アメリカでは『クリームソーダ』をあまり見かけない。
アメリカの食い物っぽいのになぜ?と調べてみると過去に『クリームソーダ禁止令』という信じられない法律が存在していたのだから、どんな罪な食い物なのか調べてみよう。

毎週日曜は『クリームソーダ禁止の日』だった。
その背景には、『青色法(ブルーロー)』という法律があった。
この法は、決まった店しか日曜日に営業することが許されないという法律だったが、許可された薬局のカウンターでは、クリームソーダを手に入れることができ、人気を博していたのだ。
しかし、ついにクリームソーダも『青色法(ブルーロー)』』によってついに禁止されてしまうハメになる。

理由は『贅沢すぎて人をダメにする』から。
なぜ『クリームソーダ』までも禁止対象とされてしまったのか?
それは『贅沢すぎて人をダメにするから。』という理由だ。
そんなバカな話があるか!?と思うかもしれないが、ブルーローの法自体が、日曜日にあらゆる娯楽を禁止しようという思考からできたのだがら、クリームソーダも例外なく禁止されたのだ。
この『ブルーロー』は、人々から日曜日のあらゆる楽しみを取り上げていた。お店、旅行、ファッション、狩猟、プロスポーツ、映画、ギャンブルなど娯楽と言われるものは安息日とする日曜日にできなかった。

法律をくぐり抜けて出来たのが『サンデー!!』
当時の人々は落胆した。クリームソーダまでもが禁止なら、何を生きがいに生きればいいんだろうと。そして人々は抜け道を考え出したのだ。
それが『アイスクリームサンデー』の登場だったのだ。
クリームソーダが飲めなくなってしまったのは、同じく違法だったソーダの存在があったからだ。そこでソーダを抜いてできたのが『アイスクリームサンデー』が誕生したのだ。

アメリカで『クリームソーダ』は珍しい。
今もなお、このクリームソーダ禁止の歴史が影響してしまったのか?アメリカでクリームソーダを飲める機会は少ない。代わりのサンデーの方がどこでもあるのに、クリームソーダはほぼ見ない。
そして、この記事を書いている途中にどうしても、クリームソーダが飲みたくなった。
近所のデイリークィーンにも『チョコサンデー』しか売ってないので、暴雪の中わざわざでで歩き、チョコサンデーを堪能した。誰もいない店内で食う真冬のチョコサンデーは、切ないほどクソ甘く、妥協感で凍えそうになった。
