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アメリカ『家&土地の価格が高騰した州』ランキングTOP5選。コロナ後に上昇した場所は?

6月 2, 2022

2022.6月現在、アメリカの金利が上がって、家の値段が徐々に下がってきて、購入する人も激減しているらしい。しかし、私の住むポートランドの不動産の相場をを見ても、それほど下がってきているとも実感しない。なんで?

『これから家の値段が下がるのか??』ということで、今日は、コロナ以降(2020年 1月- 2021年10月の間)で一番家の価格の上昇率が高かった州の調べを発表する。

BOO
以下が、コロナ以降で家の上昇率が高かった州のランキングのマップ。


↑がフォーチュン社がrealtor.comのデータを使用して計算した住宅価格の上昇率で作ったマップであるそうだ。

家の値段が上昇率ランキング

1位、モンタナ 57%


なんと上昇率第1位は、『モンタナ州』。しかも、驚異の57%との数字。

100万人くらいの地味すぎる州が、コロナで家の値段がここまであがるなんて異常だと思うが、なんか訳があるに違いないということで調べてみると、コロナ以降『アメリカ西部の雄大な街』がバイヤーの人気に火がついたのが原因そう。

というのも、すでに『カリフォルニア』や『ニューヨーク』は、バイヤーにとっては、すでに人気が高く高コスト。その上、コロナ以降でリモート勤務できるITなどの富裕層が都市部から街から離れているのを受けて、ハイキングやスキーなどを楽しめて、州の中で治安が良い『モンタナ州』がバイヤーが注目したということだ。

BOO
ただの田舎町だったのに、バイヤーに目をつけられて不動産は高騰!!地元住民の手が届かない水準に上がっているらしいぜ。

一方で、モンタナ州は、家庭での銃の保有率が高く、冬の日照時間は短い為、自殺率2位と前に紹介したの記憶があるが、、。↓

2位、アイダホ 46%


またもや地味な西部の田舎町『アイダホ』がランクイン。

コロナ前から、『アイダホ』に移住者が続出しているというという記事を書いたが、コロナになってからも人気は加速しているようだ。

そして、『アイダホ』は、州外からの引っ越しが70%で、アイダホを去った人は30%未満だったという。移住者が多い州として『アイダホ』はかなり前からじわじわと人気らしいな。

BOO
出る人もあまり少ないので、一度住みつくと居心地がよく、移住しやすい州なのかもしれんな。

3位、ユタ 37%


一瞬、ユタってどこ?て思ったが、ユタ州はソルトレークシティで有名で、2002年に冬季オリンピックが開催された街。春や秋はとても短いが、アウトドア好きには最高で、国立公園やスキーリゾートの玄関口としても名高いらしい。

また、ユタ州はアメリカの中でも生活費が安い上に、失業率、犯罪率が低いところから、移住先として人気になってるらしい。

BOO
ちなみに、ユタ州は人口の約60%が一夫多妻制があるモルモン教!最近のユタ州では、一夫多妻制の法案が軽くなったそうだ。

4位、ネバダ 37%


カジノで有名な『ラスベガス』があるところで有名なネバダ州が上位にランクイン。

ネバダ州は実は、カリフォルニアと同じように気候が温暖な土地の一つで、カリフォルニア州に比べると個人や法人の所得税がないので、コロナ以降の移住先としてかなり人気が出てるようだ。

5位、メイン州 36%


別名『バケーションランド』よばれるメイン州は、その名の通り、自然が恵まれていてリゾート地や観光地としても人気が高い北東部の街。コロナでリモート勤務の人たちがこのリゾート地に引っ越してくるのも納得だ。

メイン州は、ニューヨーク側で、冬はクソ寒く夏は快適な気候。最北端に位置していて、アメリカで最初に日の出が見られる場所らしい。白人の比率が高く、教育水準も高くで治安の良い街。

BOO
『バケーションランド』って、刑務所のことだと思っていたが、メイン州だったのか。
家の値段が上昇最下位ランキング

最下位. 1位、オハイオ州 9%


全米危険な街ランキングでは常に上位のオハイオ州。クリーブランドという街は、ギャングがいっぱいいて、薬物売買や傷害事件などが多発の街で有名らしい。

BOO
やっぱり、治安の悪い場所は人気ないよね。

ちなみに、オハイオは、干し草が転がっている超田舎の場所もあれば、工業都市としての都心部の面もあり二極化しているのが特徴らしい。ちなみに大統領を8人も輩出してきた州でもあるってよ。

最下位. 2位、メリーランド州 10%


メリーランド州は、ワシントンDCに隣接する州で東海岸沿いにある街。こちらの州の不動産がコロナのせいか?元々人気ないのかわからんが、不動産上昇率、最下位になってしまった州だ。

そもそも、メリーランド州はアメリカで常に上位ランクに入るほどの犯罪率が高い街で治安は良くない。都心部であるボルティモアは治安が悪い都市のトップス5に入るレベルでクソ程悪い。

反面で、ビーチがあって海水浴、カヌーなどのアクティビティもできるのだが、、やっぱり治安のネックで移住先には不人気なんだろうなぁ。

BOO
気候は、夏は蒸し暑く日本と似ているらしい。

最下位. 3位、オクラホマ州 11%

オクラホマ州は、何もない。むしろ何もないが特徴らしい。

オクラホマは、治安がいいが、大部分は草原と丘でできている。そして、天候はかなり変わりやすく、家を吹っ飛ばすレベル竜巻が多発する場所なのだ。自然災害が多いので、家を買うときにシェルターがあるかどうか確認は必須のようだ。

BOO
家を吹っ飛ばされることを考えると、治安が良くても、移住は躊躇しちゃうよな。

ちなみにテキサス州の北にある「パンハンドル」の記事はこちら↓

最下位. 4位、アイオワ州 11%


アイオワ州は、安全で自然豊かな州らしい。その上、失業率が低く、生活費が低いため、過去には、全米住みやすい街に選ばれたそうだが、コロナの中での不動産の上昇率は低かった。

BOO
なぜか、寒暖の差の激しいのがネックかもしんないが、なんでだろうな?むしろ今が買い?

最下位 . 5位、ネブラスカ州 12%

5位の最下位の州は、ネブラスカ。ネブラスカは、犯罪率も全米の他の州と比較すると低いし、アメリカの中でも生活費が安い州で有名になのに、不動産の上昇率は微妙。気候は、高湿で夏は暑く、冬はクソ寒いからか。

BOO
まー、普通にいい場所っていうのは、上昇率はビミョーなのかな?それとも気候か?

コロナで移住ブーム!!アメリカの富裕層は『西部の田舎町』に引っ越しているのか!?

とういうことで、コロナで不動産の上昇率の高かった州でした。こうして見ると、やはり移住先はいつの時代も『治安の良さ』と『教育』がマストだなと。そして、コロナで『自然が多くアクティビティができる街』が人気になったのかなと。なぜか、雪が降る西部の田舎が金持ちに注目されているのがよくわからんが。

これもコロナのせい。SFとかのIT企業で働く収入が高いリモート層が、コンクリートジャングルから、自然を楽しみながらゆっくり仕事をしたいということで、いままで自然がネックだった自然な田舎町が人気になったのだと思うことにしよう。

しかし、雪国出身の私がいまいちわからんのは、スキーができるからって雪の多い田舎の街を選ぶのはあかん。雪を舐めたらあかん。まー、金持ちは、そんなの関係なく人を雇えると思うが。雪の処理がクソほどでめんどいんでな。

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