日本で『増税クソが。』と騒がれているが、最近アメリカの若者によって新たな税金が作られた。
その名も『ファナム税』というものだ。
このファナム税というのは、アメリカの若者に絶大な人気を誇るYoutuberの『Fanum(ファナム)』が由来で、若者の中でバスっている食いしん坊だけ優遇される罪深い税システムだ。
有名人が使い出したファナム税とは『一口頂くぜぃ!!』
アメリカのティーンエイジャーの中で勝手に作られてしまった『ファナム税』というのは一体なんなのか?
『ファナム税』とは、人気食いしん坊系Youtuber『Fanum(ファナム)』が動画の中で、誰かが食べ物を持ち込むたびにFanumに食べものを奪われるという感じのジョークとして仲間内で配信していたのが始まりのようだ。
この動画をきっかけに『勝手に食う』=『税金だ!』と言えば許されるという『ファナム税』という仕組みが誕生した。
そして『ファナム税』は、若者の間で瞬く間に最新のトレンドになり、TikToker上でも人の食い物を食いまくって、ファナム税という遊びが流行っているのだ。
火付け役のSNSの有名人『Fanum(ファナム)』は若者に指示される食いしん坊。
税金までも作ってしまったYoutuberの影響力にも驚くが、ただの一般人だった若者がそこまで影響力を持つきっかけが面白い。
『Fanum(ファナム)』は今でこそ、若者に絶大な人気を持つ青年だが、彼はニューヨーク生まれの26歳でドミニカ共和国出身の家族の中で育った。16 歳からYouTube チャンネルを開設し、自分の日常生活を投稿していた。その中で人気になるきっかけの動画(上の動画参照)が 『ニューヨークの問題、フード編』というもので 100 万回以上の再生回数を記録している。
動画の中のクオリティーは素人が作ったも感あるが、食いしん坊な彼の性格と企画が面白いということで人気になっているのだ。そして彼のYouTube チャンネルは、合計7400万回以上という驚くべき再生回数を集めている。
TikTokでさら拡散される!!『ファナム税』の曲がバズる。
https://www.tiktok.com/@papaboy020/video/7286132201698217248?embed_source=121355058%2C121351166%2C121331973%2C120811592%2C120810756%3Bnull%3Bembed_card_play&refer=embed&referer_url=www.distractify.com%2Fp%2Fwhat-does-fanum-tax-mean&referer_video_id=7286132201698217248
ティーンな若者の中で、一度バズるとTikTokで拡散されパロディーが出てくる。
『ファナム税』も曲が作られてかなり拡散されていたのが @papaboy020 が作った上の動画である。この曲は、ゲームプレイに設定されている短いビデオとして作られたのだ。
新しいスラング『ファナム税』にZ世代が困惑!温度差を感じる若者たち。
ぶっちゃけ『ファナム税』の遊びは何が面白いのかわからない。理解に苦しむのはアラフォーだからと思っていたが、実際、Z世代の若者すらこの面白さについていけないと語る。
『ファナム税!ファナム税!』と言った若者が女性からポテトチップスの入った袋を奪うという動画についたコメで『私、17になったばっかだが、ファナム税の面白さがわからない。』というコメントも多く見かける。
実際のところ『ファナム税』がウケているのは2010年代生まれのアルファ世代(13歳以下世代)で、Z世代(10代前半~20代半ば)にはあまりウケていない。若いながらにも『お笑いの違い』を実感しているという。
アメリカでも『一口ちょーだい』は一般的になるのか!?
そもそもアメリカって『一口ちょーだい』をあまりしない文化だなぁーと思っていた。
アメリカ人は、ビーガンの人もいれば、グルテンフリーの人もいるし、自分の食事の理念にこだわりが人が多く、人の食っているもの興味本位で食いたいと思う人が少ない。もともと大皿でみんなで分け合うというよりも別々のプレートが用意されて食う機会の方が多い気がするし。
その中で生まれた『一口ちょーだい』と言わずに勝手に食うことが許された若者文化が『ファナム税』だ。
アメリカで『一口ちょーだい!』は嫌がる人がいるので強行突破で『ファナム税』が強行されたというワケなのだろうか?うーん。。というよりは『食べ物を奪ってでも食いたい』という常に腹をすかせた若者の野望なのかもしれない。