今までいろんなアメリカの州で暮らしてきたが、その土地の持つ力って、人の生き方や性格まで変える。という事を最近ヒシヒシと感じている。
私が流されやすい性格なのかもしれんが、土地によって『鬱になる』ところもあれば『ハッピー』になるところもある。という事で、今日はアメリカで暮らしてきた土地の特徴をちょー偏見で語ってみようと思う。
社畜なのに超ハッピー人間だった『ロサンゼルス』
ロサンゼルスは私にとって、毎日ハッピーになれる場所だったと思う。
アメリカに来て、最初に住んだところはロサンゼルスだったのだが、どんなに一人ぼっちでも毎日がなぜか楽しかった記憶しかない。
アメリカの日系企業で社畜として2年ほど過ごしたが、気候の良さとそよ風とヤシの木が『まーいっか。』という気分にしていたんだと思う。しかし、あまりの幸福度に怖くなってしまい『このままいたら自分がダメになる!』というSな部分が出てきてしまい引っ越した。
ダメ人間が意識高い系へと変貌した『サンフランシスコ/バークレー』
ロサンゼルスから、次なる移住先となったのは『サンフランシスコ』だった。
サンフランシスコは、ロサンゼルスと比べると同じカリフォルニア州なのに風土がまるで違って、ちょー意識高い系が多い街だった。ロサンゼルスよりも曇りの日も多く、ちょっと肌寒いくらい日々もあれば、青空に輝く日々もあった。
そして、若者たちが起業しチャンスを掴んでいく光景を見て、自分も何かできるんじゃないか!頑張らなければ!という気にさせてくれたのもサンフランシスコだった。
ちなみに、サンフランシスコから車で30分くらいのバークレーという街にも4年間ぐらい住んでいたのだが、日本に似た景色もありながら、気候も良く、意識が高い学生の姿に凄まじいパワーもらえた土地だった。
変態すぎる環境で鬱になった『ポートランド』
最後に今いるポートランドに引っ越したのだが、ポートランドは今まで引っ越した街とは大きく違い、雨が多く気候もいいとは言えないし『全てを破壊する街』だった。毎日ハッピーだった人間が鬱にもなるというのは、多分気候のせいだと思うし、変人が多いのもそうだと思う。(ハッピーライトで単純に解決した話は以前に書いた。)
変人が多いせいか?ポートランドにいると『突然、今まで通用していたことが全く通用しなくなる。』と現象に襲われる。これはポートランドに住んでる人ならわかってくれると思う。
ただ、意味わからん時に突然うまくいくこともあるので、自分ではコントロール不可能という状態に陥るのがポートランドの恐ろしさでもあり、魅力である。
自然のパワーで無力な人間に戻った『ハワイ島』
一度、破壊の街『ポートランド』という街から脱出をはかるために、移住した場所は南国の島『ハワイ島』だった。
しかし、いざ移住しようとすると『土砂降りの中に急に突然の虹』という気候でどの州よりも気候の変わりが激しく、自然とともに生きることがどんなに大変なことかを思い知ったし、今まで考えてこなかったことを考えさせられた。
出会ったハワイアンたちの『自然のいいことも悪いことも受け入れる』という生き方を見て、自分の無力さと勘違いぶりに本当に反省しっぱなしの土地だった。
結論:全ては天候な気がしている。
結局のところ、いろんなアメリカの土地を転々としたのだが、結論的に『気候』が人間の性格まで変えてしまうのではないか?という気がしている。
気分屋が多いポートランドの街の気候も、数秒単位で雨が降ったり止んだりするコロコロ変わる気候であるし、サンフランシスコは、曇りが多い中、カラッと爽快に晴れる日もあり、そんな気候が人をやる気にさせてくれる。ロサンゼルスは、頑張らなくても『まーいいか。』と思えるように人をずっとハッピーにさせる気候でもあった。
私の経験上、人には合う合わない土地、気候があって、今辛い思いしている人は、場所変えてみるのもありなんじゃないかと思っている。ずっと悩んでたのがウソのように人が変わったようにハッピーになれたりすると思う。