アメリカは、すぐに訴える国だ。
だからなのか?アメリカ人の口から出るのは『ごめん』ではなくて『いい訳』が多い。すぐに謝ってしまうと、訴訟される可能性があると聞いたことがあるが、悪いと思ったら『ごめん』って謝れるのって大事だよなぁ。とアメリカ来てからしみじみ思う。
1.ビール飲んだのに『なんで俺に彼女ができないんだ!』
アメリカのビールで有名な『バドワイザー』がセクシーな女性を出したCMを放送していたところ、何を勘違いしたのか『バドワイザーのビールを飲めばセクシーな女性もゲットできる!!』と思った孤独なアメリカ人が、『ビール飲んでもセクシーな女性をゲットできないじゃないか!!!』と訴えた頭がおかしい訴訟。
2.先生に訴訟!!『わたしの成績が低すぎるじゃない!』
先生がテストをC+ と評価したことが、ある生徒の癇に障って『成績低すぎるだろう!!』と先生を訴えた事件。
この生徒の言い分は、『先生の気まぐれでC+ の成績をつけたことで、セラピストになる資格を奪い、130万ドルの収入が失われた!』のことだが、先生側は『この生徒の学ぶ態度がよくなかった。』と言っている。
もちろんこの訴訟も却下されることになる。
3.マクドナルドの『ナゲットに骨が入っている!!』
マクドナルドで『コーヒーが熱すぎて訴えて勝訴した話』のは有名だが、今度は、マックナゲットに骨が入っていて訴えた話だ。
2020年5月、フロリダに住む男性がマクドナルドのチキンナゲットを食ったところ、中に長さ 1 インチ弱の骨があり、それで歯に微小のヒビが入った許せん!ということで訴訟に発展した。
彼は、マクドナルドに 110 万ドルで訴えたが、現在(2023.2.6)まだ判決はでてないようだ。
4.集団訴訟5億円!『スタバのアイスが多すぎる』
世界のスターバックスが、アメリカ人たちの集団訴訟に5億円もの金額で訴えられていたのだ。
アメリカ人たちがキレているのは『ドリンクの氷が多すぎて、こりゃ詐欺だろ!!』ということだ。宣伝されているよりも 25% 少ない液体を提供していると文句を言っている。
それに対し、スタバ側は『どんな飲み物にも氷は必要だ。』と主張。
You can order light ice or extra ice on any of our iced beverages. #ProTip #JustRight
— Starbucks Coffee (@Starbucks) April 9, 2015
5. 請求8億3200万ドル!!『マイケル・ジョーダンに顔が似ている!!!』
2006年、アメリカのポートランドに住むアレン・ヘッカードという男が『マイケル・ジョーダンに似ていて苦痛すぎる。』という訴訟を起こした。その訴訟額、8億3200万ドル!!日本円で1000億円以上。
その後、彼は、マイケル・ジョーダンに著作権に盗まれたとして訴え、同じ金額でマイケル・ジョーダンを人気者にした罪としてナイキを訴えている。
この頭が完全におかしい訴訟にマイケルジョーダン側は、以下のツイッターで述べている。
Legal Tip Tuesday: Suing a celebrity just because he looks like you, just won't work out the way you want.
Allen Heckard sued Michael Jordan for $416 million because he was stealing his likeness. He also sued Nike for the same amount because they made Michael Jordan one of th pic.twitter.com/GZMv2BnRKo
— Sullivan Law Firm (@SullLawFirm) November 28, 2017
その後、訴えていた彼は、マイケル・ジョーダンに対する訴訟を取り下げたそうだ。
6.高校生が授業中に起こされて訴える!!
2008年、コネチカット州に住む 16歳の高校生が授業中に寝ていたところ、数学の教師が机を叩き自分を起こしたそう。それに対して、『左耳の鼓膜に重傷を負った』として、その生徒は教育員会を訴えたのだ。
この事件はのちに却下されたが、この件で生徒は仲間からバカにされてしまったそうな。
7.『サンドイッチのツナが胡散臭い。』
アメリカでは誰でも知っている有名なサンドイッチの店『サブウェイ』。今度は、この店のツナが嘘すぎるという理由で訴えられた。
今回、訴えた生物学部の学生たちは『学内の研究室でサブウェイのツナの鑑定をしたところ、100%マグロではなく、鶏・豚・牛のDNAを含んでいる結果だ。これは食品偽装だ!!』ということで訴訟に至った。
この訴訟について、サブウェイは猛反発。以下の『ウチのツナは本物だサイト』まで作ってしまう。(以下参照)
両者の意見は一歩も譲らず。見かねた『ニューヨークタイムズ』があらためてサブウェイのツナを独自で調べたところ、『サンプルにはマグロのDNAは含まれていなかった』との報告が。。。どっちなんだ。。