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海外の反応は!?『トースト(食パン)喫茶』を海外でオープンした秘話。

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  アメリカに渡米して早8年。アメリカに移住してからずっと素朴に思っていた疑問。なんでアメリカの食パンて、うっすくてカサカサで小さいの?何枚食っても激安だが食った気がしない。( ´˂˃` )

この便利な時代にアメリカの食パンメーカー1社くらいは気を利かせて『よっしゃ、日本人に受けてるし、うちでも作ってみるか!』と意気込みのあるメーカーがあってもいいはずなのに、、一向に『日本のような厚切りパン』がスーパーに並ぶ日は未だにこない日々。どこもかしこもおんなじ様なうっすい食パンをスーパーに並べやがって。クソが。(」`o´)」(←かなり職に対してストレスが溜まっている)ついでに、アメリカのウィンナーもクソすぎる。クソが。(」`o´)」(←ついでに八つ当たり)

アメリカでのこの深刻な日米問題をマジで誰かこの問題解決してくれくれヨウ。プリーズ。(;´༎ຶД༎ຶ`;).(←最後は泣き落とし)

BOO
ぶ厚くてさっくりもっちりした『日本の食パンが』がむっしょーに食いたい。‎( ꒪⌓꒪)( ꒪⌓꒪)

友人MASAKI
お?ちょうど最近、ポートランドで『日本のアレンジ食パンがいっぱい食えるお店』がオープンしたよ。お店のオーナーさんのインタービュー取材があるから一緒インタビューしに一緒に来る?

BOO
おおおおお!ポートランドにアメリカ食パン事情の救世主1号店ができたのか!素晴らしい!まじ!?!?!いくいくぅー!!!!!y( º◊º)yy( º◊º)yy( º◊º)y

ポートランドでオープンしたばかりの『日本の食パン専門店』お店に早速潜入。

[ お店は、人気のお店が立ち並ぶNEポートランドにあるウィリアム通り。オーナーさんの日本の家紋をトーストの形にしたお店のロゴと日本語で書かれた『食パン』の看板でお店がすぐにわかった。 ]

いよいよ、友人と潜入することに。場所は、ポートランドのNEエリアのあるたくさんの可愛いレンストランが立ち並ぶ『ウィリアム通り』インタビュー当日は天気でお店の周りをうろちょろするだけでもとっても楽しく心が躍る。

kimura toast bar

3808 N Williams Ave SUITE 125, Portland, OR 97227

Tue-Sun:8am-3pm Mon:定休日

WEBサイト


ちなみに、インタビューしてきたのに、マスクを忘れてきた私である。いつもは基本マスクをしているのに、ここぞという時にうっかり忘れてしまう大事な時に限っての本気のうっかりものである。まじでうっかりにも程があるぞ。とガッカリしていたら、優しくお店のマスクをオーナーさんがくれた。オーナーさん優しそ。ホッ。

BOO
やべ。インタビューしに来たのにマスク忘れてきちゃったよ( ´˂˃` )

友人MASAKI
。。。。(コロナなのに、、インタビューなのに、、、)(›´-`‹ )

[ 入り口が一面大きなガラス張りの作りの窓で、外の新鮮な空気を感じながら店内で落ち着ける開放感溢れる店内でとっても気持ちい。と思いきや、、、奥には昭和ロマンスの2人組が。。 ]

店内は開放的なカフェ風の作りで、入り口がガラス一面で大きく、お店の中から外のオシャレな通りを見渡せる様になっていて、お店にいても外にいる様なフレッシュな気持ちでのびのびとお茶ができるのだ。

[ 『昭和ロマンス』を踊り、店内を昭和の喫茶店風に導くゆるキャラ2たり組 ]

そして、奥から密かに目立つ『ゆる可愛いキャラクター2人組』が店内で『昭和ロマンス』を踊っているのだ。働き盛りのサラリーマンと新人OLが仕事帰りにコッソリ流行りの社交ダンスを踊っているのだ。そして、この二人の初キッスは「レモンの味」だ。(注意:完全妄想)

しかし、これを書いたのは、オーナーのお店で働く日本人ではない『アーティスト』を目指しているアメリカ人の女の子だそうだ。なんともっびっくりだ。昔の昭和ロマンスがアメリカ人の女の子によってポートランドにて再現されたのだ。昔の昭和ロマンスを知らないアメリカの女の子が第一ボタンまで締められた四角い襟で昔ながらの昭和を再現しているところに並々ならぬ日本愛を感じる。

BOO
ふむ。お店の今時のオシャレな内装なのに、この昭和ロマンスの2人の社交ダンスのお陰でいい感じにぶち壊していて、どことなく懐かしい感じの喫茶店の雰囲気。



オーナーに聞いてみるオープン秘話。

[ インタビュー中のオーナーの気さくで面白いkayoさん ]
オーナーのkayoさんは、隣にポートランドで人気のラーメン屋さん『Kayo’s Ramen Bar』も経営していて、今回インタビューさせてもらった『食パンのカフェ』を始めることになったのも、経営しているラーメン屋さんの隣のカフェが閉店したことがきっかけで、そこに新たにお店を開くことにしたのだそう。

kayoさんは大阪出身なだけあって、話がとっても上手でめちゃくちゃ面白い。1きいたら10までざっくばらんに教えてくれてしかも箇所になぜか笑いのセンスも感じられる。全てぶっちゃけて話してくれて、どこまで書いたらいいか迷うほどである。

無添加日本のトースト開発の苦労。

[ kayoさんが苦労して作ったお店の無添加の食パン。縦に切れるこの日本の食パンに感動してバクバク食ってしまいお腹一杯になってしまった。 ]

BOO
kayoさん、なんで日本の食パンが食べれるお店をオープンしようとおもったンスか?

オーナーkayoさん
元々のカフェの内装を生かして、喫茶店をやろうとおもったら、そうだ!日本の喫茶店で食べれる様なトーストが食べられるお店にしたらどうだろう!って。

BOO
Kayoさんって、昔からパン作りしてたんですよね。

オーナーkayoさん
そうそう!私の子供たちが日本に帰ると日本の菓子パンが大好きでね。アメリカでも食べたいっていってたけど、アメリカで売っている日本の菓子パンは結構添加物が多いのが気になって、子供達のために自分で作ってたの。でも趣味程度で作ってた程度だから、今回オープンでは、いろいろ研究してね、、大変だったわ‎...( ꒪-꒪)(遠い目)

BOO
どんな風に大変だったんですか?

オーナーkayoさん
お店で売れる満足できる『食パン』が完成したのって実は開店する一日前だったの!私の知り合いのパン屋さんに『日本の食パン』に作ってもらう様にお願いしたんだけど、、アメリカの機械で、アメリカの材料で、しかもパン屋さんは日本のパンを食べたことがないという。その結果、ちゃう!ちゃう!って何度も叫んで、試行繰り返し。。大変だったわ。( ꒪-꒪)(遠い目)

手作りの日本の食パンをアメリカで作るとなるとやはり、めちゃくちゃ大変らしい。ポジティブで明るい大阪のりのKayoさんが大変だったわ。と白目を向くくらいだから相当だ。その上、無添加で作ろうとしているのだから、もうMでしかない。それ以上に大変だったに違いないと感じた。、

アメリカで日本クオリティー且つ、手作りの安全性の両方を求めるkayoさんは完全な職人さんだ。さすが、kayoさんが経営しているラーメン屋さんはいつも行列で繁盛させているだけあって、食に対しては、妥協を許さない頑固な職人さんなのだ。しかし、話すと気さくで面白い人でギャップがすごい。

ちなみに、私はというと、マスクを忘れた上に、終始上の空。昭和ロマンスのあの2人の経緯が気になってしょうがないので、インタビューに身が入らず、、何度も同じことを聞いた上に、間違ったことを繰り返し言いまくり。しかし、kayoさんは呆れることなく終始笑顔で私のトンチンカンのインタビューも優しく丁寧に受け答えしてくださり、インタビュー中は自分がいかにトンチンカンなインタビューをしていたのかは分からず、後に自分の録音した声を聞き、同行した友人フォローの声も身にしみて、嗚呼、自分完全にインタビュー向いてない。と愕然と悟ることになる。研究熱心な職人kayoさんに比べて、私のダメ人間度がすげー際立つ。‎( ꒪⌓꒪)



お店の『アレンジ食パン』を死ぬほど食い比べ。

[ お店の食パンメニューは全て日本の菓子パンを元に考案。カレーパン→カレートーストなど。 ]
kayoさんは、いっぱい食べさせてくれたのだ。そして、メニューを選ぶ頃にはもうお腹いっぱいになりました。と言いたかったが、次から次へと美味そうなアレンジパンが運ばれてくる。腹一杯なのに食いたい。誘惑がすごい。う、これは間違いなくデブへの挑戦状だ。そしてすぐに敗北だ‎( ꒪⌓꒪)

BOO
お店の人気のパンはなんですか?

オーナーkayoさん
お店で人気なのはカレーパンかな。ピザパンも人気よ。

ピザパンはかなり新鮮でありそうでなかったメニューでピザにうるさいアメリカ人たちに受け入れられているのがすごい。

そんなkayoさんの作るトーストアレンジパンは、とても柔軟な発想でバリエーションが豊富である。アメリカで人気の人参トーストがあれば、抹茶トーストもある。メニューを見るだけでも楽しくなる。

で、せっかくなので腹がちぎれそうなくらい食べたお店のアメリカに来て蘇った『日本の食パンたち』を紹介しよう。

キャロットトースト

[ キャロットトースト ]
こちらは、キャロットケーキからヒントにアレンジした『キャロットトースト』である。上に乗っている濃厚クリームと歯応えがある甘く煮たキャロットがトーストの上に乗っている。

日本だとキャロットは野菜というイメージがあるが、アメリカだと、スナックキャロットとして、おやつがわりにボリボリ食っていたりする。ちなみに私はちょっと人参が苦手であるが、これはデザート感覚で食べれた。うまし。



あずき&抹茶クリームトースト

[ あずき&抹茶クリームトースト ]
こちらは実は一番個人的に好きなメニューであったが、実はこれを食べる頃に既にお腹がはち切れそうで。。自分のお腹を守ることに一杯一杯で味わう余裕がなかった。実にもったいないことをした。しかし、ちょっと舐めた上に乗ったクリームと抹茶クリームが絶妙でがうまかったのだけは覚えている。リベンジしたい。

BOO
もっとお腹に余裕があれば、美味しくいただけたのに。後悔。

アボカド&ハリッサソースのトースト

[ アボカド&ハリッサソースのトースト ]
これがめちゃくちゃうまかった。一緒に行った友人も、これ、旨いっなっ!というメニュー。個人的にアメリカのアボカドトーストをあまり食べたこともなく、美味しいアボカドトーストに出会ってなかったので、期待はしていなかったのだが、このハリッサトーストは、アボカドトーストが好きになるくらいうめかった。

ハリッサというアフリカのスパイシーブレンド粉とリコッタチーズを混ぜ合わせたソース(ちなみに、タラコに見えるがタラコではない。)がしいてあり、その上には、クリーミーなアボカドペーストがどっさり。日本人にはイメージつかんはずで、語彙力がない上に今まで食べたことがないので何にも例えられないので、まーとりあえず食って欲しい。『アボカドトースト』を食べたことない人はおすすめする。

BOO
家でも真似してみたが、なーんか家ではうまくできん。また食いたい。



キーマカレートースト

[ キーマカレートースト ]
BOO
これは完全にお腹いっぱいで食えなかったから味がわからず。

友人MASAKI
お前、一体何しにきた?

アップルカスタードトースト

[ アップルカスタードトースト ]
カスタードクリームは甘さ控えめで美味しかったが、個人的にサクサクリンゴよりも煮たリンゴが好きかな。←りんごには結構うるさい。



結論:アメリカで『日本の食パン』は人気。安全で旨いものを作れば、世界共通で間違いない!



個人的にアメリカで『日本のパン』は受け入れられるだろうか?と思いながらインタビューをしていたのだが、kayoさんにインタビューしていくうちに、kayoさんは、特にアメリカ人を意識したり、日本人を意識したりはしてない印象を受けた。そこにkayoさんに揺るがない信念と自信が感じられた。そんなkayoさんのお店の評価は、GoogleにしてもYELPのお店の評価も、ほぼ満点。

BOO
世界共通で旨いものは旨いんだ。

今やポートランドで人気のラーメン店も『変にアメリカ人受けを意識するより、自分が美味しいと思うもの』提供することがアメリカ人にも日本人にも国問わず人気の秘訣なのかもしれない。

[ お店の外観風景: kayoさんの経営するラーメン屋さんとトーストカフェは隣同士にある。 ]

BOO
ちなみに隣のkayoさんのラーメン屋さんは常に繁盛。kayoさんの完全なる職人気質の努力家でやり手だ。

おまけのスタッフの可愛いお姉さん

[ スタッフの可愛いおねーさんと食パン&いろんなスパイスも売ってるよ ]
店内で出会ったおねーさんは、日本人とアメリカ人のハーフで、日本語がかなりしゃべれてその日本語がたまらなく可愛い。しかもおしゃれで丁寧に美味しえてくれてほっこり。ほっこり。



BOO
ポートランドに『日本の食パン』ここにあり。
これを書いた人
boo
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