最近、友達の友達(結局、友達ではない)のパーティーに行くことがあった。
キャバクラ時代は、人にいかに気持ちよく話させる術を学んだのだが、アメリカだとそれがヤバい方向に行く。英語もネイティブじゃねーし、喋るより聞くほうが楽なので、ついつい、オーバーリアクションをとっていたら、癖のあるアメリカ人、自分の話を喋りまくる。まくる。誰か止めて。状態だ。
ついに私は我慢の尾がキレた。
ということで、いかに『会話泥棒』ができるか?を考えるハメになっていたので紹介しようと思う。
結局、その人の人間性でもあるが、あまりにも聞くだけの姿勢はお互いのためにもならんじゃろうということで、アメリカ人会話泥棒の結果を伝える。
1.会話泥棒を企む。『自分の話は自分でする。』
基本的にアメリカ人の会話では、自分の話を自分からしない限り永久に喋れない。
相手も自分の話をしてるなら、会話泥棒してオッケーなのだ。ということで、『くっだらねー、自分の裏庭の話』を長々やっていたので、自分の勝手に話を変えてOKということで、と、暇そうに聞いている人を巻き込んだ。
そうすると一気に流れが変わり、『そうそう、それね!うちの田舎のお父ちゃんが払わないの!若い人よりもおっさん世代が払わないよね!』『あ、うちもだわ!』と巻き込んだ人たちが、意外によく喋ってくれたので泥棒成功した。
そして、お互いの会話のキャッチボールが成立していく。そして、また要注意人物の一人芝居にならんように、常に彼女に話の主導権を握らせないようにも対策した。
2.『聞き役に徹しないし、リアクションを薄くする。』
彼女がまた『自分の庭の話』を話し始めた時は、リアクションをそこまで取らないことも徹底した。
リアクションするのは、人に気持よく話させるためではなく、本当に自分が興味がある話の時でいいんだ。ということを今更ながらに学んだのだ。空気を読まないアメリカ人には、本音がバレバレな態度くらいがちょうど良い。
3.無理に楽しまない。『面白くなかったら携帯いじってOK!』
そして、最終手段だ。本当につまらなくなったら、携帯を見ながら相槌ぐらいでいいのだ。人と喋っている時は、携帯を見て喋るのはいかがなものか?と躊躇してしまうが、相手も自己中に話をし続けるなら、こっちも自己中でOK。
4.『無理に楽しもうとしない精神』を徹底する。
日本では、相手の気持ちを考えながら会話することが多いが、アメリカ人は自分の話をするということが最大のテーマなので、いちいち気を使っていたら、自分が疲れるということに気づいた。
相手と会話をする時に、楽しいか楽しくないかでリアクションすべきで、無理やり話そうとしないほうがいい。いっそのこと無言になっても別にいいくらいの覚悟を持った方が楽だ。
結論:無理に人に気に入られようとしない。
結論的に、会話の中で私がオーバーリアクションを取ったり、面白くねー話にも笑ったりしてニコニコしてしまうと、アメリカ人が完全に調子に乗り、自分話が加速する。
だから、人に過剰に気に入られようとしなくてもいいんだ。という精神を常に持ってこれからパーティーに挑もうと思う。というか、知らない人がいるパーティーに行かなければいいんだと思う。(←それでしかない。)