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『弱火でチャーハンを炒め続ける男』ポジティブ上司の闇。

前に『いつの間にか尊敬していた昭和な上司』の話をしたが今日は『弱火でチャーハンを炒め続ける上司』の話をしよう。


多分、彼は今も弱火でチャーハンを炒め続けているだろう。でも今なら彼の不器用さがわかる。それでもそれが彼の生き方だった。

BOO
彼は、ここぞという的をあえて外しながら、それ以外に全力尽くす男だった。

平和主義で『なんとかなーる!』が口癖のポジティブ上司

チャーハン上司は努力家で優しかった。嫌なこともせっせと一人でやるくらい努力家だったし、ジャイアンみたいに仕事を押し付けるタイプでもなく、地味にこなすタイプだった。

何よりも、どんな時も言葉も丁寧で優しく、優しい理想の上司っていう言葉がピッタリだった。しかし、彼は不思議なことに全く人望がなかったのだ。

BOO
そん時、私はこんなにいい人なのに。。。みんなは見る目がないバカだなぁ。と一人庇っていた。

彼の行動は『弱火でチャーハンを炒める』そのものだった

ある日、やばい系の大型新人が入ってきた。速攻、注意するのかと思いきや、彼の解決方法は『ポジティブ回避』だった。そう、彼はどんな時にもみんなに平等で優しい。

彼は、ポジティブに『大丈夫!大丈夫っ!』いって、優しくみんなを慰めた。

根本的な問題をポジティブ回避!『必死で弱火の炒飯を作る上司』

根本的な解決は目を逸らしながらも、目の前の炒飯には全力を尽くす男。彼の行動は、「弱火でチャーハンを炒める男」そのものだった。

周りは、そんなポジティブで絶望的な状況に疲労していった。『強火さえすれば、みんな楽になるのに。。』心の声を言わず先輩たちは消えていった。残ったのは、問題を増やし続ける新人とそれを見守る優しい上司、そして、できない組の私。弱火チャーハン状況は、疲労困憊のMAXカオスに。。

彼の鈍感力『居場所が悪くてもい続ける凄さ』

状況がどれだけ悪くても、心の中で「これは今の自分の人生ではない」と別世界に意識を飛ばすような、天才的な切り替えと「悪い空気の場所に居続けられる」鈍感力という彼の能力は、すごいものがあった。

私はそんな能力ないし、すぐに顔に出る。だからこそ、彼のそんな能力はある意味、尊敬ものだ。

BOO
私と彼は全く逆のOS生きている。私は壊してでも直す側で、彼は壊れないように誤魔化す側なのだろう。

本質に向き合わない『ポジティブ』で無視しづけていると起こる代償。

彼は、自分の弱さをポジティブ鎧で隠していたのかもしれない。もしかしたら、あれは優しさじゃなくて、彼なりの生存戦略だったのかもしれない。

でも『何を言ってもポジティブで流される。』そんな彼の鎧が、まわりの信頼を削いでいく。彼がどんなに一生懸命、鍋を振りまくっても、彼についてく部下は一人もいなかったし、私も先輩の後を追うように辞めたので、その後どうなったかはわからない。

それでも、彼は今も弱火チャーハンを炒めているだろう。いや、もしかしたらもう、ただの煮物になっているのかもしれないが。

BOO
本質から目を逸らし続けると、ポジティブも短所になるんだなぁ。。

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