アメリカのお笑いだけは、本当についていけない。
アメリカ人たちがゲラゲラと笑う中で、丁寧に解説してもらっても私だけ理解不能。。。ということがしょっ中ある。アメリカのお笑いは『スタンドアップコメディー』が主で、ボケとツッコミがなく、ひたすら一人で喋るだけのものだ。今回は、なんで日本人にはアメリカ人の笑いのツボについて考えてみました。
アメリカで人気の『スタンアップコメディー』とは?
アメリカの笑いといえば、人気のコメディアンが舞台に立って、喋りまくり、観客たちが笑い転げる。
上の動画は、アメリカで有名なコメディアン『ジェームズ・コーデン』が、日本人をネタにしてスタンドアップを行っている動画。
日本の独特のカルチャーを紹介しつつ、『日本のウォシュレットのマークが難しすぎて、トイレに来て『何しに来たんだっけ?』と疑問に思わないといけないよ。』とな。(詳しくは字幕があるので見てくれ。)
アメリカ人の笑いツボ『政治や皮肉、下ネタの話』がヤバく多い。
困ったときの『下ネタ』と言われるほど、アメリカでも共通で『下ネタ』で確実な笑いが取れるのは間違いない。
しかーし、アメリカのスタンドアップの下ネタは、最高に際どい。付き合いたてのカップルとかが、かなりキマづくなるレベルだ。そして、政治の話とかも多く、有名な政治家を半端なくディスったりして、最高潮に笑えないどころか、色々と心配になる。( ꒪⌓꒪)
スタンドアップの神様!!『ジョージ・カーリン』が死亡する。
ひたすら、『アメリカの笑いがわからない』と愚痴る私に、アメリカ人たちが最後の手として見せてくれたのが、スタンドアップの神様『ジョージ・カーリン』の最後の舞台。彼は、2008年になくなってしまったのだが、皮肉にも、亡くなる前の最後の舞台では、『死や自分の老い』を笑いにしたスタンドアップコメディーをやっていた。(↑の動画参照)
彼の英語は、死ぬほど早口な他のスタンドアップに比べると、ゆっくりで聞きやすく、わかりやすい英語だ。しかし、爆笑までは全然至らない。
スタンドアップの中で中で、彼は自分の老いを笑いに変えて『歳を取ることは便利なことも多くなるよ。ただ『疲れた』さえ言えばいい。夜の7時でも嫌なパーティーから抜け出せる。そして、娘の葬式さえ忘れてしまっても許される。(アメリカ人間客爆笑)』などと言っている。
ちなみに、彼はトーマスのナレーターの声でもあるらしいよ。
アメリカで『スタンドアップをやる日本人』がいる。
アメリカ人の笑いに挑戦している日本人のスタンドアップコメディアン『Saku Yanagawa(さく やながわ)』という人を発見。彼は、結構人気のようで、ネットフリックスとかの動画で見ることができる。
私からしたら、彼の英語はネイティブ並みの流暢に聞こえるが、アメリカ人からしたら発音で、ネイティブではないとすぐにわかる。といっていた。調べてみると彼は、ハーフではなければ、生まれも育ちも日本らしく、相当努力した結果が見える。
そして、彼のスタンドアップコメディーの内容は、自分がアジア人であるということ武器にしたネタが多かった。『アメリカでアジア人のヒーローは、ゴジラしかいないからもっとタフなアジア人のヒーローが必要だよ。寿司を提供する日本人アクアメンどう?はい!寿司!醤油なしね!(アメリカ人爆笑)』など。
また、彼がインタビューの記事を読んだ時に、彼は『トランプをネタにした話は地域によっては、全く笑われずにビール瓶飛んできたり、本気で怒られることも多かった』というようなことを言っていた。
結論:アメリカの『スタンドアップコメディー』は、ガチ下ネタで、政治の話が多いから笑えない。
個人的に思うのが、アメリカの『スタンドアップコメディー』は、『え。そんなことまでいっていいの?』とびっくりするレベルで、下ネタもかなり際どいし、政治の話もするから、世論の情勢や政治に詳しくないと笑えない。そんな理由が、日本人にしたら『スタンドアップ』が、全然面白くないと思う理由のひとつだろうと思う。
それでも、『イジる系の辛口トーク』で笑いを取るのは、日本でも同じかなと思うが、アメリカは、特に人の価値観がそれぞれだから、高レベルな『笑いスキル』が求められると思う。一歩間違えば、人を傷つけて、ウィルスミスに殴られることもあるしな。