アメリカ

なぜ『デイリークイーン』は日本撤退したのか?理由を探りに潜入してきた。

クソ暑いとある日、近くにあるアイスクリームの店『デイリークイーン(Dairy Queen、DQ)』に行ってきました。

BOO
アメリカならどこにでもある『デイリークイーン』は、なぜか昭和の匂いがプンプンする。

日本でも『デイリークイーン』は、最盛期には約300店舗あったそうだが、2004年までに全て閉店して撤退していたらしい。ということで、日本撤退の理由を探りに潜入。

アメリカの『ディリークイーン』に潜入。

BOO
近所のデイリークイーンは、いつ見てもガラガラだが、暑すぎるのでアイスでも食うか。

クーラーを期待して中に入ってみると、店内はクーラーが効いていなかった。アイスを食えということか。

BOO
こんなに店の中が涼しくない店は初めてだ。

予想に反して、店の中はちょー忙しそうだった。

狭い店内に何人も人が並んでいて、アルバイト君たちは必死で働いていた。『このくそ暑い日にクーラーないなんて働くなんてなぁ。』と見つめていた。

BOO
夏休みの高校生らしきアルバイト君たちが、レジ打ちしたり、オーダー作ったりと忙しそうだ。

『放置プレイ』からのオーダーしてみる。

忙しく動き回るアルバイト君たちにしばらく放置されていると、みかねた太っちょのマネージャーらしき女の人に『注文はまだ?』と聞かれ、注文を取ってくれた。その風貌は『やれやれ。うちのボーイズたちは。』という肝っ玉かーちゃんの雰囲気を醸し出してた。

BOO
この肝っ玉かーちゃんがいる限り、この店は大丈夫だろう。

私のオーダーした『チョコミント味のブリザード(ミルクシェイクみたいなもん)』は売り切れだった。仕方ないので、新製品『NYチーズケーキ味のブリザード』を頼んだ。

今日はなんか、ついていない。今回連れてきたアメリカ人の友人と注文すると、必ずレジが壊れたり、売り切れになったり、値段間違えられたりする。今日もそんな現象は、安定的に『フル稼働全開』のようだ。

BOO
くっそぅ。今日は、爽やかにミント味だったのに。売り切れか。また太るものをゲットしてしまった。

最後の悪あがきに『ミニカップ』選択。なぜか止まらないデブ現象に歯止めをかけることにした。

ちなみに、『ミニ』というサイズは、アメリカに住んでいて初めてみた。日本のサイズでいうと、中サイズは大サイズで一個ずつずれているなと思う。

BOO
小を選びそうになったが、ミニを選択。最後の悪あがき。

『逆さにしても落ちないソフト』が売り!!

私の直前の人のオーダーした『チョコミント ブリザード』が呼ばれる。『嗚呼、前の人の注文で最後だったのか。私のミント。。』と思いながら、私の『NYチーズケーキシェイク』もやってきた。

『NYチーズケーキ ブリザード』のカップを渡される時に、高校生バイト君が一瞬逆さして渡してくれた。その時は『何やってんだ?高校生の遊びパフォーマンスか?』と思っていたのだが、この『ディリークーン』のアイスたちは、逆さにしても落っこちないというアイスで有名で、そんなパフォーマンスだったのだ。

BOO
渡す時に、逆さにしても落ちないことを証明するディリークーンの店員さん。

ちなみに、落ちないソフトクリームアイスも美味そうだった。チョコレートがけもあったし。

BOO
小さくていいサイズ。

結論:日本撤退の理由は『クソ甘いから。』

で、結局『NYチーズケーキブリザード(ミルクシェイク)』はどーだったのかというと、チーズケーキがシェイクの中にいっぱい入ってて、大味で、かなり甘かった。夏の暑さで頭をやられていたはずなのに、意識を取り戻すほど甘かった。(100パー予想がついていたが。)

日本人で、この甘さがちょうどいいという人は『かなりの甘党』だと思う。そして値段もそんなに気軽ではない。ディリークィーンが日本撤廃した理由は、『日本人にとって甘すぎるから。』というシンプルな理由だと思う。

いつも思うんだが、日本進出する時にアメリカ人はなぜ気づかないんだろう。この日本とアメリカ人の舌の違いに。

BOO
むしろ、この甘さで日本に300店舗あったというのが驚きだ。

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