日本に一時帰国すると、最初は嬉しいのだが、どんどん『孤立感』に襲われてくる。
日本でもアメリカでも友達が少ないので、人恋しいという『孤独感』は全くないのだが、自分が周りと違うから迷惑かけている『孤立感』に襲われてしまう。
と言うことで、今日は暇なので、なぜに『日本に来ると孤立感を味わう羽目にはるのか?』を深掘りしてみよう。
日本特有『臭いものに蓋の精神』で撃沈した。
今回の葬式による帰国では、長年かかえていた『闇』が浮き彫りとなり、ドラマのような展開が待っていた。
闇を暴く系としては、根本的な解決を目指すため、喧嘩ではなく『本音での話し合い』が必要だと思ったのだが、周りから、
まー、私はずっと海外にいたわけだし、今頃、私がシャシャリ出るのもよくないよな。と思いつつ、私の考えが『鬼畜で頭おかしいのかな?』という気もしてきたので、ひたすらググったら、『日本人 臭い物に蓋』という検索が多くあって、私自身がいつのまにか、海外生活が長い人がぶつかる『日本人の性質、臭いものにフタにモヤる問題』にぶち当たっていることを知り、『嗚呼、私だけじゃないんだ』と内心ほっとした。
その反面、私は帰国後『主張の激しい面倒臭い人になったなぁ。。』という目でみられていたと言う事実を知り、懺悔した。そして、下のツイートがまさにそうなのかなと思った。↓
自己主張強すぎは、ほんとにそう・・・。
あと、感情を表情に出す癖が抜けなくて、ビビられる事が・・・。日本人はとにかく笑顔なので、そこへ戻すのが難しいです、はい。— 森林猫 (@StoatTail) November 3, 2022
日本とアメリカでは『物事の解決方法』が根本的に違う。
『家族でも親友でも表面的に取り繕っていれば、それでいい。』
そんな解決方法を望んでいる日本人が結構いる。ということを今更ながらに実感している。
自分の性格的に『モヤったら、親しい人なら本音で話し合うか、距離をとる。』という分かりやすいほど白黒つけたいタイプで、『なにもしない』という解決法はかなり理解しづらかった。
しかし、考えてみれば、日本は問題の解決策として『なぁなぁ主義』をとる人が多くいて、アメリカは『白黒はっきりする方式』が多いという文化の違いという根本的な考え方の違いが激しく、そのギャップの違いだけなのかなと思う。
沈黙は金!!『本音を言わず、我慢し合い』ながら生きていく日本の文化。
日本には『みなまで言うな。(全部言はいうな)』と言う考え方があり、『沈黙は金、雄弁は銀』とされ、『沈黙することは多くを語る以上に価値がある』という文化が少なからず、根強いている文化だ。
アメリカは、多様な人が多いからこそ、わかるまで言葉で伝えなければならない。『言葉で伝えること』を重要視する日本と反対の文化であり、問題の解決方法が全く違う時がある。
アメリカでの『自己主張強の強さ』が普通になり、帰国してショックを受ける。
私自身、アメリカに住んでいても、『自分はかなり日本人の性質だ。アメリカ人の意味がわからん』と思っていて、『自分は絶対にアメリカには染まれない。』という自負があった。
しかし、そんな自分も、知らず知らずのうちに『アメリカ文化』の方が、自分にとって普通になる時があり、日本に住んだ時に、今まで気づかなかった違和感に、自分の考え方の方が『少数派』だと気づきショックを受ける。
アメリカに慣れてしまうと『日本』に戻れなくなる不安に襲われる。
久しぶりに帰国すると『日本はやっぱりいいなぁ。』と思う反面、今の自分は『日本の常識から逸脱した頭のおかしい面倒臭い奴なんだろうなぁ。』と『自己嫌悪』と『孤立感』を感じる時がある。
『日本でも浮いていた存在が、そのままアメリカに住み着いてしまった場合、日本に戻るのが辛くなってしまうんだよ。』という話を、昔は半信半疑で聞いていたが、やべ。合ってるかもしれん。。。と。
日本にいる時には日本に合わせて、アメリカにいる時には、アメリカに合わせることができたら最高だよなぁ。と思うが、『自分はそんな器用な奴でもないし、やっぱり人は、自分の心地いい場所に行き、その場所に染まってしまうのもあるよなぁ。。』と思っている。