アメリカでビットコインが爆発的に広がったのは『ある違法麻薬サイト』のおかげだという話がある。
この違法麻薬サイトの存在がなければ、ビットコインはこんなにも広ってなかったというのだ。
革命的に広がるものはいつも『闇』の存在があるということで、今日はその闇サイトについて調べてみよう。
匿名ビットコインが『麻薬取り引き』に最適だった。
ビットコインがまだ一般ではなかった頃、この麻薬取引サイト『シルクロード』では頻繁に使われていた。
完全匿名で取引できるビットコインは違法販売者にとって、好都合だったのだ。
最終的に、サイト内でのビットコインを使った匿名取引きは、違法ドラッグから武器の売買、殺⼈依頼までを可能にしていき、『闇のAmazon』呼ばれるほど1⽇の売上げは1億円超に達していた。
悪名高い違法ドラッグサイト「シルクロード」の摘発。
『闇のアマゾン』のサイトとなると警察も黙っておかない。
シルクロードはFBIの強制捜査を受けて閉鎖され、サイト運営者だと疑われているロス・ウルブリヒト容疑者が逮捕・起訴されることになった。
逮捕された当時、14万4,000ビットコイン(当時の価値は3,400万ドル相当)以上を押収し、サイト内で行われた取引で約8,000万ドルの手数料を得ていたのだ。。
その後、サイトの管理者は2015年に有罪判決を受け、現在仮釈放のない終身刑で服役している。彼の生涯を描いたネットフリックスドラマが『シルクロード.com』が公開されたのも新しい。
世に広まるIT技術は『常に闇から始まる』という事実。
世に広まるIT技術は、先に闇の世界で受け入れて始まる。とよく言われている。
全てがそうとは言えないが、革新的なIT技術は『裏』の部分が先に出て悪用されて広まる。そして肝心な技術の部分も潰されてしまう事件もおきているのだ。
最新の技術が悪用されれば、技術に対する規制をどうするか?の課題が待っているんだろうが、悪用している人を取り締まり、匿名取引のできるビットコインという技術を罰しなかったのがアメリカのすごいところだなぁと思う。