ホノルル空港は、『ダニエル・K・イノウエ空港』というかなりややこしい名前がつけられている。
かつて『ホノルル空港』だった名前をあえて、『ダニエル・K・イノウエ空港』と人名に変えたのか?調べてみると『ホノルル空港』の闇が見えてきたので紹介したいと思います。
突然のホノルル空港から『ダニエル・K・イノウエ』への変更!!住民大反対の声。
2017年4月27日に『ホノルル空港』は『ダニエル・K・イノウエ空港』へと名前が変更された。しかし、空港のレターコード3文字表記は、「HNL(ホノルル)」のまま使われることになった
突然の『名前変更』に現地の人は戸惑い、実際に反対の声が90パーも出ていたという。
しかも、アメリカ人たちは『イノウエ』の発音がうまく言えないという問題もあり、不便すぎる。という声が続失した。そもそも、正しく読めないという問題。。
当時の現地の人の不満の声↓(当時のredditより翻訳)
実は、ホノルル空港の名前が変わったのは、実はこれが初めてではなかった。1927年に『ジョン・ロジャース空港』として開港し、1951年にホノルル国際空港に変わった過去がある。
また、過去にコナ出身の宇宙飛行士だった『エリソン・オニズカ』を称え、コナ国際空港(KOA)は『エリソン・オニズカ・コナ国際空港』になっていた。
全米最下位『ダニエル・K・イノウエ空港』名前変えるより施設をなんとかしろ!!との声が続出。
一つ疑問があるのが、『ダニエル・K・イノウエ』さんは、今もハワイでヒーローとされるくらい英雄なのに、こんなにも現地の人から改名反対の声あるのはちょっと不思議である。
そこには、住民の『空港施設への不満』があったのだ。
そもそも『ホノルル空港』は、粗悪な空港として悪名高く、長年、旅行者を失望させてきた。2022年の北米空港満足度調査では、ダニエル K. イノウエ国際空港がアメリカの州で2番目に悪い空港にランク付されてるという悪評ぶり。
だからこそ、『改名するよりも他にやることがあるだろう!』と長年の怒り↓のような声が多く出たのだ。(当時のredditより翻訳)
1000億円の改装費をつぎ込むが、全然変わっていない闇。
実は、近年ハワイ州は、ホノルル空港の改装として約 10億ドル(日本円で1000億円)注ぎ込んだのだ。しかーし、全く変わっていないし、旅行者は感銘をうけてないということをローカルニュースが報じている。
ハワイ現地のローカルニュースで報じたれた内容↓
消えた10億ドルの謎。。一部の噂で報じられているのは、政治家たちのマネーになってしまったのだろうと。。こういうことを幾度なく繰り返してきたからこそ、ホノルル空港はいつまでも『粗悪な空港のままだ』だという意見もあった。
また報じられたローカルニュースには、10億ドルもかけて『トイレアップグレードさせた』とかローカル紙で語っている政治家をみるとと、噂はまんざらでもないかもな。。と妙に納得してしまう。
そもそも『ダニエル・K・イノウエ』という人物はだれ?
そもそも『ダニエル・K・イノウエ』という人物はどいう人だったのか?
彼は、長年わたってアメリカの上院議員を務め、大統領継承順位第3位まで上り詰めた人だ。
戦後のハワイ州の資金確保に努め、ハワイ州の発展になくてはならなかった人として、現地民から信頼されている英雄なのだ。
また、第2次世界大戦に右腕を失いつつも戦った兵士でもあり、両親が日本人で移民でありながらもハワイ出身としてアメリカ兵隊として戦った人でもあり、軍人の最高位の勲章『名誉勲章』を贈られるほど活躍もしていた。
『ダニエル・K・イノウエさん』は2012年に死去することになるが、晩年『自分の名前が空港の名前になることは望んでなかった』という。
改名した時の市長も『イノウエ氏はこういうことを望んでいなかったかもしれないが、次世代に彼の功績を伝えることができる。』と伝えていたという。
『空港満足度』と『汚職度』は比例している説。あながち間違いではない。
ということで、調べれば調べるほど、『空港が粗悪度=その州の汚職度』は、比例しているんじゃないかと思わずにいられない結果だった。
逆に満足度高い空港は、金の流れがクリアで、ちゃんと国民のために使われてんじゃないかなぁ。。としみじみ思う。そして、満足度が低い空港に限って、謎に空港に人物名をつけたがるという。。本人が望んでいなくても。。
ちなみに前にも書いたが、『トム・ブラッドリー国際線ターミナル』と名付けられたロサンゼルス空港も『満足度が低い粗悪な空港』に選ばれている。