山羊座の優しいマネージャーに出会い忠誠を誓った初日から一転、2日目は悪魔のようなメキシコの親父と出会ってしまった。

2日目は違うロケーション!!そこにはメキシカン親父が。。
2日目は、初日と違う働き先に飛ばされた。
そこはポートランドの市内に近いフードトラックで、初日のフードトラックと同じくらい忙しい場所だった。

意地悪なメキシカンな親父との出会い。
時間通り現場のフードトラックに着くと、目の前の階段で電話をしているメキシカンなおっちゃんがいた。
私と目が合い『ここに座れ。』と合図されたので、誰だ?このおっちゃんという謎の顔をしながら横に座ることにした。親父は私が横に座ってからも5分ぐらい電話でした後、『俺がここの場所のマネージャーだ。お前は今日はレジ係だ。』と無愛想に行って、フードトラックの鍵を開けてくれた。

今日は初のレジ係。。。と思いきや、、放置プレイの監視下に。
キッチンカーの中に入ると、親父はスペイン語で電話しながら準備をし始めた。

私はというとバイト2日目。何をしたらいいか分からなかった。。『何をしたらいいでしょう?』と質問したいが親父はずっと電話している。。とりあえず、見よう見まねでテーブルを拭いたり、洗い物を片付けたり。。
そうしているうちに『洗い物は後からだ。まずはやることが山のようにあるんだぞ。』という注意を受けた。心の中で『じゃ、最初から指示してくれよな。。』と反撃し、アボカドの皮剥きをすることになった。

不安しかない。しかも今日が初めてのレジ係だ。
窓の外から見渡すと、ポートランドの市内のど真ん中。。治安がクソ悪い。

忙しさピークへ!!遅刻する同僚。。さらに事態は悪化。。
不安だらけの中で、ピーク時と言われるランチタイムの時間が。目の前にはあっという間に20人ほどの行列。。。
慣れないながらも私は一人でレジをさばいていた。追い打ちをかけるように店の前で爆音のバンドの演奏が始まってしまい、マジで客の声が聞き取れない。。しかも客の名前を叫ばなければいけない。
そんな中、キッチンで大忙しの親父があわてて誰かに電話をかけている『なんでこないだ!?』という感じの焦りぶりに、もう一人出勤するはずの奴が来ていないということが判明。ヤベェよ。やべぇよ。

メキシカンの親父、、『遅刻女』に激甘だった。。
3時間後、、ランチのピークは過ぎた頃に遅れてデブデブしい遅刻女がやってきた。
彼女は遅刻を謝りもせず、『なんかシフト見逃してたのよねぇ!』とすぐに言い訳していた。私は『メキシコの親父!お前の出番だ!怒れっ!!』と心の中で叫んだが、なんと親父はデブ女には優しかったのだ。。。
しかも親父は彼女にデレデレしながら『終わったら飲みに行かない?』と誘っていた。。しかも今まで働いていたチップを全部、、彼女にあげていた。。私の分のチップでもあるんだぞ。

休憩もなし!!チップも水も取られてボロボロな体に追い打ち。
朝からずっと客の名前を叫びっぱなしだったので、喉がカラカラだった。自前の水筒はとっくにカラだ。砂漠で彷徨う旅人のように『水をくれ。』と遅刻女にすがってみた。




今日くらい『今日はごめんね。水飲んでいーよ。』という優しさもないのかよ。。と思いながらも、もっと絶句したのが『水の在庫が少ないのよ。』と言いながら、自分で水をとっちゃう遅刻女の図々しさ。

なんていうデブなんだ。。と絶句していると、メキシコのおじちゃんは、『BOOにランチ食べるか』って聞けって遅刻女を通して聞いてきた。何が食えるのか分からないまま迷っていると『迷うわよね。』と言って、そのまま遅刻女とおっさんは爆速でキッチンをクローズしてしまったので、結局食えんかった。嗚呼、私の唯一のタダ飯が。。Owz。

2日目は悪夢だった。。。『もう勘弁してくれ。。』
マジで2日は地獄だった。レジ係は昔やっていたので慣れていたのだが、こんなに忙しい屋台で働いたこともないし、なんたってメキシコの親父と遅刻女の間に揉まれ、、体力も精神もズタボロになった。
『もう、、働きたくない。。辞めたい。。』と真剣に思ったが、、、また、あの天使のようなマネージャーと働ける日が来るかもしれない。。という希望を残し、今日だけが地獄だったと思うことにした。
