もう、すっかり秋だ。そろそろ、ハロウィンから始まり、イベントが多発するという魔の季節がくる。
直近のパーティーでも、沈黙が怖すぎて『醤油の話』を永遠と話してしまった。そんなわけで、今日はアメリカ人たちがよく話している会話ネタを紹介しようと思う。
会話ネタ1.『ネットフリックス新作』の話。
アメリカ人たちの会話を聞いていると、『あのネットフリックスの新作みた?』という会話から始まっていることが多い。なるほど。これはかなりいいテクだ。アメリカ人たちは映画とかネットフリックス見ている人が多いので、この質問だけすれば、自動でストーリーテラーとなってくれて勝手に話してくれることが多い。10分はつなげる。
最近では、アメリカでかなり話題になっている殺人鬼物語『ジェフリーダーマー』の話題がアツイ。『ジェフリーダーマー見た?』と聞かれてまだみてないんだよー!!でもどう?面白い?てな感じで初対面でもかなり盛り上がっていた場面を、醤油の横で盗み聞きしていたわ。
会話ネタ2.『政治の話』はギャンブル!!当たれば盛り上がる。
初対面の人に『政治の話』すると、嫌がられるというか、『おいおい、初対面なのに、直球で爆弾なげてくんじゃねーよ。』という雰囲気になる。しかし、ビミョ〜にあった人であれば、ちょっと遠回しな言い方から、意気投合して盛り上がるという奇跡がある。しかし、戦場に行く時くらいの研ぎ澄まされた神経が必要だ。
自分と同じ価値観ぽい人に『そーいや、あの新しい議員が、発言してニュースになっていたねぇ。』とか何気ないニュースの会話から探りながら相手の反応をよく見て、徐々に寄っていくかんじ。それで、すげー盛り上がっていたのを、やはり醤油の横で見ていた。同じ価値観同士が、政治の話をすると、仲間意識が芽生え、一気に距離が近くなるというのもこの目でみた。
会話ネタ3.『自分の話』をビミョーに入れ込みながらの会話。
アメリカ人たちのコミニケーションの取り方は、自分の最近の話をちょっとして、あなたはどう?という会話がかなり自然なんだなーと、最近気がついた。
日本人は、『質問されるまで自分の話はあまりしない。』という人も多い気がしたのだが、アメリカ人は誰も自分に質問してくれなくても、自分の話をうまく入れ込むのが上手いなぁと思う。逆に日本人の会話パターンは、ひたすら自分の話をする人と、ひたすら聞き役に自然と分かれていることが多いかなと思う。
具体的には、『私ね、最近引っ越してバタバタだったんだわー。あんたはどうよ?』、相手が『ああ、わたしもねー。引っ越そうと思ってたんだわー』『そうなのー!私はねー、移住先はLAがいいと思っててねー。』とか、そういう会話になっていく。
会話ネタ4. 新しい物好きには『テック系』の話。
個人的にいちばん好きな話題なんだが、職業がエンジニア系の人たちには、テックの話がかなり盛り上がる。『最近アップルのIphone出たねー、クソだったわ。』とか。『ビットコインが最悪だ。』とか。
サンフランシスコにいた時は、テック系の話をしていれば、次々相手が『新しいテック話やスタートアップ系』をしてくれたので、結構楽だったことに気づいた。ポートランドだと、環境とかに意識したビーガンが多いので『最新のエコグッズ』とか『ビーガン食品』の話をすると結構、食いつきがいいことに気づいた。醤油じゃなくて、ビーガンマヨの話をすればよかったわ。
会話ネタ5.『おいしいお店知ってる?』
直近で『あ、この人、かなり会話に慣れてんな。気を遣ってくれてるわー。』と思ったのが『この辺で、日本食の美味しい店知っている?』ということを聞かれた時だ。私が日本人だからこそ、会話を振ってくれたに違いないと思っているんだが、外食を滅多にしない私でも、適当な日本レストランの名前を言っとくだけでいい。初対面でも気を張らずに話しやすい雰囲気を作り出せる。
ちょー嫌われる会話は、『太ったね』『いくら稼いでる?』『宗教を押し付ける』話。
アメリカ人が極端に嫌うのは、『見た目をいじる』という日本人でいうイジリの部分だ。緊張をほぐそうと面白くいじっているつもりでも、アメリカ人には不快でしかない。日本だと『あれ、ちょっと太った?』と言いがちだが、アメリカだと、見た目の問題は軽々しく発言しちゃうとドン引きされるのだ。後は、お金の話も、基本的にプライベートな問題で、やめとくが無難。
おまけ:仲良くなると結構『下ネタ』もバシバシ飛び交う。
最近気づいたのだが、アメリカ人って酔っ払うとマジで何も覚えていない。しっかり話しているようで、次の日、会話の内容すら覚えていない人が多いので、ある程度、酔っ払ったら、そんなに気を使うことはないじゃねーかと思う。
下ネタもバンバン飛び交うので、もう英語わからないふりをしていた方がいい。