サンクスギビングディーの当日に疑問に思ったことがある。
『儲かりそうな休日に抜け駆けしてでも金儲けする店はないのか?』
この謎を解きに街を探索。これぞ、サンクスギビングデー暇人の極みだ。

『サンクスギビングディー』に街を歩いて検証。
とりあえず、近所の高級スーパーに行ってみたらやっぱり閉まっていた。張り紙もなく堂々と。
その隣にあった庶民スーパー『セーフウェイ』はオープンしていたが、今日だけは早く閉まるのだそうだ。

隣の行きつけのパン屋も閉まっていた。

その隣のレストランは、貼り紙がはって『サンクスギビング閉まります』と書かれてあった。
ついでに、クリスマスも締まるらしい。

『どこもかしこも閉まってんな。』と思いきや、近くの中華レストランには『オープン』の文字が!!
朝っぱらから中華の需要があるかは謎だが、中をのぞいてみると誰もいなかったのでやっぱりしまっていた。この店は通常でも人が入っていないので、オープンしているかマジでわからんかった。

アメリ人に聞き込み調査!!『店を開けても儲からない』
でもやっぱり納得いかない。『実際なんで店を開けないんだ??』と疑問だったので、今日休むのか?店を構える知人たちに聞いてみることにした。



色々と聞き込みをした結果、サンクスギビングで店を開けない理由は『そもそも儲からない上に、働く人がいない。文句を言って辞められるリスク潜んでいるから閉まる。』ということで決着がついた。
面白かったのは、アメリカ人以外の移民のお店の亭主は『最初からサンクスギビングディーに儲かるんだったらやっとるわ!』と言っていたことだ。
そもそも外に人がいない。
そーいえば、サンクスギビングの街並みは通常と比べてもガラガラだった。要するに外に出る人がいないからだ。
そんな初歩的なことを忘れていた。

根底に『家族と仲良し=家中で暇を潰せる』アメリカ文化が影響している。
サンクスギビングディーに街に人影がなくなる理由は、家族と家で過ごしているからに違いないと思うが、そこでつくづく思うのが『アメリカ人って家族と暇を潰せる民族だよなぁ』と思う。
日本で家族で過ごすといえば『正月』ぐらいだが『家で過ごすのが暇すぎて正月辛い。』てな人が多くなった結果、正月でもお店の需要がありオープンしているところも多くなった気がする。
しかし、アメリカ人は『外に出る』という需要がないというか、家族との会話だけで一日中楽しめるのがすごいなぁ。おい。と感心している。日本では家族や親戚だからってそんなに喋れる人はいねーと思う。
