”ワクワク”な体験をお届け!アメリカ面白まがじん。

シアトル名物!?『Dick’sの$3ハンバーガー』でアメリカの青春を感じた話。

1,770 views
  シアトル観光中に立ち寄ったドライブスルーが凄まじく古かった。

そこには、50’sタイムスリップしたかのような時代錯誤な店があったので紹介しようと思う。

BOO
1957年に創業した店で、バーガー3ドル(約300円)という価格破壊をおこしていた。

1954年創業の『ドライブスルー店』が目の前に。



みょーにレトロ感漂う店がある。腹も減ったしココに寄ってみるか。とは入ってみたが、後から調べてみるとこの店、70年前からやっていた。コロナ前どころの話ではない。

BOO
1954年に創業!今からおよそ70年前にできた店。



いざ、店に行ってみると、そこにはアメリカの古い映画でしか見たことがないような風景があった。

BOO
心なしか、客もレトロに見えるぞ。



地元民に混じって、並ぶとしよう。



客に混じって並ぶとするが、ちょー行列ができている。

ただ、オーダー窓が10個はあるので、そーとー回転率がはえーのだ。

BOO
この仕組み、まさに当時、マクドナルド兄弟が作っていたレストランの原型じゃね。

店員さんがめっちゃ『マクドナルド兄弟』だった。



窓を覗くと、そこにはマクドナルド兄弟を彷彿とさせる店員さんもいた。なぜかほっとした。

BOO
めっちゃ頑固そうなおじさんだな。



メニューも当然レトロだったわけだが、値段が当時のままじゃね?と思うくらい激安だった。

BOO
今時アメリカで、ほぼ5ドルで食えるメニューはここでしか見たことがない。



早速頼もうとしよう。私はすでに決まっている『3ドルバーガー(約350円くらい)』でしかない。今回は奮発して、ミルクシェークも頼もうとしよう。

BOO
食の保守派は、冒険してもミルクシェイクが限界だ。しょぼすぎる。



『THEアメリカン労働』に唖然とする。



窓から覗くと、店員さんが一生懸命働いているじゃないか。アメリカらしくない光景。

BOO
おおっ!アメリカ人がまともに働いているっ。

と思いきや、数秒後。。



ちょっと目を離すと、激ゆる環境にもどっていた。客が待ってるのに、雑談に花を咲かせる店内。これぞアメリカンペースだ。

BOO
アメリカは、どこいっても本当に期待を裏切らない環境がある。ある意味、感心する。

『3ドルバーガー』と『ミルクシェイク』をゲット。



オーダーしてから3分後には『注文したブツ』をゲットしできた。あんなに行列になっていたのに。

よく見ると中は、徹底的にシステム化されているので、アメリカ人がいくらサボっても、オーダーから3分くらいで渡せるのだ。

BOO
アメリカ人が合理的な仕組みを作るのが上手いのは『アメリカ人が怠け者だからだ!』と、この時ばかりは腑に落ちた。



『3ドルバーガー』を早速食ってみる。



早速、油の染みた紙袋を持って、駐車場で食うとする。

この店はドライブスルーで、どこにも座るところがなかった。外のテーブルすらない。仕方なく車の中で食うことに。

BOO
まぁ。外にテーブルだすと、仕事が増えるもんな。



まずは、このクソ甘そうな『ミルクシェーク』をいただこう。飲んでみると期待を裏切らないクソ甘い空間が口の中に広がった。

BOO
歯が全部スッパ抜けるような甘さだった。



そして、ついに『3ドルバーガー』を食おうじゃないか。これぞ、アメリカの青春バーガーだ。

BOO
これでもビーフ100%らしいが、チーズのチープさが全てをかき消している。



中を覗くと、徹底的に無駄を省いたバーガーの正体がそこにあった。レタスもオニオンすらもピクルスさえも、入ってない。

BOO
入っていたのは、肉とチーズとケチャップと青春のみだ。



追加でポテト頼んでいたのも忘れてはならない。

食う前から『うぅ。』と唸なってしまった究極のポテトだ。油が全てをおおい尽くし、ポテトのやる気を全て吸い取っていた。これで、やる気のない『しなしなポテト』の誕生だ。

BOO
食う前から、人をうならせてしまうポテトの破壊力は凄まじい。



本当にこれは芋なのか?と疑うレベルのやる気のなさだ。油の味しかしない。

BOO
食った感想は、どうか察してほしい。

『やる気』がないからこそ、70年以上続く店。

私は、この店で『食の提供だけをする。』とした徹底的な無駄を省いた仕組みを体感した気がした。だからこそ、70年以上も続きながら、未だに3ドルバーガーを実現させているのに違いない。

また、店の『やる気』よりも『思い出』がある場所に人が集まっているのだと思う。3ドルとはいえ、けして美味いとは言えない店がこんなに繁盛する理由も、思い出なのだと。

時代が変わるこの中で『ずっと同じ場所に同じものを提供し続ける。』ということが、どれだけ人を安心させるのか。と思ったら、涙がちょちょぎれそうになったが、私は青春時代をアメリカで過ごしたわけではないと思い、正気に戻ることができた。

BOO
結論、ポテトすらもやる気がない。という徹底さが70年続く理由だと思う。

アメリカ人の青春を擬似体験したい人は行ってみてね。↓

DICK'S DRIVE-IN

500 Queen Anne Ave N, Seattle, WA 98109

10時30分~2時00分

WEBサイト

これを書いた人
boo
こちらの記事も人気!タグ関連記事
この記事に関するキーワード

TOPへ