最近、家の全窓を新しくする工事があったのだが、、修理のおっちゃんたちが、史上最強のメキシカンたちだった。。
アメリカの修理屋は、時間も守らねーし、適当だし、道具も放置、掃除もしねーので、覚悟はしていたが、、今までの修理屋を超えるレベルだったので、発表したいと思います。
留守中に勝手に修理し、激怒される『うっかり者のメキシカン』
修理のメキシカンのおっちゃんたちから『来週に修理行くぜ。』って連絡があって、その週に全く来なかったので、『嗚呼、いつもの来る来る詐欺だな。』と諦めていたら、急にアポ無しで現れた。超迷惑なタイフーン(台風)のようだった。
私はもう、ちょっとした自然現象というか、災害ぐらいに思っていたので、突然現れた修理のメキシカンたちに『今日だけは勘弁してくれ。カンパチの手術当日なんだ。。』と涙ながらに訴えてなんとか免れたんだが、、運悪く家を留守にしていた隣の隣人はすげーキレていた。
しかも彼女には犬がいた。どうやって留守中に家に入れたのか?と一瞬思ったのだが、彼らは一応、窓の修理のプロだ。窓を外して入っていた。泥棒でしかない。
下手したら、彼らは修理屋なのに、不法侵入で訴えられると心配していたのだが、翌日もメキシカンたちは呑気に口笛を吹きながら作業していた。
新しいドアが合わないが『まいっか修理』し始める。
陽気でタイフーンなメキシカンたちは、明らかな爪痕を残していった。。
なんと、新しい窓が設置されたのだが、全くサイズが合っていない。。
無理やり押し込めてみたものの、10センチ以上は空いてる。
と言われたので、
というと唸り出し、後で他の人が修理に来るということで決着がついたが、もう絶対来ないパターンだと諦めていた。うちは隙間風だらけのオープンハウスになったらしい。
本当に迷惑なタイフーンたちだ。サイズも合ってないどころか、庭への入口が反対になってしまった。
しかも、鍵が閉まらない。。
完全に訳あり物件になってしまった。前より断然ひどくなっている。
変なドアになったし、もういいや。と諦めて2週間がたったある日、なぜか真面目な男がやってきた。
やっぱり突然の訪問に焦ったが、靴を脱いでくれ。というとその通りに脱いでくれた。その寡黙な男は、ほぼ1日かけて、コツコツ、隙間を埋める修理をしてくれたのだ。
まーカンパチも懐いているし。まーなんでもいいや。と思いながら、寡黙な男の作業を見守っていた。
しかし、この男。今までのメキシカンとは違い、仕事ができそうな感がある。この男の背中を見つめながら、『最初からこの男をなんとか永久指名できないものか?』と真剣に考えていたが、今考えると完全にホストにハマる危険な女の発想だったと思う。
窓の外にあった『薔薇の木を勝手に切る』そのほかにも、陽気なタイフーンたちは色々と心に残る爪痕を残していった。修理が終わって数日後、
嗚呼、そうか。うちにタイフーンが来たんだった。。ということですぐに納得した。そう、タイフーンたちが、窓の入れ替えをする時に邪魔だから切っていた。
まー、数日後にバラがない。という気づくということはそこまで大切じゃなかったんだ。うん。うん。と自分を納得させることにした。
窓に外にあった『ランプを破壊する』
自分を無理やり説得した10秒後、その近くでお気に入りだった『チョウチョのソーラーライト』の残骸を発見した。。そうだ。彼らは、蝶々まで破壊していったのだ。。
もう、彼たちはただの災害。災害の中の被害は、この蝶々とバラの木、1本と考えば、安いもんだ。命だけはある。
ベランダに置いていた『テーブル』をタコスで汚していく。
後に、家のバックヤード(庭)にいってみると、、そこにはメキシカンたちの思い出が詰まったテーブルが放置されていた。
無断で使ったのはまーいいが、汚してくなよ。。。タコスのシミは拭いて帰れや。。と思ったが、なによりすげー虚しかったのは、呼ばれてないパーティーの後片付け感がすごかった。
トラックの鍵をかけず、その鍵を落として帰る。
窓の修理は大体3日ぐらいかかると言われ、彼らのトラックはその日は放置したままだったが、なぜか道端にそのトラックの後ろドアの鍵を発見。しかも、トラックの後ろ開けっぱで帰りやがった。。トラックの中には新しい窓やら道具は入っているというのに。。
まーでも、過去にパソコンを忘れたりしてる自分にはちょっと気持ちがわかるので、トラックの鍵を閉めて一晩預かっておくことにした。
奴ら、朝来たら『鍵がない!』と慌てるだろうなと思って、今までのお返しに裏から慌てる様子を見学しよう!と思っていたが、ぶっちゃけ自分だったら、気が気がじゃないので、朝一番に来た奴に渡してあげたら、普通に気づいていもいない状態だった。。
ゴミを置いてそのまま。。
修理が終わって、残されたのはゴミだった。どうするんだよ。。これ。。と思い2週間経つ頃、、誰かがクレーム入れたのかわからんが、いつの間にやらなくなっていた。
最後『下ネタを』爆発させて帰る。
最後に、一番メンタルに来たのは、陽気なメキシカンの下ネタだった。。修理している時に、暇なのか、そーとー話しかけてくる。私も断キレずにノリノリで『アロエ』の話をしてしまった。
メキシカンたちは私に『アロエを食っていれば、健康まちがいなし!!』といって自信満々に話してきたが、最後の方は『カンパチが去勢したこと』に触れ、ぶっ込んだ下ネタを言って帰っていった。
ということで、陽気なタイフーンたちはいろんな災害をもたらしていった。一番はやっぱりメンタルが一番にきたな。
おっちょこちょいで、うっかり者で、、下ネタ爆発の陽気なメキシカンたちの口笛は今だにトラウマだ。しかし、またきたら同じアロエの話題で盛り上がりそうな自分もいて恐怖すぎる。もう2度と、タイフーンたちのペースに巻き込まれたくないんだ。