ヴィクトリアシークレット時代遅れ!!『いじめ差別の闇』で閉店が相次いだ話。

　 ヴィクトリア シークレットの成功の裏には、『男性』がいた。そして、衰退した要因も『男性』だった。

一瞬、『は？』となりそうな事実に、『ヴィクトリア シークレット』の闇があった。今日は、そんな闇多し『ヴィクトリア シークレット』について暴いていこうと思う。

たった1人の男が自分のために作った女性下着ブランド。そして自殺。

『ヴィクトリア シークレット』が生まれたきっかけは、たった1人の男の不満からだった。

創設者のロイ・レイモンド氏（写真左）は、嫁のために下着を買うことが、はずかしく苦痛でしょうがなかった。そこで、彼は、男でも女性の下着店に入れるような場所を作ったのだ。それが『ヴィクトリア シークレット』の始まりだった。

スタンフォード・ショッピング・センターにヴィクトリアズ・シークレットの一号店を設立した後、彼は400万ドルで『ヴィクトリアズ・シークレット』をすぐに売却することになる。

売却後、創設者レイモンドは、ゴールデンゲートブリッジから身を投げ、46歳という若さで亡くなったのだ。


 




売却後、エドワード・ラゼック氏により運営されたビクトリアシークレットの『ファッションショー』は、ブランドのイメージを高く位置付け、地位を確立させていくことになる。1990年代初頭までに、全米で 350の店舗を持ち、売上高が10 億ドルを超えるアメリカでトップの下着ブランドになった。

しかし、2018年、ビクトリアシークレットが、マイノリティーモデルをキャスティングすることへの嫌悪感を表明した後から、『ビクトリアシークレット』の風当たりが強くなっていく。

ヴィクトリアシークレットの衰退したきっかけ!!『児童買春の罪』と謎の獄中死。

ビクトリアシークレットの逆当たりが、ますます強くなっていた最中、新たな事件が浮上した。

児童買春の罪で有罪になった男（ジェフリー・エプスタイン）と、ビクトリアシークレットの当時のCEOレスリー・ウェクスナーの深い関係性が発覚したのだ。

性犯罪者ジェフリーは、『ビクトリアシークレットのCEOと仲良しだ』と会社のスカウトを装い、未成年の女性たちを誘っていた。ウェクスナーはそれを容認していたのでは？ということで、で批判を浴び、2020年にCEOを退任するまでになる。

ニューヨーク タイムズが『時代錯誤のいじめ文化』と表現。

2020年になると、いよいよ『ヴィクトリアシークレット』は窮地に立たされることになる。

ニューヨークタイムズが、『ビクトリアズ・シークレットの幹部（レス・ウェクスナー氏とエド・ラゼック氏）が女性蔑視やいじめ、ハラスメントの文化を作った』と報道。

そこには、彼らが作った『ビクトリアズ シークレットのファッション ショー』による、高く痩せた白人女性をフィーチャーことによる多様性の欠如などが理由として、指摘された。

その中でも、幹部あったエド・ラゼック氏のセクハラ行為、自分の膝に座るよう求めたり、女性に携帯電話の番号を教えるよう要求したり、自分にキスをするよう求めていたという事実も公開。

それもあってか、ファッション ショーは時代遅れであるという批判を招き、視聴率が低下したという。

相次ぐ店舗閉鎖の波。まだ『日本に店舗』はあるのか？

2020年、ヴィクトリアズ・シークレット英国法人が破綻していた。また、同年に、2020年、北アメリカにある250店舗を恒久的に閉鎖することになる。さらにカナダでも複数の店舗までもが閉鎖。

コロナの発生以前から、ヴィクトリアズ・シークレットは、スキャンダルで苦境に陥っていたのもあり、相次ぐ店舗の閉鎖は、あまり驚かれなかった。という。

Huluで配信!!『ヴィクトリアズ・シークレット衰退』のドキュメンタリーが話題に。

いまでこそ、『ヴィクトリアズ・シークレット』は多様性も謳い、あまりの『方向転換』ぶりに議論されているが、やっぱり一度ついたブランドイメージが強力だけに、『ヴィクトリア・シークレット』は、多様性の標的にもなるので、本当に大変だと思う。

最近は、Huluで『ヴィクトリア・シークレット衰退』のドキュメンタリーが配信され、話題になっているようだ。（↑のyoutube）


個人的に『ヴィクトリアズ・シークレット』に対して思うのは、セクハラマインドのおっさんが、時代に追いつけなくなったのでは？という感想でしかないが、どっちかというと『性犯罪』と絡んだ『謎の死』にドス黒い闇を感じるのは、私だけではないだろう。