最近、断捨離を初めて無駄にバタバタしちょります。そしてポートランドはもう春。天気がいい日は無駄にウロチョロもしております。
うちの近所は、ウッドストック(Woodstoock)という場所でダウンタウンから8分くらい離れた程良く田舎な閑静な住宅街。そして家から徒歩10ぷんぐらいの近くになぜかポツンと怪しいカフェがある。そしてその隣には、人が入っているのを一度も見たことがないイエス様推しのギフトショップ(多分クリスチャン専門のお店で最近閉店した)がありますます怪しさを引き立ている。
そんなことで、実はもうかれこれ近所に5年くらい住んで、100往復くらい目の店の前を歩いた気がするのに行ったことがないのだ。
今日こそは行くぞ!行くぞ!と思うのだが、コロナのせいにしてみたり、アジア人差別されたらどうしよう?とか、今日は雨が降りすぎている。とか言い訳をつけつつ、異様に漂う地味さに圧倒され機会を逃していた。気持ち的に気なる女の子になかなか声をかけられない少年の思いだ。こんなんじゃ!コロナに勝てない!ということで気合を入れてきやした。押忍。(ノシ ꒪д꒪ )ノシ
家から徒歩8分!!『怪しく薄汚れたカフェ』にいざ潜入(゚∀゚)
こちらのお店が噂もでない程の『地味すぎる近所のコーヒー屋』。地味なのに真っ赤に染まった店の色が静かな住宅街の中で浮いていた。地味なのに目立ちたい店。それがこの怪しいコーヒー屋だ。
ちなみに窓際の『OPEN(オープン)』のライトが消えているが、看板はでているのでつけ忘れかオープンの電池切れということにして行ってみる。
地味な店#あるあるオープンしているんだか、してないんだかわからねー外観( ꒪⌓꒪)
『OPEN(オープン)』が消えているのとウラハラに張り切って道端でていた看板は結構テンション高め。『外のテーブルも暖あたたかくしているよ。外で持ち帰り注文できるよ!』と書かれている看板。
ウェルカムな看板の指す先は、完全に電気が消えたオープンの文字。これぞツンデレだ( ꒪⌓꒪)
ちなみに、カフェの目の前は、街並みに完全に同化してしまったやる気のない『バー』である。しかし、こんな住宅街の人気がない場所にあるのにもかからわらず、同化しているのにもかかわらず、結構外で常連さんでいつも賑わっているのだ。なぜだ。ウッドストックの謎である。
早速お店の中に入ってみる!
もう、ごちゃごちゃ言わず、勇気を振り絞って中に入ってみようじゃないかっ!外観は100回くらい目の前を通っているので、見慣れた外観。何も恐ることはないじゃないかっ!もう大人なんだしっ!(←自分に言い聞かせる)
うんうん。外のテラス席も見慣れた光景だ。入ったことはないが。中はこうなっているのか。イメージどうりだ。
それでは、いざ!5年間、封印されてきた扉をあけようじゃないか!ここからは未知の領域だ。
おおっ!な、んと懐かしい。田舎のお洒落なばーちゃんの家に帰ってきたようなお店だ。
中は結構広くて、これぞ田舎のダイナー的な感じ。そしてまさに驚いたのが、中には結構客がいて、優しそうだけど独身そうな(←失礼)お兄ちゃん?とスパニッシュを喋り出しそうなおばちゃんの2人だけで忙しそうにバタバタと予想に反して働いていた。
今日だけがなぜか忙しくなっちゃったのか?( ꒪⌓꒪)( ꒪⌓꒪)(←動揺しながら失礼が止まらない)
テラス席に座ってコーヒーでも頼んでみようじゃないか!
外のテラス席はまだ寒かったのか、誰もいなかった。よしよし。これぞ、暇な地味な店。イメージ通りだ。
そして、よく見るとテーブルは結構汚かった。よ。これぞ『薄汚い地味な店』イメージ通りだ。よしよし。(←自分のイメージ合うと勝手に安心する厄介なタイプ。)
で、1番クリーンな席を必死で探し、優しすぎてモテないお兄ちゃん(←勝手な妄想)定員さんにコーシーを頼む。しかも、このお兄ちゃん、よく見るとエプロンのヒモが長すぎて解けて、足に絡まっていていつかその紐で転んでしまうんじゃないかとドキドキしていた。
このお兄ちゃん、優しいけども不器用でもあるんだな。そして頑張り屋さんだけど今日だけ異例に忙しいんだな。ほっこり。(←勝手に暴走する妄想)お店に入る前の緊張は、お店に入った瞬間になくなりいつの間にか暇を持て余し、しまいには、勝手にこのお兄ちゃんを見守ることにしていた自分が恐ろしい。
注文しようとするが、、メニューに画像がない問題。
注文しようとメニューを見る。でた。アメリカ#あるあるのメニューが文字だらけで写真がついていない問題。しかも文字が見にくい。もうダメだ。英語の上に写真がない上に、なんとか読めてもメニューの名前だけでどんな食べ物か想像つかない。
でも筆記体でかかれてないだけでもマシか。
よっしゃ。こうなったら、力技だ!ショーケースを見てこようじゃないか!!デザートやらキッシュやらが並んである。よしよし。写真の上の段の真ん中の『Flour Less Souflee(小麦粉少なめスフレ)』という奴を頼もうじゃないか!
便所に行くついでにキッチンを覗き見してみる。
暇を持て余していたので、便所に行くついでにキッチンをちょっと覗き見(というか丸見えだった)そして、私の注文した『チョコスフレ』が出番待ちしていた。なんかプライベートで会えてしまった芸能人的な感じで嬉しい。
私のチョコスフレ様、テラスで心待ちしておりますよ。とチョコスフレを見守りながら便所に急ぐっ。
注文した『エッグベネディクトの朝食セット』と『チョコスフレ』
で、便所から戻ってきたら、なんとあのチョコスフレ様がいつの間に私の帰りを待っていた。しかも出番待ちの姿と違って『クリーム』が乗ってドレスアップされていた。ふむ。
では、食べてみよう。チョコスフレというからには、中にとろーけるチョコレートが、
全く入っていなかった。やはりこのお店はツンデレなのかもしれない。ちょっとガッカリ。でも地味な店なのでしょうがないとする。(←諦め方が失礼。)味も特別美味しいというわけでもなく、普通にうむ。旨いなという感想。
で、こちらは勇敢な友人が頼んだ『エッグベネディクトの朝食セット』これで$15だ。ちょっと見た目は素朴な割りに値段は高めだなというイメージ。
しかーし、この付け合わせの『ポテトの薄切りグラタン』がめちゃくちゃうまかったのだ。優しくてクリーミーな味。この『Potatoes Au Gratin(ポテトの薄切りグラタン)』という食べ物は、結構アメリカで定番の食い物らしいが、私はあまり食べたことがなかった。この店のが美味しいのか、それともこのメニュー自体が旨いのかはわからんがマジうま。レシピ知りたい。
薄汚れたカフェ屋さんは以外と人気店だった。
ということで、地味な近所のコーヒー屋さんに5年の時を掛けて、緊張しながら行ったけど入った瞬間、5秒で慣れてしまった話でした。後からネットでこのお店の評判見てみたら、結構人気の高いお店だということがわかった。ということで、定員のお兄ちゃんは今日だけが特別忙しくてエプロンの紐が解けていたわけではなく、常にエプロンの紐が解けているというスタイルにだったに違いない。( ´˂˃` )