現在(2023年1月)、アメリカで卵の値段が高騰している。
場所によっては、3倍近くも値上がりしていて、卵がダイヤのように扱われている事実を知ったので、今日は、卵高騰の謎について調べてみました。
卵の値段がひとパック『7ドル!!!(約850円)』
アメリカの各地域では、まれに見る『卵不足』で、スーパーでは『卵切れ』が多発しているらしいのだ。卵があっても、『1パック7ドル』と通常の価格の倍以上になっている。
消費者物価指数 (CPI) のデータによると、卵の価格は 2022年に急騰。1パックの卵の卸売価格は、米国で約3.30ドル、一部の州では7ドル以上にもなるという。
アメリカ人のツイッターの声を聞いてみると、やはり『卵高騰』で苦しめられている人がいるのが事実だ。
My local supermarket. What about yours? pic.twitter.com/byY06i2RVb
— Don Lemon (@donlemon) January 17, 2023
The serious egg price saga continues: pic.twitter.com/nM1B8fX9h1
— JustynTyme (@JustynTyme_) January 18, 2023
卵の値段が高騰!!一個売る店も。。
アメリカの異常な卵高騰で、ついには、一個ずつ卵を売る業者も現れてきた。
Single eggs being sold at the grocery store now incase you can't afford more. $1 an egg. #eggs #EggShortage #eggflation pic.twitter.com/cHWND5AbEO
— North_Star_22 (@IYAOYAS311) January 12, 2023
I got eggs 2 for 5$ #StocksToBuy #eggflation #Deals pic.twitter.com/2v1iT0cbFd
— TheSentientNFT 🤙 (@NFT69420) January 16, 2023
卵高騰の原因は『鳥インフルエンザ』だった。
アメリカでこの異常な卵の高騰の原因は、ずはり『鳥インフルエンザ』だ。
USDAによると、2022年の鳥インフルエンザにより、47つの州で約 5,800 万羽の鳥が死亡が確認され、307箇所の鶏施設からの感染の報告があったそうだ。
アメリカ全体の卵の生産量は、 2021年12月の97億個から2022 年11月には、89億個に減少した結果に。
放し飼い法案のカリフォルニアが『卵不足被害』が1番大きい。
今回1番、卵高騰が高かったのが『カリフォルニア』だ。
カリフォルニア州の施設、サンホアキン郡、ソノマ郡、グレン郡、フレズノ郡、サンディエゴ郡 の15ヶ所だけでも、約 781,000 羽の鳥が影響を受けたとの報告され、全米で最も大きい被害が出た。
カリフォルニア州だけでも、過去1年間の感染により75万羽以上の鳥が死亡し、1パック(12個入り)の卵が平均7.37 ドルで卸売りされる事態になったという。
被害を食い止めるには、野生の鳥と家畜の鳥を分けることなのだが、カリフォルニア州では2022年からは、卵はケージフリー(放し飼いの飼育法)でなければならなくなったことも影響したという人も多くいる。