アメリカ

『同じレシピなのに別の料理になる!!』アメリカで知ったチェーン展開の難しさ。

アメリカのキッチンカーで働いて発見したことが一つある。

私が働く職場のアメリカ人スタッフは、とにかくルールよりも『自分のやり方』を優先する人がめちゃくちゃ多いということだ。

その結果、同じ店なのに店舗によって味が違うというクレームが絶えない。オーナーが常駐していた昔と比べると、目に見えて売り上げも下がってきている。

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店舗によって味が違うというクレームに、オーナーはいつも頭を抱えている。

マニュアルより「自分流」が勝ってしまうアメリカ。

[ https://unsplash.com/ja/@heftiba ]

教育係になって、一番苦労したのがここだった。細かく説明しても、その通りには作ってくれない。

「もっとこうした方がいい。」「自分ならこうする。」

根拠のない自信による独創的なアイデアが次々と加わり、いつの間にかレシピとは別の料理になってしまう。

そんなアメリカ人を見て思ったのは、彼たちは『徹底したルール』ほど無視するので、『これだけはやるな!やったらコロス。』という絶対禁止命令だと感じた。

文字で説明しても読まれない。

だからカップには「ここまで入れる」という線を書き、「絶対にここを超えるな」と目で分かるようにする。

そして何度も注意しながら、少しずつ習慣にしてもらう。そのくらいしないと品質は安定しない。

次から次へと、『いらないアイディア』を付け加えていくアメリカ人。あの根拠のない自信が、、料理のクオリティーを下げていく。

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やっと仕上がったのに、最後、米を潰して独創的に仕上げる同僚のドヤ顔を見て、あ、コイツ、ダメだ。。と絶望した。

その他、もろもろのアメリカ人への不満記事はこちら↓

オーナーが選んだ苦渋の決断。

何度教えても改善されず、ついにはオーナーは「アメリカ人を雇うのをやめる」という判断を密かに下した。

表向きには理由は言わない。でも、メキシカン闘争によりあれだけいたアメリカ人スタッフが一気にいなくなった時、私は「独創的なアメリカ人よりも、従ってくれるメキシコ人を結局、選んだろうな。オーナー的に。」と。それ以来、メリカ人は一切、雇わなくなったし。

その代わりに次から次へと入ってくるのは、生魚を食べたことのない生粋のメキシコ人たちだった。

今度は、寿司を食べたこともない彼たちが、腐ってるか判断できずに売ってしまう事件が多発した。彼たちは生魚への味や鮮度の判断が難しく、別の問題が起きる。

どちらを選んでも簡単ではない。オーナーに対して流石に心から同情した。

チェーン店とは、人を雇えば解決する世界ではないと心から実感した。

BOO
創業者が毎日見ていないチェーン店は、放っておくと少しずつ品質が崩れていく。

自由な国アメリカで『チェーン展開』していく難しさ。

最初から「何店舗にも展開する」のか、それとも「ローカルで愛される一店舗」を目指すのかで、ビジネス構想がまるで違ってくる。

ローカル1店舗で勝負するなら、オーナーが毎日目を光らせ、料理人の技術で品質を勝負ができる。

しかし、チェーン展開ではそれができない。必要なのは技術ではなく、「どんな奴でも同じように作れるレシピ」だ。

チェーン店とは、店舗を増やすビジネスではない。「誰が作っても同じ品質になる仕組み」を作るビジネスなのだと思う。

だからこそ、マクドナルドのようなチェーン店が世界中で同じ味を提供できることは、本当にすげぇよなぁ。。と毎日キッチンカーでで働きながらまじ尊敬している。

そして最後に思う。「何も言わなくても細かいルールを守る日本人、すげぇ……。」
日本人のマニュアル力、尊敬っ!万歳っ!

BOO
自由な国アメリカで、合理的なマクドナルドのような仕組みが生まれたのもみょー納得した。。

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