サンフランシスコには有名な橋がある。それは観光名所にもなっている『ゴールデンゲートブリッジ』だ。
私も、バークレーに住んでいた時は、サンフランシスコ市内にいく時、使っていた記憶がある。当時は、何も考えず使っていたが、夜に走ると、橋の中は、意外にも薄暗くて気味が悪かったなと。
そして、今更ながら『ゴールデンゲートブリッジが世界一の自殺の名所だった』だという事実が発覚しビビっている。ということで、今日は『ゴールデンゲートブリッジの闇』について調べてみました。
まさかの世界一!!『飛び降り自殺が1番多い橋』ゴールデンゲートブリッジ
夜にはキラキラ輝く『ゴールデンゲートブリッジ』。実は、二週間にひとりの割合での自殺者が出ているのだ。そして、現在から開通以来1653人以上にも上り、世界一飛び降り自殺の多い建造物として認定されている。
しかもこの数字には、飛び降りるところを目撃された人の数と、回収された遺体の数しか含まれていないので、実際には、もっといる。
そして、飛び込みにかかる時間はたった4秒で、過去972名中、生存者はわずか19名であり、自殺成功率は、98%という高い数字を叩き出している。
自殺者の多くは、若い男子学生。85%がサンフランシスコ住民で衝動的なものである。
驚くことに、ゴールデンゲートブリッジで飛び込み自殺し、生還した35人ほぼ全員、飛び込んだ直後の後悔を語り、自殺は衝動的なものだという調査の結果が出ているそうだ。
以下のサイトの調べによると『飛び降り』の自殺者は、他の自殺手段から比べると、若い人が圧倒的に多く、特に『ゴールデン ゲート ブリッジ』の飛び降り自殺者の 平均年齢は 40歳未満で、ほとんどが10 代か 20 代前半の若者だったのだ。彼らは、橋を選んだ理由に、早くほぼ確実に死ねるから。と答えている。
自殺で有名な『ゴールデン ゲート ブリッジ』は、世界中から自殺志願者がやってくると思われているが、実際は、自殺者の85% が橋から車で 1 時間以内に住んでいて、92%がカリフォルニア在住という結果だそう。国外出身者は たったの8%未満だった。
そして、死亡検視局が発表した 15年間のレポートによると、ゴールデン ゲート ブリッジ自殺者の中で、一般的な職業は学生で、2番目に多いのは教師だったそうな。
生存率はたったの1%!! 飛び降り自殺から奇跡の生還者が語る。
ゴールデンゲートブリッジで飛び降り自殺した人は、ほぼ助からず、助かるのは1%という驚きの自殺成功率の高さである。しかし、奇跡的に助かった人もいる。
それが以下のインタービューで『ゴールデンゲートブリッジでの自殺体験』を語るケビン・ハインツさんだ。
2000年9月、当時19歳だったケビン・ハインツさんは、自殺するために遺書を残し『ゴールデンゲートブリッジ』の上を歩いていたという。
しかし、飛び込んだ後のすぐに、後悔の念に襲われたが、時遅し。。生還は絶望的に思われたが、なんと、ケビン・ハインツさんの周りにいたアシカたちが沿岸警備隊が到着するまで、ケビンさんの身体を押し上げて、助けていたそうだ。
その上、彼が飛び降りた瞬間を目撃し、すぐに助けを呼んだ女性の存在あり、奇跡の生還につながったという。
そんな双極性障害からの自殺願望に苦しめられた過去をもつケビンさんは、現在、自殺願望がある人を1人でも助けようと呼びかけて活動している。
ゴールデンゲートブリッジ『自殺対策77億円』
ゴールデンゲートブリッジでの自殺の状況をなんとかするため、2020年、飛び降りた人を受け止める鉄製のネットを設置された。費用はおよそ7600万ドル(約77億9500万円)という大規模な工事が行われた。
このネットのおかげで、橋の建設期間中の4年間は、少なくとも19人の命が救われたとされているが、その後、さらなる柵の設置を求める動きでは、美観や財政的な理由からまだ実現されていない。
自殺者の心霊現象!?ゴールデンゲートブリッジ中で聞こえる『不気味な音』
自殺の名所という悪名高き『ゴールデンゲートブリッジ』は、不気味な音聞こえることでも有名だ。
それは、飛び降り自殺をした人たちの叫びにも聞こえるので、心霊現象なのではないか。と言われることもある。しかし、それは、風が強い時に自殺防止の手すりが擦れて出るホイッスル音だともされているが、ぶっちゃけ真相はわからない。
ただ、その音は近隣の住人まで響くほどで、『イライラする、心配になる』など苦情も多く、2022年までに改修工事が行われ、心霊現象は無くなるともされているが、、、今だに鳴り続けていたらマジで怖い。
ゴールデンゲートブリッジは、アメリカ建築の中で最も有名な建築物である。しかし、その反面、世界一の自殺の名所となってしまったのだ。
『絶景と言われるところには、必ず自殺者が現れる。』と言われるが、美しいところで死にたいという願望の現れなのか。それとも、輝かしい街の中で生きることに疲れてしまった人たちの皮肉というサインなのかはわからない。