最近、『3Dプリンター住宅』が騒がしい。オレゴン州の山火事で被害にあった人のための『3Dプリンター住宅』の施工をニュースでやっていたり、すでに3プリンター住宅が市場に出回り始めていて実際に住んでいる人もいたり。思った以上に『3Dプリンター住宅』業界の話を聞くので、今日は『3Dプリンター住宅』について調べてみました。
アメリカで3Dプリンター住宅が不動産市場で一般に売られ始める。価格は半額!!
去年(2021年)、アメリカでは『3Dプリンターの住宅』が初めてアメリカの大手不動産情報サイトで売られ始めて、内見者が殺到したそうだ。3Dプリンターの家は、コンクリートの壁で作られていて、3人がかりで、2日程で作られたそうだ。1500スクエアフートで、3ベットルーム、2バスルームで、通常の相場の半額の値段で売られている。
3Dプリンター住宅を待ち望んでいた人の動画内のインタビューでは、『普通の家だったら、このエリアで、このクオリティーで、この値段で家を買うのは無理だよ。』と言っていて、動画内でも『3Dプリンター住宅は、住宅市場に革命を起こすだろう。』と伝えている。
↑のリンクの記事によると、2021年の冬、アメリカ国内で初めて3D住宅を購入したバージニア州の家族は、クリスマスに間に合うように新しい3D プリントされた家の鍵を受け取ったという。
住宅不足の街の解決策!!オレゴン初の『3Dプリントハウス』
オレゴン州の東部にある街では、1年に3,4軒の新築住宅しか建建てられない人口の少ない町で、市長がこの『3Dプリンター住宅』に将来を賭けて、3D プリントの住宅技術を使って、今後5年間で100 棟を建設したいという目標を掲げたそうだ。
また、3Dプリントされた住宅は175年の耐久性があり、また耐火性、耐震性があるかどうかはすでにテストで確認済みなんだそうだ。
3Dプリンターの家は自由にカスタマイズも可能。
3Dプリンター住宅の家の中はどうなっているのか?気になる人もいるだろうが、上の動画を見てみると、コンクリートの壁でできた家は、モデルハウスなようなおしゃれな内装に仕上がっている。家の形は自由自在にデザイン可能で、内装を木の質感の部屋にすることもでき、家のデザインは幅広い。
動画内では、人の手をかけずに、ほとんど『3Dプリンター』が家を作っている。人々は見ているだけで、最短で家ができ、しかも人件費もかからないので、半額の値段でできてしまう。ただし、3Dプリンター住宅は『水道工事』と『電気工事』は家の値段に含まれてないことがあるのでそこがネックだそうだ。
また、テキサス州オースティンにある7世帯のホームレス用シェルターにも『3Dプリンター』が使われていて、従来の『掘っ立て小屋のシェルター』よりも、ずいぶん違ってしっかりしたホーム感があり、避難用やホームレスのシェルター住宅としても期待もされている。
カリフォルニアの山火事による『住宅不足』も3Dプリンターが解決するのか。
カリフォルニア州では、住宅の供給問題はかなり深刻で、高い賃貸がもたらすホームレス問題、山火事問題とたくさんの障害があるが、そんな建築業界を一変させようと、 カリフォルニアでも3Dプリンター住宅の技術が期待され始めている。
カリフォルニア州での3Dプリンター住宅事情は、いろんな課題あるが、現在『サプラ チェーンの問題』が原因で、平均的な住宅の建設に8か月かかるとすれば、この3Dプリントされた住宅は約6か月程度で完成する可能性がある言っている。
将来『3Dプリンター住宅』は、建築業界に革命を起こす。
『3Dプリンター住宅』は、まだまだ課題もあるだろうが、今建築業界では成し遂げられなかった『価格』『スピード』『労働者』が3Dプリンター技術により、ほぼ半分以下に抑えられている。ここまで簡単に3Dプリンター家が建てられるとなると、従来の家の価値が暴落していくのも時間の問題か。。とも思ったりする。
しかも、もう3Dプリンターの動きは止められない。もうすでに、アメリカでは一般的に売られ始めていて、一般的に普及していくのも時間の問題だろうと思う。