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アメリカ人は『フォレストガンプ』が嫌い!! 批判される5の理由。

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  アメリカの有名映画『フォレスト ガンプ』

実はこの映画、アメリカで嫌いな人が結構多いというのだ。

フォレスト・ガンプは、アメリカの時代背景を描いた映画だとも言われているが、その中にある思想に嫌悪感を抱くアメリカ人もいるということで、今日は『フォレストガンプ』批判の声を集めて検証しよう。

BOO
アメリカを代表する映画『フォレスト ガンプ』に嫌悪感を抱く人もいるという事実がアメリカそのものを表してるなーとも思う。

1.『政治的信念』を持っている人は、偽善者または愚か者である。




主人公フォレストが、アメリカ全土を走っている時に、ジャーナリストたちが『なぜ走っているのか?それは世界平和のためなのか、それともホームレスのためなのか、それとも女性の権利のためなのか?』信念を聞いてくる。

しかし、主人公の答えに理由はなく『ただ走りたいから走っている。』という答えにジャーナリストたちが困惑している画面が映し出されている。

この描写に対して『政治的信念を持つ人への侮辱じゃないのか?』と嫌気を指すアメリカ人がいるのだ。

BOO
すぐに偽善な理由にしたがるメディアは、いかに都合のいい社会を作り上げているか。という皮肉メッセージにも感じる。



2. リベラルを嫌う『右翼のプロパガンダ』




主人公の幼なじみジェニーは、主人公フォレストと全くの正反対の人生が描写されている。

戦争で勲章もらう優等生のフォレストに対し、ジェニーの人生は辛いものとして描かれている。

『言われたことしかしない優等生=フォレスト』と『自分で考え政治と戦う=ジェニー』の最後を見れば、監督は、最終的に何を伝えたいのか?リベラルヒッピーがいかに酷い人生を送ることになるというメッセージじゃないかという声もある。

BOO
確かに、リベラルヒッピー(ジェニー)としてのキャラ設定の中に完全に否定的な描写もあるのも事実だ。

また、ジェニーの恋人は彼女にDV(身体的暴力)をしながらも、社会的な善を訴えかけている矛盾があり『リベラル活動家』の面を皮肉っていると感じる描写もある。

3. フォレストの性格が発達しない。




この映画はずっと少年のような成長しないフォレストの子供の目線で語られている。

そこには、子供のように受動的で無知であることが最善ある。という権力に立ち向かわないスタンスの肯定なのではないか?という疑問もあり、批判する人も多いのだ。

BOO
フォレストが成長してないようで、しているようにも見えるがどうだろう。



4. 人種差別!? 拡張された『ババの唇。』




アメリカでは、身体の特徴をバカにする表現は、完全に叩かれる。

フォレストガンプの映画では、ロバート・ゼメキス監督が演出のためにババの唇に人工唇強化を装着させたことが問題視されている。

『唇が大きければ大きいほど、彼はより黒くなるのか?』完全に人種差別主義者なのではないかと。また、ダン中尉がババの唇に触れて、その唇を押し込むように彼に言ったシーンが批判の声も多い。

BOO
古い時代を描写する映画では、人種差別は普通にあったと思うのでそれは描かない方が酷いと思う。

5. フォレスト ガンプは良くも悪くも『アメリカを象徴』した映画。




『フォレストガンプ』という映画は、アメリカの裏表を表現したものだという声もある。

主人公のフォレストは、アメリカ表の部分で、彼はあまり頭がよくないが、運もあり、諦めない精神で勝ちつづける強さがある反面、『ジェニー』という子供時代の虐待のトラウマからの薬物とアルコールの問題で人生を無駄にしてしまう裏の弱さもある。

そう考えると『フォレストガンプ』は、美談映画では全然なくて、現代にも続くアメリカという国の闇を表現したもので、監督自身の思考や怒りなど隠しきれてない部分が、批判されている元になってるんじゃねーかと思う。

BOO
何も考えず見ていた映画をもう一度見直した時に、あれ?という気づくことも多いのも映画の魅力でもあり、怖さかもしれんな。
これを書いた人
boo
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