Youtubeを見ていると、テレビ業界の衰退ぶりを肌で感じずにはいられない。このまま『テレビ業界』は、時代と共に破滅へと向かっていくのか?
今日は、実際にアメリカで言われている『10年先のテレビ業界の未来』について調べてみよう。
1.『テレビからスターは生まれなくなる。』
そもそもアメリカでは、映画と比べるとテレビの中で一流スターが出ていることが少ない。
この現象は今後も加速していき、ネットフリックスのドラマや映画などからスターが生まれる動きが加速するだろう言われている。
また、SNSから爆発的に有名人が生まれている風潮の中で、これからますますテレビからスターが出ることはなくなるだろうと言われている。
2.『垂れ流し番組』の時代は終わる。
アメリカのテレビは、無料の地上波放送の他にケーブルテレビがある、パッケージで購入で月20ドル以上と高額だ。
しかしそれがYouTube、HBO、Hulu、Netflix、Apple TV、Amazonなどの登場により破壊されつつある。
ネットフリックスなどで、自分の好きな映画、番組だけを単品で購入してみることができるようになり、パッケージで購入するよりも、必要なチャンネルだ』に料金を支払う方が安くて便利ということに客は気づき始めているのだ。
3.『TVコマーシャルは時代遅れになる。』
今後、テレビのCMもネットフリックスの動画配信サービスのように、コマーシャルからの収入をほぼ頼らない広告の出し方になるだろうと言われている。
番組中に3分間のコマーシャルがあるのではなく、youtube広告のようにターゲットを絞ったバナー広告になり、毎月の購読を要求するものに変わるかもしれないというのだ。
4.『仮想現実』がテレビ画面で使われるようになる。
テレビ画面は、番組を見るためのガジェットから、仮想現実(VR)をするものに変化をしていくのだ。
現在、Meta (Facebook)、Google、Microsoft などのIT大手企業は仮想現実技術の開発をしていて、今後10年以内でテレビ画面は仮想現実 (VR) のアイウェアやヘッドセットと組み合わせたガジェットとして使われるようになるという。
今後、すべてのテレビがスマートテレビになれば、番組を見ための道具から、バーチャルリアリティの道具として変貌していく。
『コンテンツを作る人たち』は、いつの時代も生き残る。
まさに今、テレビ業界は大変化をしないと生き残れないところまで来ているのだ。
しかし、ラジオからテレビ、テレビからネットへと変貌する中で道具が変わっているだけで、どんなメディアであれ『コンテンツ(メディア)』を作れる人は、形を変えて生き残れてるんじゃないかと思う。