成田空港『女ひとりで寝る場所!!』野宿で無料泊まるがコロナで閉鎖!?だった話。

　 前回は、コロナ検査でヤキモキしながら成田空港から出るまでの話を書いたが、今回は、そこからの続きの成田空港で野宿編。山形に帰るための新幹線の終電を逃したんでね。(›´-`‹ )

ネットで調べると『成田空港の野宿』でおすすめなのが第３ターミナルの24時間オープンしている『フードカフェエリア』だということが書かれていたので、そこに行ってみることに。

ちなみに、宿泊者用の休憩エリアというスペースがあったようだが、現在(2022.3.1)コロナ封鎖されているところも多くあって、空港野宿組には辛かった。

新幹線の終電を逃す!!『成田空港で野宿』を決行。

成田空港を出れたのは、夜８時ごろ。。東京駅に着くのは夜９時になる。新幹線の終電は夜８時５５分。。なんなんだ。このギリギリ乗れない感。。OWZ…



もういいや。。今更ホテルが空いてるかもわかんねーし、お化け出るし『成田空港に泊まる』ことを決意。今『第１ターミナル』にいるので、今夜の野宿場所となる『第2、３ターミナル』にはJRの電車で行くことにする。

ネット情報では、２４時間オープンしている『第３ターミナルのフードコート』が野宿者に人気がらしいのだ。ちなみに『第１ターミナル』での野宿は、２４時間空いているという情報が少なく、また他に『座敷室があり、寝れる場所の待合所』も現在（2022.3.1）コロナ封鎖されると書いてあったので断念。これぞ、コロナ野宿難民。




野宿先の『第２,３ターミナル』へのチケットを購入する。




無事チケットを買い終え、JR線の第２,3ターミナル行きに乗ろうじゃないか。ここで旅行者らしき人がウロチョロしているのは私しかいなくて不安になるが、今日3月1日から公共機関は普通に使えるんだ。堂々としていんだ。と自分に言い聞かせることにした。




電車に乗ると、そこには久しぶりの日本の電車の光景があった。日本の電車の匂い、そして誰とも目が合わないこの感じ。そしてこ綺麗な車内。丁寧すぎるアナウンス。キラキラしたOLさんたち。


JRに乗ると日本のいつもの光景に、自分のどうしようもないニート感が鼻についた。そして、昔を懐かしむ老婆のように『旅の疲れ』と『懐かしさ』に挟まれながら、電車に揺られていた。今思うと、異常に老け込んでいるオーラを出していたと思う( ´˂˃` )

今夜の宿がある『第2.3ターミナル』に到着。

JRの電車にゆられ、老婆のようになった私は『第2、第３ターミナル駅』に到着するとすぐに、


と仰天した。10年前は、第３ターミナルなんてなかったし、第2、第3ターミナルの駅が一緒だったということも初めて知った。いつの間にやらこんなことになっていたのか。。



今度は、じじいになった浦島太郎のように、『第2.3ターミナル駅』で降りて『第３ターミナル』を目指すことにした。ここまでくると私はヨボヨボで疲労しきっていた。背負っているリュックも石のようにズドン重い。




第３ターミナルまでのシャトル（無料バス）もあったようだが、昔ながらの浦島太郎な私にそんな『最新情報』は通用しない。というか知らなかった。

フードコートまでの道を聞いた案内係のおねーさんには『もうフードコートは閉まっている。歩くと遠いし行くのやめた方がいい。』と引き止められたが『野宿する為に行くッス。』とはいえず、おねーさんの優しさが辛かった。

そして、おねーさんが『第３ターミナル』に行くのを引き止める理由も今ならわかる。『第2、第３ターミナル駅』からの第３ターミナルがクソ遠かったからだ。歩いて１５分以上は普通にかかる。そしてまさかの外の道を通るので、関係者以外立ち入り禁止感が半端なく、寒いし孤独になる。



『第３ターミナル』に向かう途中、どんどん雲行きがあやしくなってきた。。本当に私は『第３ターミナル』に向かっているのか？？本当のところ、私はすでに疲労で死んでいて『地獄へ』の道なんじゃないのか？そして引き続き、リュックが重くて死にそうである。


引き返すこともできず、ひたすら『第３ターミナル』の矢印の方向を無心に歩いていくことにした。

なんとか『第3ターミナルのフードコート』に到着。

無心で暗い道を通り抜けた後、そこにはちゃんと『第３ターミナル』という建物がありやした。中に入ってみると、『第３ターミナル』かなり狭くすぐにフードコートが見つかった。なんか拍子抜け。(›´-`‹ )

しかーし『第３ターミナルのフードコート』はガラーーーーーンとしていて、ちらほら人がいるだけだった。


ブログ情報というのは、最新でなければ嘘っぱちであることも多いからな。(›´-`‹ )



でも、もう第２ターミナルに帰る気力もないので、フードコートで今夜のベット探し（イス）をしたところ、一番慣れそうな『鉄格子のイス』を発見した。


そして、このフードコートは『野宿組』が多すぎて困っているのか『睡眠妨害』がされてあって辛すぎた。

睡眠妨害その1『唯一寝れるイスが刑務所並み。』

選んだ椅子は『野宿難民』の防止のためか、、鉄格子でツルツル滑るし、冷たいし、硬かった。まさに刑務所イス。しかし、この『刑務所イス』は、唯一寝れる椅子で４つしかない。（私２つ占領）




他の椅子は↑のようなカウンター椅子だったり、↓のような椅子だったりで、椅子をつなぎ合わせても絶対滑り落ちるて転落しするレベルの椅子しかない。




そん中でも４つしかない刑務所の椅子。２つをゲットできたのは不幸中の幸いだっただろう。。しかし、本当にここに泊まれるかひじょーに不安だった。

不安すぎたので、同じく刑務所イス２つをゲットしていたご近所さんに『野宿組ですか？』と声をかけると、その女性は『そうですよ。』と優しく言ってくれたので、自分の不安を思い切り彼女に話した。その結果、夜中追い出されても、ひとりじゃない！という希望が持てた。（今考えたらタダの近所迷惑。）



椅子がなさすぎたので、カウンター席で無理やりうつ伏せで、夜を明かす人もいた。ただ、長時間↑のうつ伏せはきつすぎると思う。。


どこかのブログ記事によると、以前ここの『フードコート』には無印のソファーが置かれていたようだが。。。それが綺麗さっぱり撤廃されている。といいうか、そんな面影がまったくない。コロナ対策か？？



そして、夜１０時ごろにローソンのシャッターも降りてしまった。。。

睡眠妨害その２『見回りロボット』

そして、夜１１時ごろ、ローソンのシャッターが落ちた頃にやってきたのは『ぴょいーん。ぴょいーん。』と変な音を出すロボットがこっちに向かってやってくる。




この変なロボットが、私の前を通過していく時に私は察した。


と。こんなのが、一晩中回ってこれたらうるさすぎて、寝れりゃーしねーな。と落胆したが、このロボットが巡回したのは数回のみだったのでよかった。ほ。



ほっとしたのもつかぬま、、隣に警察署があって、こんどはおまわりさんたちが、数人で何度も巡回に来ていた。その度に私は『お前さん、ここで野宿するなよ』と追い出されるのかとドキドキしていた。

女性の野宿者にとって、おまわりさんの巡回は安心だわ。という人もいるがここは日本。過剰すぎる巡回は逆に睡眠を妨害するだけなのだ。それよりも旅に疲れて安心して静かに寝たい。その上、電気もバッチリつけっぱなしなので、眩しすぎてねれりゃーしねぇ。(›´-`‹ )

夜になると工事で追い出される!!『下の待合スペース』

そして、フードコートの中にひっそりと下へと降りれるエスカレーターがあるのだが、それは『下にある待合所』にも繋がっていて、ネットの情報によると『ここの待合所』でも野宿おすすめのスペースだという。

しかし、夜にそこに行ってみると、工事中で閉鎖されて２３時以降は入れなくなる。アナウンスでも『下の待合所で夜を過ごす予定の人は、工事のため使えないから、どっかに移動してくれ。』というアナウンスが入っていた。




ちなみに夜の10時頃に前に行ってみると、下の待合スペースに行けた。



フードコートから下の待合スペースに行ってみる。



そこには、上のフードコートよりも、思う存分、寝れそうな椅子が広がっていた。これぞ！椅子パラダイス。




空港の野宿組からしたら、ひじ掛もじゃまにならない距離にあって、完璧な長椅子ベットなのに。。。もったいない。

『遠回しに野宿すんな！』と書かれた注意書き

一番、気がかりだったのは、フードコートに書かれてあったこの注意書き。『長時間のご利用はお控えください。』だとぉ！！ここで野宿するのは、長時間どころの騒ぎではない。しかも、椅子を移動すんなと。(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

寝れないので『深夜の様子を徘徊』してみる。

寝れないので、深夜のフードコートを徘徊することにする。案の定、寝心地が最高に悪いので、誰もいない。



深夜２時ごろ、おまわりさん２人組が『チェックインカウンター』の方を向いて、巡回？ずっとつったっていた。



一番ありがたかったのは、便所が近かったということだ。夜中何度も便所に行った。完全に怪しい人である。



また、水が飲めるところもあった。さすがフードコートだ。しかしこの水。。飲もうとすると、変なコマーシャルがながれるという謎のシステムで、このコマーシャルの音がめっちゃくちゃフードコート中に響くのだ。


これのシステムは、実は野宿者のための嫌がらせ用だったら、最高にいい趣味してるぜ。まったくよう。⊂(´ω`⊂ )

寝れなかったので速攻、始発で帰ることに。

なんとか『空港』で野宿したのだが、か、体が痛い。全然眠れなかった。。ということで成田の野宿ホテルをあとにして、早朝便で帰りまひょ。早く家に帰って寝たい。飛行機の中でも寝れなかったんでな。すでに2日くらい徹夜している気分である。

結論：成田空港『第３ターミナルフードコート』での寝心地は最高に悪かった。

結論的に、成田空港は『野宿者』を完全に歓迎していない。しかし、追い出すようなことはできないみたいで、椅子を移動してがっつり寝る態勢に入っても、おまわりさんに追い出されることはなかった。

しかし、成田空港も事情があり？ビミョーに野宿者を排除する嫌がらせはしている。照明は落とすことはしないし、おまわりさんの巡回が激しいし、椅子は長時間座れないような椅子にしている。今回の野宿は、完全になれなかった悲惨な結果におわた。小心者は特に寝れないと思う。

というか、このフードコートだけが、ネットの野宿できる情報により、野宿者が溢れてしまった感じ困ったしまった感はある。





翌日、早朝に第２ターミナルにいったのだが、↑写真のあった第２ターミナル到着ロビーで寝た方が寝心地はいいんじゃないかと思う。椅子も普通に寝れそうで、寝てる人もちらほらいたしな。まー終わったことはしゃーねぇーしな。


そして、朝帰りの社畜のように寝不足で朝の電車に揺られながら、東京駅に行きましたとさ。。