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『日本の暗黙のルール !!』アメリカ人が理解不能なマナーランキング。

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  アメリカにいると、日本で自然と身についた『暗黙のルール』で苦しむことがある。

日本の『暗黙のルール』が未だに取れないので、暗黙のルールを知らないアメリカ人たちに対して、

BOO
おいこら。そこのアメリカ人、何やっちゃてんだ!!!コラ。

とモヤモヤすることがある。

もちろん、アメリカで日本の暗黙のルールを理解してもらえるなんて自分の押し付けでしかない。だからこそ誰にも吐き出せず、一人でモヤモヤすることがある苦しみをここに書き出そうと思う。

1.『人の家の冷蔵庫を開けてはならぬ。』




シェアハウスに住めば、誰だってオープンに冷蔵を開ける。そんなんでその光景は慣れてきたが、いまだにアメリカ人のパーティーで、人んちに入って、冷蔵を勝手に開けてビールを飲み出すアメリカ人たちに対して慣れねーなぁ。と思う。

『勝手にビール出して飲んでいいよ。』と言われても、体が硬直して動かなくなるし、『人んちの冷蔵庫は開けてはならぬ!!!』と小さい頃からばーちゃんに教わってきた呪いが未だに解けないのだ。

BOO
どうしても、人ん家の冷蔵庫が開けられない。ほ、本当に勝手に開けていいの?と100回くらい聞いてウザがられる。



2.『銭湯でタオルを絶対入れてはならぬ。』



日本の銭湯ではタオルは絶対に湯船に入れてはならんのだ。

特に私の生まれた温泉大国山形では、『湯船にタオル』は一発アウトだ。誰も何も言わないが、東北特有の白い目で見られていたたまれなくなる。

BOO
頭に乗せたタオルが落ちないようにするのに必死しすぎて、温泉をうまく楽しむことができなかったトラウマまである。

アメリカにもある野外温泉(ホットスプリング)があるが、奴らは水着でも入るし、ビーチサンダルを履いたまま湯船に浸かる光景に唖然としたことがある。タオルどころじゃねー騒ぎだ。

3.『人の家いく時は帽子を取を外せ。』




『家では帽子を脱げルール』は、日本特有だ。暗黙のルールだからこそ、誰も何も注意もしないが、人んちで帽子を脱がなかったり、挨拶でも帽子を被ったまま会釈は『礼儀がない人』と思われる。

アメリカに行くとどこでも帽子をかぶれるので楽だよなぁ思うが、いまだに『あ、やべ。帽子脱ぐべき?』と体が反応してしまい、共同不審になりアメリカ人から『は?』という反応をされる。

BOO
帽子を取った時の髪型が、やばすぎて一生被っていたい。



4.『最後の一つは食ってはならぬ。』


これも日本あるあるだ。最後の一つがどうしても残る。これは遠慮の塊と言われる暗黙のルールだ。

誰かに教わったわけでもないが、日本人の悲しい習性なのか『最後の一つは誰も食わない。』

逆にアメリカでは、最後の一つが残ったという光景を見たことがない。奴らはしゃべりに必死で何も考えてねーだけだと思うが。

BOO
日本人は気を使いすぎなのかもしれんなぁ。

乾杯での『グラスの高さは身分の高さ』の証明。




会社の飲み会では、乾杯する時に上司のコップより高い位置にいたら『常識ねーな。』と心でジャッジされる。当然暗黙のルールなのであまり注意する人もいないが、このルールを知っているかどうかで人間性まで見られることがある。

BOO
本当にどうでもいい風習だが、一度慣れてしまうと考えずにはいられなくなるのが辛い。



5.『結婚式では白を着てはならぬ。』




結婚式では白は花嫁の色で、他の人は白は遠慮しなければいけない暗黙のルールだ。また、フリフリした目立つ衣装を着ていたら、あいつは結婚式なのに花嫁より目立とうとしているヤバい奴。と言われる。

BOO
こーいった日本人の気の使い方は、気遣いという優しさなのだが、集団ジャッジの恐ろしさも潜んでいる。

6.『上司より先に帰ってはならぬ。』




『上司よりも先に帰ってはいけない』という暗黙のルールは、違法でしかないので誰からも言われることはない。

しかし、上司がいるのに、定時きっかりに帰えってしまった日には、次の日『お前、仕事もっと頑張れや。』という超遠回しの説教を食らう。

BOO
目は口ほどに物を言う上司がいるので、空気が読める日本人は、誰も定時になんか帰れない。



7.『会社の上司よりも先に食べてはいけない。』




これも『遠慮の塊』と似た暗黙のルールで、会社の上司とかランチに行った時、自分のものが先に来ても待っていて、上司から『先に食っていいよ』と言われるまで食ってはいけないという謎のルールがある。

食っても別にいいのだが、暗黙的にジャッジされるのが暗黙のルールの怖いところだ。

BOO
逆に常識がない上司だと『先に食っていいよ。』と言われないから、もう別に食ってしまっていいかもしれん。と思ったことがある。

8.『上座に座ってはいけない。』




座る時に、なんとなく体が上座を避けてしまう体質がある。

小さい頃に、じーちゃんが『あの人は上座に座って行った。』と軽蔑した目で言ったことが忘れられなくて、今だに上座はトラウマである。

BOO
特に田舎では、上座だけは無言の圧力がかけられているので、KYならぬ勇者しか座られない仕組みにもなっている。



おまけ:東北限定!?『何か勧められ受け入れる時、2回は断って3回目で受けるべし。』




最後に私が地元を出て、本当に苦しんだ『東北ならでは?の呪いという暗黙のルール』を紹介しよう。

それは、人に何かを勧められたら、それが欲しくても2回は断って、3回目に勧められて初めて『じゃー、頂くね。ありがとう。』ってのが礼儀だという暗黙のルールだ。進める方も3回は聞かないといけない。(本当にいらない時は、3回目で強く断って本当にいらないという意思を表明する風習。)

日本人でもこの暗黙のルールを知らない人が多いので、多分、京都の人か東北地方だけの強い風習なのだと思っている。ちなみに関東出身のかーちゃんは、東北の?この暗黙のルールがわからなすぎて苦しんでいた。

こんな変なルール、絶対にアメリカでも日本でもあまり通用しないのだが、体に染み込んでしまった呪いが解けずに、無意識に断ってしまって貰えなかったり、必要以上に相手にすすめてしまう。といった支障が出ている。本気で自分自身が一番めんどくさいと思う。

BOO
1回ですすめて、『欲しい。』という人にドン引きしてしまう自分が恐ろしい。

ということで、誰も注意しないし怒られないけど、心でジャッジされる暗黙の日本のルールでした。海外に来て初めて、この暗黙のルールという呪いを自然にかけられていたことに驚くのだ。しかもこの呪いは、なかなか取れない。知ってしまったら最後だ。
これを書いた人
boo
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