アメリカ

【宗教の闇】ステラおばさんはアーミッシュだった話。

9月 16, 2022

日本では『統一教会』という怪しい宗教の存在が騒がれているが、アメリカにもナゾの宗教団体があるらしい。アメリカ人たちに聞いてみると、『アーミッシュ(Amish)』と言う宗教団体が、もっとも身近にいてナゾの思想で有名だと聞いた。

彼らは、現代文明を拒否し、今も自給自足の開拓時代で時間が止まったような生活送っているというのだ。すげー興味深かったので、今日は、『アーミッシュ(Amish)』というナゾの団体について調べ尽くしてみよう。

BOO
文明文明を断固拒否して、今も大昔の開拓時代のような生活を送るアーミッシュの考えとは一体。。。

ナゾの宗教団体『アーミッシュ(amish)』とは?


『アーミッシュ』は、アメリカやカナダ一部で自給自足の生活を送る、ドイツ系移民のキリスト教の一派の団体で、主にペンシルベニア州に約8万7千人、オハイオ州に8万人以上、アメリカ全土では、約20万人ほどいるといわれている。

女性はワンピースと布製の『ボンネット』と言う帽子、男性はシャツに吊りズボンとヒゲが特徴。アーミッシュは、大人になったら、あごひげを伸ばす習慣があって、何年もヒゲを伸ばし続けているという。


アーミッシュの暮らしは、移民当時の開拓時代の生活を守ることを信念にしているので、車なし、電気なし、水道シャワーなし、携帯なし、テレビなしの昔ながらの自給自足の生活だ。

彼らは農耕や牧畜で生活しているが、そんな自給自足の生活でも、やはり限界がある。そこで彼たちは、自分たちで作った『ハンドメイドの家具』や『手作りハチミツ』『農作物』『手作りキルト』などを販売して、収入源にしているのだ。

そーいや、『アーミッシュ』は選挙をしない民族でもあったが、最近は、政府が『アーミッシュの農耕や牧畜』に対して税金とったことがきっかけで、『アーミッシュ』も参加するようになったとか。全く収入がないと言うのはやっぱり無理があるよな。


アーミッシュたちが売っている無農薬の野菜や手作りのお菓子は、化学肥料を全く使っていないので、人気が高く高級ホテルなんかでも取引されているというから驚きだ。

BOO
アーミッシュは、かなり商売上手らしい。

アーミッシュの移動手段はなんと『馬車!!』


アーミッシュは、『車』という文明を拒否しているため、移動手段はもっぱら馬車だ。

BOO
服装もあって、まさに開拓時代の光景だ。


しかも、アーミッシュのいる場所には↑のような『馬車が通る』という看板があり、『馬車の追い越し』は禁止されているのだ。

BOO
アーミッシュの馬車の追い越しは、罰金!!

アーミッシュは『コミニティー』が全て。


アーミッシュのコミュニティ内では、神父がすべて決めるのだ。そのため、神父がヤバい奴だった場合は、コミュニティがヤバい団体になっていることも少なくないという。全てが神父次第だ。

しかも、決まりを破った場合は、アーミッシュのコミュニティから完全に無視され、最終的に家族にも見放され追い出されるらしい。

そもそも、アーミッシュは、社会への繋がりを拒み、コミュニティ以外の人との関りを持たないように避けて生活しているので、コミニティーが全てで、新しい家を建てるときには全員が集まって、助け合いで建てていくという。

BOO
車が故障して、通りかかったアーミッシュに助けを求めたところ、車を乗らないから。と拒否されたそうだ。

アーミッシュは、16歳になると『規則を破れるナゾの期間』がある。

アーミッシュの人たちは、16歳になると一度親元を離れて暮らす『ラムスプリンガ』という期間がある。

『ラムスプリンガ』の期間では、厳しいアーミッシュの規則から解放され、やりたい放題できるのだ。酒、タバコ、ドラッグ、IT文明なども、ぜーんぶオッケーだ。

そして、『ラムスプリンガ』の期間が終わる18歳には『またアーミッシュの生活に戻るか、それとも、絶縁して暮らすか』を決めさせられると言う。そして、アーミッシュのほとんどが、アーミッシュの生活に戻ることを選ぶんだそうだ。

BOO
たった18歳の若い子に、家族とも一生絶縁して1人で生きていくという選択は酷だろう。

しかし、アメリカのテレビ番組『アーミッシュ・イン・ザ・シティ』の中で、アーミッシュの子供達をロサンゼルス大学生としての生活をさせると、9割以上が、アーミッシュとの絶縁する選択したという出来事もあるそうだ。なんとも。なんとも。

アメリカ国内で最も急速に拡大している宗教グループ『アーミッシュ』

今、アメリカでは『アーミッシュの暮らし』に憧れを持っている人も少なくないという。自給自足でコミニティーの中で助け合って生きていく生活は、現代にない豊かな生活にも見えるので、自ら『アーミッシュ』を志願する人も少なくないそうだ。

そして、アーミッシュは、コミュニティを離れる人がほとんどいないことから、アメリカ国内で最も急速に拡大している宗教グループになっているのだ。

BOO
アーミッシュの女性は、子どもをたくさん産まなくてはならないというのも、人口の増加につながっているらしい。

女の子が犠牲になる『アーミッシュの闇』もある。

アーミッシュの自給自足の生活に憧れを抱く人も多いが、アーミッシュと言う宗教団体は『レイプ』が多い宗教でもある。

アーミッシュの女の子たちは、兄弟や父親、隣人、牧師から、性的虐待を受けていることも多く、コミニティーも閉ざされているので、大人に相談しても、レイプされたことを隠し、ひたすら我慢しなければならない環境にある。

BOO
せまく、伝統的なコミニティーの中で、性の犠牲になりがちなのは『抵抗できない子供』だ。

全米を震撼させた『アーミッシュの学校の銃事件』

2006年10月、アーミッシュの子たちが通う小学校に『神を憎んでいた』という近所で牛乳配達をしていた男性が侵入し、児童や教員を銃で殺傷する事件が発生した。犠牲になったのは、13歳のアーミッシュの少女たちだ。

BOO
小さな子たちの身代わりになろうした13歳の女の子が射殺されたと言う事件。

もっと驚くのが、殺された女の子の祖父が『犯人を許そう』と言い、犯人を家族を少女の葬儀に招待したのだった。アーミッシュの人たちは『平和主義』を信念にしており、『心の中に恨みを抱いてはいけない』ということから許したのだったが、そのニュースに全米の人たちが驚愕した。

アーミッシュの若者が時代を体験する『Breaking Amish』が面白い。

[ アーミッシュの若者がNYライフデビュー。テレビ番組「Breaking Amish」 ]

アーミッシュとして暮らしてきた女の子たちが、NYの暮らしを体験するというアメリカの番組がある。大昔の人が現代社会にタイムスリップしたように驚く女の子たちが映し出されている。

BOO
自給自足の生活だったアーミッシュの女の子が、今までみたことない文明に驚く姿が可愛い。

ステラおばさんが『アーミッシュ』だった!!


日本で人気の『ステラおばさんのクッキー』。実は、このおばさんは『アーミッシュ』だったというから驚きだ。

BOO
た、たしかに『ステラおばさん』の風貌はアーミッシュぽい。

しかも、ステラおばさんの故郷は『ペンシルバニア・ダッチカントリー』というアーミッシュが多い場所で、ステラおばさんのクッキーは『アーミッシュのレシピ』なのだそうだ。

公式ホームページに『ステラおばさんから教わったアーミッシュの考え方と同じものが、たくさんあることに気付きました。』という記載がある。ステラおばさんはアーミッシュだったのだ。

BOO
ステラおばさんは、『アーミッシュ』と言われて、なんか納得。

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