今、アメリカで日本の『クジラの自動販売機』が大きくニュースで取り上げられている。
日本人からしたら、『クジラ肉ごときで。。』という感覚だが、アメリカ人にとって『鯨を食う』行為は違法で、取り上げ方も半端ない。
ということで、アメリカで大きく取り上げられている『クジラ肉の自動販売機』について調査してみた。
日本で『クジラ肉の自動販売機』の初登場!!
日本でクジラ自動販売機が登場したというニュースは、たちまちアメリカのメディアが大きく取り上げて話題にしていた。アメリカ人がわたしに↑リンクを送ってきた。
日本代表としてコメントに困ったので、論点をずらす作戦でいったが、見事に失敗した。
常にマリファナ吸っている友に、頭おかしい奴呼ばわりされて不服だ。
アメリカ側からすると『大麻吸う』より『クジラ肉食う』方が重罪という事実に、頭がおかしいのはどっちだ?とよくわからなくなってしまった。
実際に上の動画を見てみると、ずらっと並んだクジラ肉の自動販売機には、『冷凍のクジラの刺身』『クジラのステーキ』『缶詰シチュー』などがある。
このメディアの報道の中で、『捕鯨は保護法によって制限されているが、このクジラの自動販売機のオーナーは、クジラ肉は日本人の一部(アイデンティティー)であり、鯨食の文化を復活させたい。と話している。しかし、これの動きを保護団体は注目していて、これによって、最終的にクジラ肉が需要が高まれば問題になるだろう。目を離せない。』という感じで報道。
このコメント欄も『自動販売機』文化を絶賛するコメントやら、『絶滅危惧種を食っている懸念』の声があった。
LAの日本食レストランが『鯨肉』で有罪&廃業。
ベジタリアンが多い都心部のアメリカでは、肉食の価値観は、政治を語ると同じくらい敏感な話題だ。
過去にロサンゼルスの高級日本レストランが『絶滅危機にある種類のクジラの肉』を出していたのがバレてしまい、有罪判決に。その後、廃業に追い込まれたという事件もあったくらいだ。ちなみにアメリカでは、『クジラの肉の提供』は違法行為になる。
アカデミー受賞『The Cove』映画内の覆面調査でバレる。
そもそも、なぜ、その日本食レストランがクジラ肉を出していることがバレたのか?
それは2010年アカデミー賞を受賞した『ザ・コーヴ(The Cove)』という、イルカ捕獲を批判したドキュメンタリー映画で、そのレストラン内で覆面調査が行われ、世間にバラされたのがきっかけだった。
アメリカ人の疑問『なぜ日本人はクジラ肉を食うのか?』インタビュー動画
アメリカ人にとって『日本人がなぜ鯨を食うのか?』疑問に思うのだ。
そんな中インタビューしている動画があった(↑のyoutube)その中でも、クジラ肉の専門店の大将は『絶滅危惧種の問題で、クジラの捕食に反対している人たちへどう思うか?』という質問に、
と答えている。
アメリカでも過去『クジラ肉』を食べていた。
クジラ肉を批判するアメリカだって、過去に食べていたという事実がある。
アメリカでのクジラ捕獲のピークは1846年から 1852年で、当時は、クジラの油だけを摂るために捕獲されていて、マッコウクジラの頭部の貴重な脂身を取った後は、全て捨てていたというヤバい過去がある。
しかし、1972 年にはいると、アメリカではすべての海洋哺乳類を殺すことが違法になり、鯨も1973年の絶滅危惧種法によって保護されることになる。
アメリカ人は『クジラには知性がある』と信じている。
アメリカ人は、クジラから油を取っても、絶対に食わなかったということがあるそうだ。
なぜかわからんが、アメリカ人の多くは『クジラには知性がある。』と信じている人が多い。以下のリンクでは、クジラとイルカは『IQ』が高く、イルカに至っては、イルカは地球上で人間に次いで 2 番目に賢い動物。と記載されている。
そして、やっぱりこの問題にぶつかる。アメリカ人は『知的生物は絶対に食べない説』だ。そーいや同じ理由でタコも食べなかった。
まー結局、ここまでくると価値観の問題だよなぁと思ってくる。
個人的には、確実に『絶滅危惧種』とされている動物をわざわざ取って食う心理が個人的にはよくわからんな。と思う。地球上には、代わりに美味しいものがいっぱいあるぞ。と言いたい。
ということで、最後に、クジラに飲まれたが、奇跡的に助かった男のYOTUBE↓を置いておく。ついでにクジラは、人間を攻撃することはなく、偶然の出来事で飲み込まれてしまったそうだ。