カナダ

アムトラック列車の旅!!『後ろのねーちゃんの独り言』にやられた話。

5月 28, 2024

前回からのづづきの話。前日の深夜に吐き気と下痢と戦いながらも、早朝から家を出発し、カナダ旅行を決行することにした。

なんとかポートランド駅に行き着いて、アムトラック専用のゲートから乗り込む。寝てしまえば無問題と思ってたのに、、アムトラックなかなかのヤバい乗り物だった。

BOO
もうアムトラックに乗って寝てしまえばこっちのものさ。はははは。(←恐るべし無知なる期待)

いざ!!『人生初のアムトラック』に乗る。

実際、人生初のアムトラックにかなり期待していた。

今回のカナダ旅行は、アムトラックに乗るために計画したと言ってもいいくらい、アメリカ版の汽車を一度でいいから体験してみたかったのだ。

今考えると、日本の新幹線くらい?と考えていた私はアメリカの恐ろしさを完全に舐めていた。

BOO
アムトラックの初乗り。一生忘れない思い出になるだろう。

目の前で見るアムトラックは、かなりゴツかった。

日本の新幹線とは程遠い見た目。田舎のドカタ職人のじーちゃんのような圧倒感とアナログ感が隠しきれてなかった。

BOO
アムトラック、、めっちゃゴツい。。新幹線とは全く違うぞ。。

ゴツい中にも、ほのぼの瞬間があったのは忘れちゃいけない。

乗車する時足場が悪かったのだが、前の女性の重い荷物を見知らぬ男性がすっと持ち上げていたのだ。『不便な中にこそ優しい瞬間が生まれる。乗りにくいというのも意外とありだな。』とほのぼの思ったりした。

BOO
不便な時こそ、優しい瞬間が生まれると思うと不便なままでいいのかも?

果たして、、アムトラックの乗り心地はどうなのか?

アムトラックの中に入ってみると、席の向きが両方あった。

どっち向きで発進するかわからなかったので、後ろ向きになるのか?前向きなのか?は発進するまでわからない。。

結局、私の席は後ろ向きに発進するということが判明したのだが、マジで酔いそうなのですぐに席を移動した。体調が悪い上に、後ろ向き発進は耐えれそうもない。

BOO
アムトラックは、指定席がないので好きな席に移動できるのがありがたい。

好きな席に座れると言ってもチケットを点検する係員は当然いる。アムトラックだけで200ドル(2万)近く払ったんでな。

しかし、その係員は客と見分けがつかないほどのオッチャンだった。

客だと思っていたおっちゃんが、実はチケットの点検の係員というのは死ぬほどビビるものである。

BOO
ちゃんとチケットを持っているのに、突然現れたおっちゃんにビビる私。

今回、トイレにお世話になることはなかったが、、、見学しに行くと想像を絶するほどの汚い中身がそこにあった。

まじで、トイレにお世話にならなくてよかった。。

BOO
慌ててトイレの蓋をしたほどの、、、汚い便器。。やべぇよ。。

もう。何もかも日本の新幹線と違うじゃないか。

乗る前に『不便もいいかもなぁ。。』と一瞬を思った自分に往復ビンタしたいくらい、今はアメリカの不便さを呪う。全てを忘れて床につこうと2席を占領して寝ることにした。

BOO
今のところ、ありがたかったことは自分の足の短さのみだ。

睡眠妨害!!後ろから『謎の呪文』のような声が聞こえる。

体調が悪い時は、寝るしかない。

昨夜から1時間ぐらいしか寝ていないのですぐに寝れるはず。。。と思いきや、後ろから謎の呪文のような声がブツブツ聞こえてくるではないか。。

おにーちゃんか?おねーちゃんか?わからないが、ちょっと野太い声で『わぁ!かわいい家が見えるわぁ!』とか『わぁ!なんて綺麗な自然なの!!』と終始キャピキャピした独り言のような呪文が聞こえてきた。

これが終始3時間ずっと続いたのだからつらい。。さらに『ガタンゴトン』という列車の音と時々鳴り響く『ポッポーぅ!』というハイテンションのミックス音で頭が狂いそうだった。

BOO
勘弁してくれよ。。アムトラックもガタゴト音デカすぎて、頭が割れそうだ。。

やっとシアトル駅に着いたのだが、、、、

全く熟睡できずに、なんとか3時間持ち堪えてやっとシアトル駅に着いた。。謎のパリピ協奏曲でマジで溺れ死ぬかと思った。

これほどまでについていない旅も始めてだ。大人しくキャンセルしておけばよかったのかもなぁ。。と本気で後悔したりしたが、これはまだまだ序盤の不運の始まりだった。

BOO
この後もまだまだ続く不運の旅。。。疫病神でもついていたのか。。

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