アメリカ

墜落事故が多い!!『ボーイング727』の機内に住み着いた超テックな男の話。

1月 5, 2023

世の中には、変わった生き方を選ぶ人たちがいる。特に『ポートランド』には、変わり者がゴロゴロいる。

ということで、今日は、オレゴン州の人里離れた森にある飛行機の中でたった1人で生活する変わりもんの話を紹介したいと思う。

BOO
都市伝説だと思っていたが、ガチで『廃棄された飛行機』に住んでいたとは。

都市伝説!?『オレゴン山中の飛行機』で暮らす男。


変わりもんの男は、オレゴン州のポートランド郊外のヒルズボロの山の中にある、この飛行機の中に住んでいるいう。まさに、見た目は、完全に『山の中で墜落した飛行機』だ。

BOO
ま、まじで、こんなところに人が住んでんのか!?


一見、墜落した飛行機『ボーイング727』に住んでいる男の正体は、ブルース・キャンベルさん、73 歳。

彼には、妻もいないし、子供はいない。そして、住宅ローンもない。あるのは、彼の夢がつまった『でっかい飛行機』なのだ。

BOO
ある意味、男のロマンの夢を叶えただけあって、見た目が若いっ!!


彼は、本気でこの飛行機の中で暮らしている。

一つ違うのは、『墜落した飛行機』ではなく、ブルースさんが長年の夢を叶えるべく購入した、現役を引退した飛行機だということだ。

元々、超ーテックの電気技師のブルースさんは、リタイア後、自ら、ジェット機を再利用する構想を思いつき、『飛行機に住む』という子供の頃の夢をかなえる為に第2の人生を始めたのだ。

BOO
元々、電子工学のエンジニアだったキャンベルさんだからできる技だ。

アテネ空港で使われていた『約1000万』の飛行機を購入。


ブルースさんは、1999 年にアテネ空港で使われていた飛行機 10 万ドル(約1000万)で購入してから、飛行機の翼を取り外し、この巨大な飛行機をこの人里離れた森に引っ張ってきたのだ。

BOO
運ぶだけで1000万近くかかったという。。結局、飛行機代と運送料だけで一軒家分のタイニーハウスが買えちゃうんじゃないかと思う。

6ヶ月かけての大改造。エンジンの取り外しだけで『200万!!』


ブルースさんが、ギリシャで見つけたこの飛行機は200 席もある。

そんな巨大ジャンボ機のエンジンを20,000ドル(約200万)を費やして取り外し、飛行機を飛行不能にして、着々と人が住めるように改造。

BOO
改装費も半端なくかかってそうだな。。夢を追うのは大変だわ。

ブルースさんが飛行機に支払ったお金は、相当なものだが、そこには『飛行機の中に住む』という男のロマンがある。

ブルースさんが改造にこだわったのは、質感を極力失わないようするということだ。

その為、コックピットを書斎にし、パソコンも飛行機の操縦パネル中に設置。また、翼の部分は、普段はデッキとして使用し、もともとの貯水タンクの部分には、洗濯機を置いてそのまま活用。

BOO
できるだけ、飛行機に住んでいるというロマンを壊ないようにするのが秘訣らしい。

借金ローンなしライフ!!月の生活費は『320ドル』

改造に費やしたお金は、莫大だが、飛行機生活の月の生活費はなんと、固定資産税と電気代ぐらいで『320ドル』程に抑えられているそうだ。水道代は、きっと山の水を使っているのかもしれん。

元々、ブルースさんは、贅沢な暮らしを送るよりも、夢をかなえる為の幸せを満喫しているのだ。改装中には、小さな布団の上で眠り、お風呂は簡易シャワーで済ませ、食事は缶詰めとシリアルを食べる。一見、質素な生活かもしれんが、そこには『飛行機の中』に住んでいるという最高のロマン、贅沢があるのだ。

BOO
森に住んでいるだけあって、生活費が安いのか!?それとも飛行機の中だからか!?

飛行機ハウスの中は『土禁禁止』!! 大の日本好き


実は、ブルースさんは、大の日本好きで、一年の半分は日本にいる。今では、飛行機の生活と日本との2重生活し、日本語も話せるという。

しかも、ブルースさんの飛行機ハウスは、日本式『土禁』だ。客には、靴を脱ぐかスリッパをはけ。という徹底したルールがある。

BOO
そして、今、ブルースさんは、日本でも飛行機に住むという夢を実現しようとしている。

飛行機を愛しすぎて『もったいない』という思いが爆発。


実は、飛行機は、毎日のように破壊されているのだ。20年間でおよそ500-600機が寿命を迎え、破棄されているのだそうだ。

そんな現状に、なんとかできないものかと、ブルースさんは最終的には、飛行機を家にしてしまったのだった。

BOO
飛行機を愛するがゆえに、飛行機を家として再利用した男。それがブルースさんだ。誰にでもできることではない。

しかし、驚くことに、世界では、廃棄される機体やエンジンを再利用する動きが活発になっているそうで、アメリカには、ブルースさんのように『廃棄の飛行機』に住む人は結構いるらしい。すげーよ。アメリカ人。

『飛行機愛』があるからこそ、新しい形で蘇らせる。それが、飛行機好きの新しいロマンなのかもしれない。

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