カナダ旅行でクロワッサンにハマってしまった。
『毎日クロワッサンを食べれたら幸せだよなぁ。』という思いが日に日に強くなり、とうとうクロワッサン専門店に行ってきたのだが、見事に面接で落とされた。
やはり、不純な動機すぎたのか?いや、挙動不審だったのかもしれない。今日はそん時の話だ。
早朝7時、毎日『クロワッサン』を食うため面接へ。
クロワッサンのためならなんでもやる。
『早朝7時に店に面接にこい。』と言われたので、朝5時起床しバスで1時間の店に向かう。
今考えるとクロワッサンへの熱い情熱はどこからきていたのか?食い意地とは恐ろしい力を秘めている。我ながら、後先考えない行動力には呆れたものだ。
面接する『クロワッサン専門店』に早めに着く。
30分も早くも着いてしまった。
目の前にクロワッサンがあるのに店に入れない。仕方なく近くのドーナッツ屋で時間を潰すことにした。
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レジには、日本語が話せるかわい子ちゃんが働いていた。
よし。面接開始5分前だ。早速、乗り込もうじゃないか。
店に入ると、かわい子ちゃんが働いていた。私は彼女に挨拶した。
なんていうことだ。彼女が日本語話せるなんて。。これはもしかするとクロワッサンならぬ運命なのかもしれない。私はもうこの店で働くという準備はバッチシだ。なぜか盛り上がって、彼女との連絡先も交換した。
店長を待っていると彼女に『何か食べたいものある?』と聞かれたので、すかさず『いや!大丈夫です!』と遠慮してしまった。お前はクロワッサンのために来たんじゃないか!!!と読者につっこまれるかもしれないが、私はいざという時に強がってしまう損しがちな性格なのだ。
店長と面談3分『他にも候補がいるんだ』と言われ秒速で落ちるのを確信。
ついに店長がやってきた。私を見るなりニコっと『こっちにきてね』と2階の事務所の方に案内してくれた。途中、クロワッサンの匂いが漂ってくる。
店長は慣れたように業務内容などを説明し、質問はないか?と最後聞いてきた。私はクロワッサンは無料で食べれるのか?という本心の質問を押し殺し、真面目な顔でなんかを聞いた。本心ではない質問だったので覚えていない。
そして店長は『他にも面接者がいるから、合否連絡は今週の土曜日までに絶対するからね!』といってその場を後にした。この瞬間、私は悟った。落ちたなと。
いまだに連絡が来ないが『完全に面接に落ちたのであった。』
今でも、あの輝くガラスケースの中のクロワッサンたちを忘れられない。
そして、いまだに店長からの合否の連絡もない。『絶対、合否は連絡するね!』といったあの爽やかな笑顔は偽善だったのか??それとも私の影が薄すぎて存在自体を忘れられてしまったのか。。
今思うと、新人が3人も辞めたフードラの仕事との掛け持ちなんて到底できるものではないので落とされてよかったと思うが、いまだに後悔しているのはクロワッサンを食えなかったことだ。
そして、連絡先を交換したかわい子ちゃんからの連絡すらもまだない。