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アメリカの『ちょい都心の罠』で苦労する日本人の移住の辛さを暴露。

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  最近、『ポートランドどうよ?』と友達と電話でしゃべってみた。

自分でも思ってもなかったことが口から先に出てきて、住めば住むほど『ポートランドは、意外に村社会だなよなぁ。』と思ったので今日はそれについて書こうと思う。

BOO
ポートランドに住んで気づくと8年目になりつつある。時間が経つのは早い。

ポートランドは『ちょい都心!!』白人社会である。


ポートランドという街はLAやサンフランシスコと比べると大都心ではなく、ちょい都心という感じだ。

そう、『ちょい都心』というところに罠がある。

リベラル都市と知られるポートランドは、大都市LAやサンフランシスコぐらいの感覚でくると火傷する。都市でもありながらも白人社会の面も見え隠れした部分もあるからだ。

今日は、『ちょい都心』だからこそ起こりやすい外国人としての問題を書きたいと思う。

BOO
リベラル都市ポートランドでも、やはり大都市とは違う住みづらさは感じる時がある。



日本人コミニティーが少ない!?『日本人難民になる』




大都市に比べると、ポートランドは日本人コミニティーが目立って少ない。というか、気づくと周りがアジア人、私だけという瞬間もたまにある。(LAやSFではあり得ない)

特に日本人会は、昔からの商工会やママ会ぐらいで独身の新参者が入れるようなコミニティーは少ない。特に独身の日本人の男性など日本人の集まりがなかなか無くて大変だろうなぁと思ったりする。

昔、『norenポートランド』という楽しそうな会もあったりしたが、主催者が帰ってなくなっちゃったりして意外にも少ないよなぁ。と友達と語ったりしたことがある。

BOO
日本人がそもそも少ないというのもあると思うが、都心の割に日本人の集まり自体が少ない気がする。

コネがないと『いい情報』は得られない村社会。




まぁ、日本人会に入らなくても生きていけるが、一番困ったのはポートランドの求人は人伝えが多いということだ。

ポートランドのホワイトな求人は『地元の人がお前働くか?』的な感じで見つかるため、ネット見つかる求人は基本はブラックな率が高い。

最初、ポートランドに来てあれほど求人に困っていた人も、一度コネを作ってしまったらどんどん仕事を紹介されるという現象が待っているのがポートランドあるあるだ。

BOO
新参者には、絶対にいい求人は回ってこない。なぜならコネが全てだからだ。



年配の方の権力が強く『新参者』は火傷しがち。




一度、友達となんかの日本人の集まりに行った時に『私が何者なのか、知っておいた方がいいわ。』と日本人の年配の女性に言われたことがある。

それには友達と『は?』顔を見合わせるくらいビビったのだが、ポートランドでビジネス?を成功させたお金持ちの日本人おばさんだったようである。ここまでいくと逆に潔い良かったが、L Aやサンフランシスコにいた時はあからさまな古株的ボス?に出会ったことがなかったので、田舎社会を思い出した。

BOO
ポートランドの小さな日本人コミュニティーには古株的ボスがいるらしい。(噂)

若者の力が弱い!!『新規参入が難しい』




私の周りで新しくポートランドでビジネスを立ち上げていた人がいた。

その人たちが口を揃えていっていたのは『ポートランドにある日本人ビジネスは、小さなパイの取り合いで競争が激しい』と言っていたことだ。そもそも新しいものを作ろうという感じではなく、元々あるパイから自分の取り分をとらればいけないという。特に新参者は日本コミニティーの中で受け入れられないとやばいと言っていた。

BOO
パイの取り合いっていうところが村社会らしい。



ポートランドは村社会が残った『リベラル都市』。




引っ越した当初、ポートランドのイメージは『リベラル都市でヒッピーたちが新しいものを生み出している街。』だった。

しかし住めば住むほど、ポートランドはまだまだ村社会が残った町でもあり、小さな日本コミニティーの中でやらなければ、白人社会の中で生きていくのは辛いものがあると思う。働き先も限られているし、ほとんど繋がっているし。

そう考えると、サンフランシスコやLAの大都市のように『新規者も受け入れる環境があるリベラル大都市』とは言いがたく、ポートランドは『村社会の保守的な部分も残っているリベラル都市』という感じがしっくりくる。

BOO
いろいろ書いたが、それでもポートランドは『村社会』と『都心にはないヒッピー要素』が混じった変な魅力がある街でもあるので、そこら辺が離れられないところでもある。
これを書いた人
boo
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