”ワクワク”な体験をお届け!アメリカ面白まがじん。

アメリカ『フェンタニル触ると死ぬ!?』超危険なUSAの日常。

6,901 views
  今、アメリカで社会問題になっている薬物がある。それが『フェンタニル』という麻酔、鎮痛剤として医療で使われてきた薬だ。

この薬物でもある『フェンタニル』は、今若者を中心に急速に広がっていて、バイデン大統領も9日前に議会で取り上げたほどだ。このフェンタニル、モノよっては、空気中に飛んだ微量を吸い込んだだけで死に至るというレベルの危険性を持つ。

BOO
フェンタニルは、ヘロインの50倍、モルヒネの100倍の威力をもつ。ヤバすぎる。

若者の死亡者が急増!!『レインボーフェンタニル』


[ レインボーフェンタニルについて被害を取り上げているABCニュース ]

そんなヤバい威力をフェンタニル(Fentanyl)は、今アメリカで出回ってしまっているのだ。

しかも『フェンタニル』は、キャンディーのようにレインボー色に染められて出回っていて、若者たちが簡単に手が出せてしまうのが現状だ。

↑の動画では、ニューヨーク麻薬当局は、レゴおもちゃの箱に隠されていた1万5千個のレインボーフェンタニルを押収。通常フェンタニルは、たった2mgで人を死に追いやることができるとも報道している。

BOO
動画の中の警察のボディーカメラに写っていた『フェンタニル』過剰摂取で若者三人が倒れていた映像がやばい。
わずか過去 3 か月で、10 億人以上を殺すのに十分な量のフェンタニルが米国の国境で押収されました



バイデン大統領が『フェンタニル密売』のさらなる措置を示唆。


[ フェンタニルは年間7万人以上のアメリカ人を殺している。と話すバイデン大統領。 ]

ちょうど9日前、バイデンが先週の大統領演説でフ​​ェンタニルの密売を取り締まるために、さらに厳しい罰則を求め、過剰摂取危機に対処するための措置を打ち出したとニュースで報じられる。(2022.2.17現在)

一般人も被害に!!『フェンタニル』が塗られた1ドル札。


[ 落ちていた一ドル札にフェンタニルが塗られていて、拾って意識不明になった女性が生還してインタビューに答えている。 ]

フェンタニルの被害は、若者だけじゃない。普通の一般人も『フェンタニル』で死に至る危険性がある。

↑のニュースによると、マクドナルドの店内に落ちていた1ドル札(約100円)を拾った女性は、10分後にしゃべることができなくなり、そこから気を失ったそうだ。その後、意識不明で病院に運ばれた。のちにこの一ドル札からは、微量の『フェンタニル』の成分が検出されたという。

彼女はただ知らずに1ドル札を拾って、命を危機にさらされたのだ。この悪質なやり方は、一ドル札の他にショッピングカートの手すりの部分に塗られていることも注意だという報道もある。

BOO
もう、何も怖くて触れない。。



『フェンタニル欲しさ』に水を捨てる中毒ホームレスがヤバい。


ホームレスの『フェンタニル問題』もかなり深刻だ。最近出回ってきた、ポートランドで撮られた以下のリアルなツイート↓がある。
#オレゴン州の税金は、無駄遣いされています。薬物中毒者が水を捨ている。これは、#WICカードで購入したばかりの水のボトルを金にしたいがためにやっています。#フェンタニルを手に入れるために。常習者はハイになることしか考えていない。。

そこには、若者らしきホームレスの人が、買ったばかりの水を大量に捨てている異常な動画が映し出されている。

ツイート主のよると、動画のホームレスらしき男性は『フェンタニル』がほしいがために、WICカード(低所得者への食品給付カード)で、大量の水を買い、その水のペットボトルを集めて、『フェンタニル』を買うお金にしようとしているのだ。

BOO
『フェンタニル』を買う金ほしさに、すぐに金に換金できるペットボトル(水)を買っているのだという。そのため、中の水はすぐ捨てる。

ビーバートンのとあるバス停でフェンタニルを吸っている男性。人々が通り過ぎて無視していることに注目してください。

↑のツイートもポートランド市内で撮されたホームレスの男性が、道端で白昼堂々とフェンタニルを吸っている様子だ。ツイート主は、みんなこの光景を無視しているが、これがいかに危険な光景か、わかっているのか?と言いたげなツイートだ。

取り調べ中『フェンタニル』に触れた警察が意識不明に!

[ 薬物の取り調べ中に『フェンタニル』のビニールに触れたあと、突然倒れた警察官。 ]

もっと恐ろしい動画がある↑

動画は、薬物調査で車を取り調べしていた警察官が『フェンタニル』と思われる白い袋に触れた後、突然倒れ、そばにいた同僚が応援を呼びながら、懸命に対処するという緊迫とした状況が映されている。

BOO
突然、倒れた警察官の命を救おうとする同僚の対応が的確。そして常備していた『ナロキソン』が彼の命を救ったのだ。

動画内では、彼が倒れてからすぐに薬物によるものだろうと判断し、『ナロキソン』を彼の鼻に入れているのがわかる。『ナロキソン』は、主に薬物の過剰摂取時の解毒剤として使われている。

動画内いわく、こういう事態を深刻にみたサンディエゴ警察は、全米で初めて警察が『ナロキソン』を携帯できるようになったという。また、学生の『フェンタニル』による死亡の増加で、ロサンゼルス中の学校では『ナロキソン(ナルカン)』の常備することが必須になったのだ。

ちなみに『ナロキソン』は、1963年に日本の企業『三共』が開発した薬であり、薬物による呼吸困難の改善のための薬として活躍している。

BOO
日本で開発された『ナロキソン』が、今、たくさんのアメリカ人を救っている。
これを書いた人
boo
こちらの記事も人気!タグ関連記事
この記事に関するキーワード

TOPへ