今回の話は、到着直後に食ったカナダ飯『丸亀製麺うどん』との出会いだ。
カナダで丸亀さんに出会えるとは思ってなかったのだが、ホテルに行く途中見つけたので食ったら脂がやばくて死にそうになったという話。
カナダの駅に到着したが、、『誰もいねー!!』
やっとの思いでカナダに到着したのだが、、到着した駅には誰もいなかった。
まーいいや。カナダで飯を食うため現金をゲットしておこうじゃないか。
『初カナダ飯』を食おうじゃないか!!
さぁさぁさぁ!昨日の深夜からロクなものを食っていない。カナダ飯でいっちょ景気でもつけようじゃないか。夜の7時過ぎなのに、まだまだ明るいのが素晴らしい。
中華街で『人気のベトナムレストラン』が1時間待ち。。
駅から中華街に行く途中、女性のホームレスさんに出会った。
ポートランドのホームレスたちのように『ドラック中毒で目がいっちゃってる!!殺されるっ!』という恐怖は全くなく、むしろ挨拶できるレベルの平和な感じ。
さ、着いた。ここが第一希望の『ベトナムレストラン』だ。
カナダに行ったことある友人たちからココうめーよ。とすすめられていたので目をつけていた。
中に入ってみると、超満員でしかも並んでいる。店員さんから『1時間以上待ちだから席が空いたら電話(テキスト)するシステム。』と言われて電話番号を渡したが、今だに連絡がない。
閉店間近の『丸亀うどん!!カナダ店』に駆け込みセーフ!!
ホテルに一旦帰って、ベトナム店からの電話を待っていたのだが『これ、絶対無理だろ』という感じで違う店に行くことにしたのだが、、カナダの飲食店は夜9時には閉まるが多く、あと30分しかない事態になっていた。
急ぎまくって、近くにある『丸亀製麺』にダッシュで行くことにした。病み上がりに空腹でダッシュは結構キツイ。
閉店間際の丸亀製麺に入いると元気な店員さんが迎えてくれたので、秒速で『肉うどん』を選んだ。
私の肉うどんを作ってくれていた店員さんが『もう閉店だから肉多めにおまけしておいたよ!』と言ってくれて、『ああ!やっとツキが回ってきた。』と心底救われた。
調子に乗った結果、、脂っこくて、、、完食できず。。
肉を多めにもらった私はいつも通り、どんどん調子に乗っていった。その証拠に、病み上がりだと言うことを忘れて消化の悪そうなでっけぇイカ天を選んでいる。
今思うと、絶好調の時でも完食できそうもない量を頼んでいることに恐怖を感じる。なんというお調子者だ。
結局、通常でも完食できない量を病み上がりの自分が完食できるはずはなかった。
イカ天から湧き出る油。蛍光灯の光と共に輝く油。柔らかめのうどん麺。その存在感は直視できないほどだ。
カナダの『丸亀うどん』は病み上がりに食うものではない。
白目を向きながらうどんを食っていたら、天井の照明がうどんの形でできていて、一瞬どこの国にいるのかワケがわからなくなった。自分がうどんの世界に吸い込まれて、なんかギラつく怪物と戦っているような気もしてきた。
胃もたれしながら、ホテルに帰るためにカナダの夜の街をとぼとぼ歩く。
さっきは急いでいたのでよくわからなかったが、カナダの夜道はとても綺麗で都会的で傷ついた心と体に沁みた。そして、今んところカナダの思い出は『イカ油』と『今だにかかってこない電話』だけだ。
ああ。明日はカナダ2日目。。明日こそはっ。。