こんにちは!今回はYatchの専門(?)分野としてきた節約ネタとダイエットの合体版とも言える、アメリカ大晦日の風物詩、ニューヨークタイムズスクエアでのカウントダウン体験記をお伝えします。
なぜ節約とダイエットの合体版と言えるのか?それは今回のサンフランシスコ出発ニューヨーク行きの旅はコストを最小限に抑えて(節約)、ニューヨークカウントダウンという体力勝負(ダイエット)という要素を持つイベントだったからです!!
年末おこたとテレビでゆっくりと過ごすのも大好きなYatchですが、アメリカに来て2年目、まだゆっくりするのは早いぜ、と思い立ち、アメリカ年越しのド定番であるニューヨークカウントダウン(注意:地元ニューヨーカーはほとんど参加してないっぽいです)に女一人で(笑)参戦することを決めたのです。
修行もとい旅の全体日程、費用、準備、13時間にも及ぶ待機時間の様子などを記録しました。Yatchもニューヨークカウントダウン経験者の話やブログには助けられました。もし検討されている方、いましたらこんな変なニューヨークカウントダウンの戦術もあるのだな、と参考にされば幸いです。
0泊3日!?旅の日程
12月30日 夜便でサンフランシスコからニューヨークへ (機内泊)
12月31日 朝NY到着 - NYタイムズスクエアにてカウントダウン(徹夜)
1月1日 朝8時NY発、シカゴ経由、夕方サンフランシスコ到着
・その他交通費(バス、NY市内電車など):約 37ドル
・食費:約25ドル
・宿泊費:0ドル
年越しカウントダウンは48時間前から準備せよ!!準備が勝敗を分ける!!
Yatchが今回のニューヨークカウントダウン参戦計画を経験者に伝えると「あれはもう二度とやりたくない」から始まり、「サンフランシスコに慣れてるとあの寒さは相当きついよ」といった"脅し"を受け、年末の楽しみどころか、恐怖に変わったのも事実であります。
これはかなり覚悟し、準備して挑まなければといった修行マインドを持ったのです。その後も聞き込みや体験者ブログなどで調査を続け、完全に圧勝したYatch女一人ニューヨークカウントダウン修行の事前準備がこちら。
必須なものの
スマホ、スマホ充電器、お財布(IDも)、ホッカイロ、食料(写真参考)、歯磨きセット
あって助かったもの
モバイルバッテリー、事前に交通手段をメモしておいた紙、(暇つぶしに)翻訳の仕事があったのでその記事をプリントアウトした紙とペン、ビニール袋かエコバック(現地で配られるノベルティー持ち帰り用)、ポケットティッシュ(トイレ)
別にいらなかったもの
セルカ棒(これのために買ったけど使い慣れてなくてもたついたので結局あまり使わなかった)
気をつけること注意点
タイムズスクエアのスクリーンがよく見えて、ライブパフォーマンスなどが見えるエリアはゲートで仕切られており、このエリアはバックパックの持ち込み禁止されているので必ずトートバッグやショルダーバッグなどにしましょう(2017年時点)
準備② 服装
サンフランシスコ、ニューヨーク到着時、カウントダウン待機中と三段回で服装の調整はしましたが、MAXの時は以下のような防備を装着しました。
例えるなら靴下履きすぎて皮のブーツ破ける、厚着しすぎて関取みたいな歩き方になるくらいの着込み具合です(例えではなく事実ですw)。事前に全て着てみてシミュレーションすることをオススメします。
・下:厚手のタイツ2枚、スキー用靴下、ストレッチのあるスボン、スウェットパンツ、オムツ(タブル履きw)
・他:スキー用の手袋(現地で購入。これはかなり助かった!)、耳あて付きニット帽、ヘッドフォン
大きめで丸首・首が詰まっているトレーナーが意外と大活躍で、ウルトラライトダウンを首の上まで閉めて、その上から着れるのと、首の隙間を無くしてくれたのです。手袋も手首の部分をマジックテープで塞げるようになっており、いかに服の中に外気を入れないか、隙間をなくすか、が防寒には大事なのかを学びました。
Yatchは12月30日も普通に仕事がありましたが、この日から水分を控えました。30日に体の水分を出し切り、飲んだのは300mlくらいかなぁ、31日はほとんど飲んでいないくらいの気持ちでした。あとは日頃よりランニング30分、腹筋50回できる基礎体力は持っていた、そんなスペックのアラサー女子です。
Yatchはここ数年、スーパー健康体です。ここら辺はみなさまの体調が最優先でありますので、私の方法は勧めないのと、自分の体の声を聞きながら、調整してみてください。
実録!!約43時間修行の日程[
2016年12月30日 10:00 pm
30日は仕事があったので、仕事のあと帰宅してシャワーして空港へ。帰省ラッシュなのか、空港は少し混んでいた。早めのチェックインが大事!Yatchは預け荷物ゼロで手荷物はほぼ衣類でした。もちろん機内では爆睡。この時の気持ちとしては“イキテカエルゾー!“という感じ。
2016年12月31日 6:00 am
ニューアーク・リバティー空港着。外に出ると約0℃。空港でバスを待つ間、この状態で半日待機かと鼻垂らしながら腹をくくる
2016年12月31日 7:30 am
ニューヨーク市内へバスで移動中(約45分)、マンハッタン摩天楼と日の出を確認する(BGMはベタすぎるEmpire State of Mindで) 空港で服装の装備を1段階あげ、すでに着込みすぎて歩き方が変になっている。
2016年12月31日 9:00 am
会場(タイムズスクエア)の下見を済ます。朝ミーティング中のポリスメンを発見。朝ごはんをとる。トイレと充電(できればWiFi)がある場所を選ぼう。
2016年12月31日10:00 amタイムズスクエアでは毎時間、各国の年越しを祝っていて、日本の年越しはスクリーンに日本語の文字が出る。そして思った以上に日本人がたくさんいることに気づく。朝ごはんのお店に戻り、トイレで歯磨きと服装を最終段階にあげ、出陣に向けて士気をあげる。
2016年12月31日11:00 am
タイムズスクエア観覧ゲートに入る。ここに入るともう出られない(出られるけど同じ場所に再入場は不可能)。
セキュリティチェックの列は人でごった返す、列なんてない、入り込め(この辺はアメリカで培った"他人の目を気にしない力"とチャイナタウンで学んだ"割り込まないと順番は回ってこない精神"が役立つ)。
リュック持ってきちゃった人は門前払い(日本人多しw)。そしてYatch、着込みすぎて暑くなる始末。まだ早い時間だったのでフェンス際、座れるくらいのスペースを確保
2016年12月31日1:00 pm
待っている間は隣の人と話したり、翻訳の仕事を進めたり。ゲート内で地べたに座っていたところ、もっと人を入れたいからもう座らないでと言われ、残り11時間立ちっぱなしなのかと覚悟。もしくはイケメンポリスを探してみる(あまりいなかった...orz)
2016年12月31日3:00 pm
ステージのリハーサルが始まって、音楽が流れるとみんな盛り上がる。ドバイも新年を迎えた。
2016年12月31日 5:00 pm
リハーサルとか音チェックとがでずーっと音楽が流れている。もうすっかり暗くなる。
2016年12月31日 6:00 pm
カウントダウン番組が始まり、中継したり、スピードデーティング?的な企画がステージで行われる。配給の品、帽子も余裕でゲットする。
2016年12月31日 7:00 pm
隣にいた人がトイレ行きたいから脱落。マックやピザ屋さんの売り子がゲート内のひとに注文を聞きに来る。誰がこの状況でコーラとファストフードなんて食べるのよ...って隣に注文する奴いたーっっっ!!
2016年12月31日 8:00 pm
レポーターが目の前に!中国のニュースも来てて隣の中国人がインタビューを受けていた。目の前でプロポーズするリア充カップルも現れる。
2016年12月31日 9:00 pm
ゲートの外も人が溜まって来て、カウントダウンが終わった後の帰り方を考え出す。
2016年12月31日 10:00 pm
毎時間ごとのカウントダウンがもう本番っぽくなってきた。
2016年12月31日 11:00 pm
歌のパフォーマンスもいよいよ大詰め!11:45 pmごろから大取のマライヤ・キャリーがパフォーマンスするも、音響の不具合がなんかで本調子出せず?「みんな歌ってー」とか低い声でwowとかしか言ってなくて渡辺直美のモノマネっぽかった(逆モノマネ?)
ファーストレディーのミシェル・オバマからのビデオレターやアメリカの2016年を振り返ったり、Imagineが流れた時は"アメリカっぽい"とちょっと感慨深くなった。柄にもなく世界平和を祈るw
2017年1月1日 12:00am毎秒花火噴射してる(これが要らないのではないかと本気のダメ出しをNY市にしたい)。中:24:00の瞬間。一瞬赤い花火がふぁんっ、となっただけ。下:蛍の光が流れ出す。はっぴーにゅーいやー!!...っんがしかしっ、案の定1〜2時間前のカウンドダウンが十分すごくて、本番は呆気ないと感じた。
2017年1月1日 1:00 am本当の戦いは24時を過ぎてからだった、そうトイレ争奪戦!!私もこれは下調べをしておらず、マックに行っても「トイレありません」(いや目の前にあるじゃん!)と言われ、お店側も厳戒態勢!!Yatchは運よく"トイレのある"レストランを発見!店内で品物を買ったレシートを見せないと地下にある席には入れてくれないのでダイエットペプシだけさっさと買ってトイレの長蛇の列に並ぶ。
↑タイムススクエアから数ブロック。トイレは綺麗でないし、トイレットペーパーもなく、ここでティッシュが役立った。市内には休める場所もないので空港に向かう。よりによって空港行きのバスがハーレムから出発。なんかレアなポケモンでないかなと思ってポケモンGoを開いてみると危険なエリアで遊ぶのはやめましょうという勧告が出た!?
2017年1月1日 朝 - 夕方
空港で仮眠をとり、シカゴのOhareを経由してSFに戻りました。
ニューヨークカウントダウンの嘘ほんと!?
Q. オムツ履いてるってほんと!?
Q.新年を迎えたら近くにいる人とキスするってほんと!?
Q.満員電車並みにギューギューになるってほんと!?
パリピよ、これは修行だ!
いかがだったでしょうか。Yatch自身、もともと寒さ嫌いでサンフランシスコにきたこともあり、不安が半分くらいありました。2016-2017年はおそらく運が良く、雪も降っていなければ気温も0℃前後だったので鼻水が凍ったりもしませんでした。自分が着込みまくっててモコモコだったのでフェンスに寄りかかって立って寝たりしてたくらいです。
結果、13時間待ってタイムズスクエアの年越しを体験したわけですが、正直な感想としてはもっとド派手なのかと思ってました(これはYatchが1年半くらいアメリカに住んで麻痺しているよくない部分)。日本からNYに直接行っていたらギャップがあって面白いと思いますが。
それでも友人の聞き込みから始まり、人生で一番、『膀胱』を気にした2日となり、また怖いものが減ったと思いました。思いの外、体と精神?を整え、鍛える旅だったのでこれは修行だ、と感じた新年だったのでした。
こんなYatchですが2017年もぶっ飛ばして行きますのでよろしくお願いいたします。