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今『15分都市計画(スマートシティ)』が再注目される!! アメリカの未来型都市とは。

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  アメリカは車中心の社会。しかーし、コロナ以降『アメリカのまちづくりの概念』が変化しつつあるそうだ。

ここ最近、『スマートシティ』と呼ばれる、車を使わず、徒歩や自転車で交通機関圏内で全ての生活ニーズが揃うまちづくりが再注目され始めてきたという。

この『スマートシティ』の概念は、10年以上前に考案され『15分都市』『20分都市』『コンパクトシティー』とも呼ばれてきたが、一方で批判も多く実現が難しいと言われていたが、コロナ以降、コミニティーの見方が変わり、最近また見直されたというのだ。

BOO
賛否両論あった『スマートシティ』は、コロナ以降、再注目され始めてきた。

車を持たない新しい街を作る!!『15分都市計画(スマートシティ)』



『15分都市計画(スマートシティ)』とは、車を持たずに徒歩15分、20分ぐらいの範囲で満足な生活しようぜ!という街のことだ。都市計画とも呼ぶが、東京のようにゴチャゴチャした密度ではなく、近くには自然あるのがポイントだ。

BOO
『15分都市計画(スマートシティ)』は、自然が身近にあり、徒歩圏内で全てが揃う最高の立地である。

また『15分都市計画(スマートシティ)』は、人々が車を使わなくなる上に、道に緑を増やすので地球温暖化につながりエコでもある。


[ 15分都市計画の説明動画 ]

コロナ前はこの構想はあまり現実味がなかったが、コロナで地方から出られない生活が不便だったことや、コロナで人との触れ合い、助け合いの大切さやを見直さざるを得なくなり、見直されてきたということだ。



デメリットもある!!『15分都市計画(スマートシティ)』の批判の声。



こう聞くと『15分都市計画(スマートシティ)』は最高じゃないか!と思うだろうが、批判もある。

実際には、アメリカの土地はだたっぴろいが為、都市構造を変えるのは難しく自動車が必須なところの方が多いのだ。何よりも、そんな中でコンパクトシティーなるもの都市を作れば、また地方と格差が生まれてきてしまうのではという意見があるのは当然な話だ。

過去にユタ州の州都ソルトレイクシティ郊外にある都市・ドレイパーでは、住民が車を持っていなくても生活できる地区をゼロから設計しようした都市もあったが、『スマートシティ都市計画』を押せば押すほど、田舎を選ぶ人たちがどんどん不便になるんではないかと批判も多く出ていた。

また、この15分都市計画が進むと、車の運転ができる地域が制限され、貧困との差が広がる可能性がある。

BOO
このままいくと、車を持っていない人=金持ち、持っている人=貧乏人となる未来がやってきそう。。

実際、コンパクトシティー最先端の街『ポートランド』に住んでみての感想。


実際、私の住むポートランドでは10年以上も前から導入していた。私は、知らず知らずうちに『スマートシティ』に住んでいたということになる。

知らずに『スマートシティ』に住んでいた感想は、もう他の町に住めないくらい最高だ。

過去に、ハワイ島に引っ越そうとしたが、帰ってきてしまったのも『スマートシティ』の便利さに慣れてしまい、『車が必要な町』が不便すぎて住めないということに気づいてしまった。

実際、私のいる町は、徒歩15分以内に、バス停(15分おきで夜中でもある。)があり、公園があり、スーパーがあり、歯医者があり、図書館があり、カフェがあり。何も困ったことがないし、この生活に慣れてしまうと他の町には住めなくなる。

BOO
ポートランドのような程よい自然があり、徒歩圏内で完結できる街になれると、マジで他では暮らせなくなる。



今、億万長者たちが『無価値な土地』を買い占める目的とは。

[ 億万長者が米国の砂漠に 4,000 億ドルの都市を建設する理由 ]

今、アメリカの大金持ちといわれる層が、アメリカのど真ん中にある砂漠のような『何の価値もない土地』を買い占めているのだそうだ。

その目的は、まさに『新たな理想都市』を建設するためだ。

BOO
大金持ちたちが、ゼロから街を作ろうと砂漠を買い占めていたとは。

実際に、アメリカの有名な起業家であるマーク、ロアは、米国内の砂漠の土地を買い占め、新しい都市をゼロから建設するというTelosa計画を発表し、世間を驚かせたばかりである。




また、有名なお金持ちビル・ゲイツは、アリゾナの州のフェニックスの西部の土地を買い占め、「Belmont(ベルモント)」と名付け、スマートシティをゼロから作るということを発表している。

億万長者の投資家であるマーク・ロリーと、著名建築家のビャルケ・インゲルスは、アメリカ西部の砂漠にトロサ(Telosa)という都市をゼロから建設するということも発表している。

BOO
億万長者たちが、続々と買い占める砂漠地帯。そこにはそこには想像を超える街づくりの構想がある。

団塊世代で老後で増える『都市主義者』




日本では、都心から離れ、あえて車が必須な田舎の方に移る若者も増えているという。しかし、アメリカでは逆に『地方の都心化』が進んでいるのが面白い。

これからのまちづくりは『コミュニティー』がポイントになるという。

それは、老後を考えたときに一人では何もできなくなるからだ。車すら運転できなくなるので『15分都市計画』構想は、老後に必須なのだ。また、田舎すぎるのもやだ!といって躊躇していた若者も『15分都市計画』がある田舎なら、それほどハードル高くないので移住し活発化するかもしれん。

まー、でも結局、『住みやすいところには金持ちが集まって、金がないと住めなくなるし、貧乏人は不便なところに追い出されんだよな。』と思ってしまうが、『車がなくても生活できる場所を増やす』という意味でのまちづくりは、老人も増えていくし需要が増えていくのではないかと思う。

BOO
東北地方の田舎出身からすると、東京の密度ゴチャゴチャ嫌だし、田舎の不便もいやだ。そーいう意味で、スマートシティはちょうどいい。
これを書いた人
boo
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