アメリカに住んで10年くらい経つ。
渡米当初は驚くばかりだったが、今では普通になれてしまった悲しい習慣がある。
1. 知らない人から『荷物の番』を託される。
アメリカのカフェでは知らない人から突然声をかけられて『トイレに行ってくるから、このカバン見張ってて。』と言われる。
アメリカでは『カバンの見張り』は隣人に声をかけるのが普通。『ナンパされてる!』的なぬか喜びは禁物だ。
2. 警報器が突然鳴り出すことに慣れてしまう。
アメリカの煙探知機のアラームはやばいくらいデカい。そしてすぐ鳴る。
特にアパートがひどい。夜中でもかまわず鳴り響くので、消防車が来てアラーム止めるまで一旦外に出なければならない。しかし慣れすぎてあまり人が出てこない。本当に火事の時はやばいと思う。
アメリカの煙警報器はオーブンで少し焦がすと『ビービービー!!!』となるのもどうにかしてほしい。
3. アメリカの建物が寒すぎて常に凍えている。
アメリカ人と日本人の体質が違うと思う。
エアコンの設定温度がクソほど低い。夏になるとクーラーをガンガンつけるので室内では凍死寸前だ。ホッカイロがかかせない。
しかもアメリカのエアコンシステムは一括操作で部屋ごとに調整できない。
4. リスが可愛くなくなる。
アメリカではリスは可愛いもんではない。『クソリス』と呼ばれつつある。
人の畑を無駄に掘り返し、凶暴な姿を見せるのでその名がついた。可愛い姿からは想像がつかないレベルの暴君なのだ。
5. 半けつが見慣れてくる。
アメリカ人の半けつ率は異常だ。
日本にいるときは私も『半けつ族』で軽蔑されていたが、アメリカ人の半けつ族を見てからは『見る側がどんな気分になるのか?』を知ることができて素行をあらためることができた。
6. トイレに足がつかない。
アメリカのトイレは、足がつかない。
背が小さい私でも日本のトイレではヨユーで足がつくので、逆に帰国時には『うぉ!足がついてしまう』と一瞬戸惑う。
7. レシートが普通に間違っている。
アメリカのレシートは間違っていることが普通だ。決してレジ係を信用してはならん。
レシートは必ずもらい、その場で10秒間チェック癖がついてしまった。過去に10倍の値段になってたことが3回ほどある。しかも違う店でだ。
8. いらない家具を道端に置く。
アメリカでは、入らなくなった家具を道端に置いて『FREE無料(ほしい人は持っていっていいよ)』と書いて、誰かが持ってくのを待つ習慣がある。
汚いおもちゃとか、どー考えてもいらないモノまでとりあえず置いて様子を見る。日本では信じられないだろうがアメリカ人は全然抵抗なく持っていくのだ。
9. メチャクチャな英語でも案外普通に通じる。
アメリカ人はほとんど人の話を聞いていない。
ノリだけで生きているので、英語がめちゃくちゃでも熱意や身振りだけで伝わってしまうことがある。
10. むしったバナナを買う。
スーパーに売ってあるバナナは、自分の好きな量だけもぎ取って買っていくのだ。
測りでの料金になるし、ちぎり放題。日本でやったら違法なので気をつけている。
11. 返品しまくる。
アメリカは返品天国だ。30日以内だったら、ほぼなんでも返品できる
返品文化なのでアメリカの返品システムはかなり進化していて便利だと思う。
12. シャワーのお湯がすぐに出ないし、すぐなくなる。
アメリカのシャワーはお湯が出るのに時間がかかるし、お湯を使いすぎると水しか出てこなくなる。
日本のような『瞬間湯沸かしシステム』が羨ましい。
13. 祝日は、例外なくほとんどの店が閉まる。
アメリカは祝日になるとお店が閉まるのが当たり前。
祝日は休むものという習慣があるので『どーせ空いてねーべ。』という感覚で店にもいかなくなる。