ポートランドで人気のドーナッツ屋さんがある。
人気の理由は『菜食主義(ビーガン)』のドーナッツが食えるから。
卵も牛乳を使わないドーナツの口コミの評価が高いとはっ!これは一度食って見なければ!!と潜入。
いざ、菜食主義者(ビーガン)が集まる『ドーナッツ屋』へ!!
この店の場所、歩行者や車が地味に入りづらい。駐車場もほぼないし。土日行くと路上駐車が埋め尽くされている。
この時点でドーナッツへのハードルが上がる。無駄に遠回りしたのでな。
ポートランド産で季節毎の『変わり種メニュー!!』
店の中に入ってみると、3畳分くらいの狭い店の中にドーナッツがひしめき合っていた。
私が店内に入ると3組同時に入って来たので、あっという間に行列店になった。5−6人ですでにギュウギュウ状態の店内。
『早く選ばなければっ!』と思った先には変わり種のメニューがいっぱいあって、さらに困惑した。
後ろの行列のプレッシャーの中、そっこーで選ぶ。
背後のプレッシャーを感じつつも、最大限にイメージをふくらませた。
今でも英語は読み取れないが、食い物になると異様に読めてしまう自分を誇りに思いつつ、この時ばかりはクリームがやけに重そうで断念した。
後から聞くと、これが一番人気だったらしく、2つしかなかった理由がわかる。うしろの人、ほっとしただろう。
色んな意味で危険そうな『自家製ミルクのふりかけ味』となるドーナッツも辞退しておいた。
なんとか食の保守派にふさわしいドーナッツを見つけた。
その名も『ブルックリンブラックアウトドーナッツ』。名前がややこしいが、チョコドーナッツだ。上にチョコクッキーがまぶしてある。
外に出て『ひとつ450円!!高級ドーナッツ』にショックを隠せない。
購入した、たった一つのドーナッツを握り締め、外に出てみる。
どこで食うか問題だ。外のベンチが汚いし、濡れている。
そして、地味にドーナッツが高くて凹んでいる。一個450円ぐらいのドーナッツだったとは。ビーガンドーナッツってことをすっかり忘れていた。
まーいいや。相当ドーナッツがうまいんだろうし、何より全てローカル産だ。こだわってるに違いない。
結論:『油っぽい!!』しかし、ビーガン食はビックチャンス市場なのかもしれない。
歩きながらドーナッツをむさぶり食ったが、足を止めるほどの旨さではなく、むしろ古い油の味と結構パサついているというのが気になった。でも、卵と牛乳なしでドーナッツをうまくするのは難しいのだろうなという感じもする。
結論的に、肉食の私がこの店に行くメリットが見つからない。ただ、この味のレベルでも人気店だというのだから、ポートランドのビーガン食はかなり需要があるのでは?とビジネスチャンスの可能性の香りも匂ったりした。ポートランドは、若い人のビーガンが多くなっているいうのも納得できる。