いま、アメリカの農業は、急速に自動化を迫られているという。
トランプ政権時代の移民規制による農業の人手不足があとを引いているのだ。
また、年々気候が上がる温暖化の現象も人手不足に追い打ちをかけていて、猛暑の中での働く移民たちの死亡事故が後を経たないというのだ。

ワシントン州のホップ畑で『熱中症』で死亡した。
7月29日、ワシントン州ヤキマ郡のホップ畑で勤務の終わりが近づいた時、69歳のフロレンシオ・グエタ=バルガスさんはそのまま倒れ、地元の遺体安置所で死亡が確認された。
娘が父親が働いてた畑を訪れてみると、すぐに胸が重くなるくらいの暑さに襲われ、屋根のないトラクターで働く父親がどれくらいの暑さの中で働かされていたのかという愕然としたのだ。
その年のワシントン州は、毎日35℃が超える日が続き、その日も気温が36℃-37℃を超えていた。

今だに『熱中症から守る法律』がない違和感。
毎年、アメリカでは記録的な猛暑を記録している。
しかしながら、今だに屋外で労働する人々に対する熱中症から守る基準も存在しない。(労働者を熱中症のリスクから守ることを目的とした熱基準法があるのは、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、ミネソタ州のみ。)
今回の死亡の事件も、国が雇用主に対して暑さ基準を決めていれば、暑さのリスクを回避できたのだと声を上げる人たちも多い。
2004年にカリフォルニアで猛暑の中10時間連続でブドウ狩りをした後に亡くなったアスンシオン・バルディビアさんにちなんで名付けられた、涼しい場所での有給休憩などの規則を設ける『The Asunción Valdivia Heatstroke 法(アスンシオン・バルディビア熱中症および死亡防止法)』というものも提出されたが、この法案は広がりつつある。

『ほぼ不法滞在者!!』過酷な環境にNOと言えない闇。
ただ、いくら国が『暑さから労働者を守る法律』を決めても解決できない闇もある。
それは、アメリカの農業労働者の半数近くが不法滞在者であり(米国農務省調べ)、雇用主からのやばい労働を強いられても逃げることもできず、病院さえ行くことができない過酷な現状がある。
特に移民制度が厳しくなってからは、国外追放への恐怖の中で過酷でも耐え働いてしまう移民の姿がある。これぞ移民奴隷。

将来、遠隔で操作!!アメリカの農業が『完全無人』になる日。
今、過酷な環境を強いられている農業は、違法移民なしではやっていけないのが現状で、これから遠隔で操作できるような農業システムが早く確立できるような動きが求められている。
ただ『スマート農業』が違法移民から仕事を奪ってしまうという声もあるが、死ぬよりはマシだし、過酷な状況で働くことが一人でも減るのが先でもあり、『違法移民』の人たちにもっと手を差し伸べられるような『難民補助』も同時に必要だと思う。
