今現在(2022年3月)、アメリカから日本に行く前に、日本政府が指定する『72時間以内のコロナ陰性証明』をゲットしないと飛行機に乗れないという厳しい規制がある。そのため、アメリカで出発前に無料でコロナ陰性証明書がとれるところを探す旅に出ていたのだが、これがクソほど大変だった。
病院によっては土日休みのところもあったり、検査結果が3日以上かかったり、そもそもコロナ陰性証フォームを書いてくれなかったり、結果的に3箇所まわって最後の病院でやっと取れた。マジでつかれた。。OWZ..
まずは、無料検査ができると噂の『curative』に行ってみる。
まずは、やってきたのが『curative』というだれでも無料でコロナ検査をやってくれる施設。
ここは、アメリカ全土で展開していてスタートアップの企業なので結構期待していた。しかし、ここで『日本の陰性証明』を書いてくれるというどこにも情報がなかったので、半信半疑でフライトの2ヶ月前に『ブログのネタ』で偵察に行くことにしたのだが、見事に玉砕した。
ネットで予約した当日行ってみると、外に検査場にあって2-3人の検査員が待機していた。そこであらかじめコピーしてきた『日本の陰性証明』を出し、これに記入してくれるか聞いてみると、
書類に目を通せずに、勝手に決め付けられたので、私も負けじと、
『え?』とした顔でやっと、書類を見てくれるようになったので、すかさず
と聞くと、やっと事態を把握したような顔をして、
ということで、鼻の中に軽く綿棒を自分で入れろ。という指示をされた後、小屋の中にいた受付のおにーちゃんに聞いてみると、このお兄ちゃんは、書類を見るなり『僕たちは、こういう書類はかけない。』と言われて断られてしまった。
そして、検査結果が送られてきたのは、検査してから4日目だった。72時間以内をとっくにすぎているので、万が一証明をもらえたとしても無効になるので、この施設は完全に使えないということがわかった。しかも、軽く鼻に入れるスタイルからして、検査方法じゃなかったな。色々アウト。
保険が適用する『カイザー病院』に潜入してみる。
次に私の保険が適用するアメリカの超大手『カイザー病院』に行ってみる。
カイザーは、自分の保険が効くので『コロナ検査』も無料でできるのだが、カイザーは1月まで『旅行によるコロナ検査』は受け付けてなかったので、惜しくも断念していた。しかーし、2月頃から規約が変わって、受け付けてもらうようになったのを聞いて行くことに。
アプリには南棟と書かれていたのに、『ここじゃない。野外施設に行け』と言われたので行ってみると、誰もいねー。審査員もいねー。予約して行ったのに。。。一抹の不安。。。たらい回し感が半端ない。
めげずに、施設の中を覗き込んでみると、電話先のちわ話で盛り上がってるメキシカンの大きいおばちゃんが一人いた。私に気づくとめんどくさそうに受け付けてくれた。
そして、またもやコピーしてきた『日本のコロナ陰性証フォーム』を差し出し、これに書いてくれるか?ときいたら、
と勢いよくいわれる。またきた。このパターン。なんでアメリカ人って書類も確認しないまま、自分の決め付けで勝手に判断するんだろう。書類アレルギーでもあるじゃろうか?( ´˂˃` )
このカイザーのおばちゃんの勢いに負けて、何も言えず、おばちゃんに鼻の中に綿棒をブスッとさしこまれ。3秒くらいで終了。
検査の翌日、結果がすぐに電子メールできたので、またもや『陰性証明書フォーム』の紙を持ってカイザーの受付に行く。
で、カイザーの受付にいってみる。
『昨日コロナ検査をして結果がメールで届いたんだが、それをもとに日本式のこの陰性証明フォームを書いてくれるか?』と聞くと、担当を呼んでくるといわれ10分くらいベンチで待たされる。で、待っていると若い女の担当の人がきて、
『う、うそだろ?』と仰天する。そーいや、、あの検査のおばちゃんの勢いに負けて、しっかり検査方法を聞かなかったな。。というかそんな聞く時間がないまま鼻に突っ込まれていた。。。。ああ、、OWZ。。。で、疲れ切ったまま私は聞いた。
ということで、心の声とは裏腹に、笑顔でありがとうと言い、カイザーを見捨てることにした。こいつらを信用したら、時間泥棒の上、振り回されるだけだ。
最後の神頼み!!『レガシークリニック』へ潜入。
そして、最後の神頼み『ゴーヘルス アージェントケア クリニック(GoHealth urgent care)』というクリニックに行く。ネットで調べると、このクリニックは、検査結果が15分ほどで出るので、日本の陰性証明フォームもその日に出してくれるのだ。しかも、土日も営業。
ただ、私のカイザー保険が適応するとは書いてなく、保険対象外の有料だと$240(約24000円)かかると電話で言われたので、最終手段だと思っていたのだが、ネットの予約で自分の保険を番号を打つと保険が適用か、いくらかかるかなどの画面が出てて、私の保険が適用になり無料でできることが判明した。
で、ネットで予約をして、家から近いロケーションは空いてなかったので、ちょっと遠い場所に行く。ちなみに、このクリニックは結構どこにでもあるようだが、ネット予約は3日から受け付けてないので注意だよ。1ヶ月前からは予約ができん。
当日、受付に行き『コロナ検査でこの日本式の陰性証明フォームを書いてもらいにきたよ』というと、受付嬢は慣れたように『じゃー、日本のパスポートをコピーさせてね』といわれ、保険証と日本のパスポートを差し出した。
と野生の感でわかり、やっとしっかり対応してくれる病院に出会えて、涙がちょちょぎれそうだった( TДT)
で、個室に通されたのでそこで待つ。待つこと5分。
コロナ対策バッチリの若いお兄ちゃんがやってきたので、私は念のために持参していた『陰性証明フォーム』を見せると、検査のお兄ちゃんは、私の持ってきた書類をよく見てくれて、
といって、外に出て行った。この時点で、もうこのお兄ちゃんの信頼度は100%を上回っている。今まで、こんな丁寧に見てくれる病院があっただろうか。☭(;´༎ຶД༎ຶ`)☭
とやっと安心できる家を見つけた野良犬感をだしながら、お兄ちゃんの対応に安心して甘え切っていた。
で、検査のお兄ちゃんが、しっかり私の名前の入った綿棒を見せてくれて確認してくれた。お兄ちゃんの丁寧な仕事にグッジョップだ。もう、このお兄ちゃんに私は身を預けてもいいのだ。
と思いきや、本当に身を預けていると、検査のお兄ちゃんは、私の鼻穴に綿棒をぶっ刺し、鼻血が出そうなくらい奥に突っ込まれた。
私は涙目で、ヤバい!!と顔をしていたら、お兄ちゃんが申し訳なさそうに『ゴメンネー。イタイよねー。』と言いながらグリグリやられた。
そんなこんなんで、検査が終わり、その場で15分くらい待っているとすぐに検査結果が出たようで、係の人が書類を書いてくれて、『日本の求める陰性証明書』がゲットできたのだ!!!!!!しかも丁寧に、念のために英語でも検査結果の書類をコピーしてくれた。
ちなみに、日本の領事館のサイトで紹介している病院でしかダメ。という噂を聞いていたが、ポートランドはそんなことはなかった。というか、大使館HPの紹介している施設は、土日は休みだったので使えなかったし。
また、ここの病院は自分の携帯に予約のメッセージが届いて、キャンセルしたい場合、ショートメールですぐにキャンセルできるので、他で書類がもらえなかったときのために、安全策として予約していてもいいと思う。
結論:『書類を見てくれずにNOという人には注意!!』
ということで、私の『コロナ陰性証明ゲットの冒険記』でした。
私がこの旅で学んだのは、書類を見ずに勝手に決めつけるアメリカ人は信用するな。そして、書類すら見てくれずに『ここでは書けない。』という施設は90%の確率で書類をもらえることはないと思ったほうがいい。無料の『CVS』『ウォルスグリーン』とかのドライブスルーは、私が見たところ、旅行目的での取得での有料だった。($150ぐらいかかる)