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アメリカ若者『持ち家率』減少している!! 原因は団塊世代だった話。

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  『いまのアメリカの若者は、家を欲しがらない。』とアメリカで言われている。

でっかいプール付きの家を買うのが普通だった団塊世代と間違いなく意識が違うのか?ただお金がないだけか?今日は、アメリカで言われる『若者が家を買わない本当の理由』を探ってみようと思う。

BOO
バブル時代とのジェネレーションギャップが激しすぎる。

理由は『団塊世代のせい』




今の若者が家を欲しがらないのは、団塊の世代のせい。という声がある。

それは団塊の世代が築いたバブルが続くような社会から、転げ落ちたバブル崩壊やリーマンショックや気候変動などギャップを目の当たりにしてしまえば、未来にも希望も持てなくなるのも当たり前だというのだ。そんな若者世代は、バブル期世代を反面教師として身の丈合った暮らしをしているので、でっかい家に憧れる若者が少ない。

BOO
楽観的な団塊の世代が作った『世の中』に対して、不安を覚える若者世代で家にも幻想を抱かない。

モノに溢れて育ち、物欲が消えた若者たち。

また、モノが簡単に手に入れられる時代に生まれたのも原因があるという。

アマゾンやらでモノをすぐさま簡単に手にいれられる環境で育ってしまうと満足感や幸福感も減り、すぐに飽きてしまうために団塊世代と違って物欲があまりない。

BOO
ネットやらで簡単にモノが手に入るので、モノによる幸福感は減ってしまったミレニアル世代。

こんなことが原因でアメリカのミレニアル世代はモノを買うことに高い価値を見出さず、むしろ『体験』に価値を置く傾向が強まっていると考えられるのだ。




『永遠に賃貸でいい!!』家を所有することはないと言うミレニアル世代の割合が急増。




モノより体験に価値を感じるアメリカの若者は『モビリティ(動きやすさ)』を重視する傾向があり、長く同じ場所に住み続けることを望まない。ミニアム世代の一人旅が異常に多いのもということを前に書いた。

ミニアム世代が金がないのもあるだろうが、価値観的に『でっかい家なんかいらない。すぐにどっかに引っ越せる賃貸でいい。』とそもそも家の購入に価値を見出さない若者も増加しているのだ。

BOO
すぐに動けるのが、今の若者の最も大切にする価値観だ。でっかい家はリスクでしかないらしい。

『自動車に住む』ことを選ぶ若者がアメリカでは増えつつある

最近では、『自動車に住む』若者が増えている。

2022年には、アメリカ人の約150万人が自動車に住んでいる予想されていて、このうち20歳から34歳までの若者は約10万人で全体の約7%を占めているという。

また、今やSNSやYouTubeなどで、車で旅をしながら生活する『Vanlife』が身近なライフスタイルになりつつあるのも車生活に抵抗がなくなったことを象徴している。

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ちなみに、ウォルマートは店舗の駐車場にクルマを停めて住むことを認めてるという話が有名で『ウォルマート族』がいるらしい。

『ちょー狭い家』で暮らす大金持ち男の影響力。


莫大な資産を持っていても、あえて小さな家に住んでいる男もいる。大金持ちのイーロンマスクだ。

彼は、2020年に自身のツイッターで『私は今、テスラの工場近くにある1ベッドルーム(約100平方メートル)の賃貸に住んでいます』と投稿したことで、彼が小さい家にするでいることは有名だ。

彼が住む理由に『モビリティや自由を重視しており、家を所有することに価値を見出していない。』という今の若者とよく似た価値観を話している。

世界で最も裕福な大金持ちでも『家を買うことをに価値を生み出さなくなった』というのは、アメリカの若者の間で話題になっていて、彼の行動は若者たちに大きな影響を与えているだろう。と言われている。

BOO
イーロンマスクの住んでいる家は豪邸でもなく、小さい賃貸という衝撃の事実。



モノよりも『体験』に価値を置く新しい層。




インターネットやSNSの普及により、従来のものに価値を見出さなくなったということも原因にある。

ネットでいろんな価値観や生き方を知る機会が増えていて、モノよりも経験や自己表現に価値を見出す若者が増えるのも自然な現象なのだ。

BOO
ネットの登場で『モノ』よりも『体験』に価値の時代が到来し、家も持つ価値観も薄れつつある。

『おひとり様世代』で、でっかい家の需要がなくなる。

また、若い世代中心に今後『おひとり様』がますます増えるだろうと言われている。そうなるにつれて、ますますでっかい家の需要がなくなるだろうと予測されている。

実際に、いまアメリカの住宅市場では、近年小さな家の需要が増加しているという。2022年には、アメリカの住宅市場で売れた家のうち、500平方フィート(約46平方メートル)以下の家が30%を占めたという結果も報告されている。これは、10年前の2012年と比べて2倍以上増加しているのだ。

BOO
アメリカでも増えつつある、おひとり様時代に『無駄にでっかい家』の需要が減っていくのは避けられない。
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