のジョニーサックといわれる『袋メシ』も負けてはいなかった。

BOO
コロナで、ますますひどくなった『アメリカの刑務所メシ』の実態がヤバすぎ。




ある男性の囚人は、婚約者に手紙で『刑務所の中が第三次世界大戦のように、栄養が十分に取れない。』と訴えたレベルだ。

しかも、この刑務所では、コロナで食事予算を削減され、ホットドックやハンバーガーのバンは、ただの食パンに。そして、牛乳は、脱脂粉乳になり、さらには、食事が1日2日に。。。

限界にきた囚人たちは『アメリカ自由人権協会』に請願書をまとめまるが、全く役に立たたず。。。

BOO
囚人は立場上、人権ない扱いをされるのがデフォになっているんか。


雲泥の差!!『モンタナ刑務所』は天国メシだった。




[ モンタナ州の天国のような刑務所メシ ]

テキサス州の刑務所は悪名が高いが、ちゃんとした刑務所メシを食えるところがある。それは『モンタナ州の刑務所』だ。

BOO
アメリカって、本当に州によって扱い方が全く違う。

モンタナ州で出る刑務所メシは、↑で見ての通り、『刑務所メシ』としては異例のかなり栄養のとれたメニューだ。

BOO
下手したら、アメリカの学校給食よりいいかも。




刑務所メシは『野菜』が滅多に食べられない。




州によって驚くほどに違う『懲戒メシ』『地獄メシ』『天国メシ』とみてきたわけだが、刑務所飯は、全体的にみても圧倒的に野菜が少ないのだ。

以下のリンクの2020年の調査では、以前に投獄されていた回答者の 62% が、刑務所で『新鮮な野菜』をめったに食べることができなかったと答えている。

また、基本的に『刑務所メシ』は塩分、砂糖、炭水化物が多く、収監された人々の糖尿病と心臓病の発生率の上昇につながっている上、 食中毒にかかる可能性が 6 倍高いという。

BOO
まー要するに、アメリカの刑務所メシは『THEローフ』意外、栄養は全く考えてないということに違いない。


 
アラバマ州の刑務所: これは、刑務所の食事ストライキ中に食べた朝食と夕食で、昼食はありませんでした。

 

『まるちゃん袋ラーメン』が闇取引で人気になる。


[ アメリカの刑務所では、まるちゃん袋ラーメンが『新しい通貨』になっていると伝える動画 ]

紹介した通り、アメリカの刑務所メシが酷すぎるがために、アメリカの囚人たちの間で『まるちゃん袋ラーメン』が新しい新通貨レベルになっているというのは有名な話だ。

コロナ中のワシントン州では、『まるちゃん袋ラーメン』で囚人たちを誘惑して、接種率を上げるのに役に立ったと言われている。

BOO
まるちゃんラーメンのメーカー様。是非、アメリカの刑務所に送ってあげてください。

そう考えると、本当に日本の刑務所は恵まれているなと思う。むしろ、日本の刑務所で『まるちゃん袋ラーメン』を出したら、怒られるレベルなのに、アメリカの刑務所ときたら。。と思うと泣けてくる。。。
これを書いた人
boo
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